監視画面の前に座り、アラートが鳴ったら手順書を開き、書かれたとおりに対応する。夜勤があって、ずっと画面を見ている。
その仕事は「運用オペレーター」です。システムを止めないために欠かせない、重要な役割です。
ただ、私たちが日々やっている『インフラ運用設計』は、それとは少し違う仕事です。
私たちは、その手順書のもとになるシステムとアラートを「設計する側」にいます。
運用設計とは、こういう仕事です
システム運行の設計
ジョブ管理ソフト(JP1/AJSなど)を導入し、業務部門が作ったバッチプログラムをどういう順序で、どういう条件で流すかを設計します。
「このジョブが失敗したら、後続を止めるのか、飛ばして進めるのか」
「月末処理は何時までに終わる制約があるか」
「リトライは何回まで許すのか、その間隔は何分か」
こうしたジョブフローをジョブ管理ソフトの機能を有効に活用し設計していきます。
業務の中身を理解し、開発部門と対話を重ねながら決めていきます。業務を知らなければ決められない判断です。
監視の設計
開発メンバーやオペレーターが「気づけるように」監視を作るのが、私たちの仕事です。
• どのログを監視対象にするか
• どういう性能問題を、どのしきい値で拾うか
• 製品が出すアラームを、どう監視システムに繋ぎ込むか
製品だけでは監視に必要な機能が足りないこともあり、追加でツールを作り込むこともあります。
監視製品やAWSなどクラウドの監視機能をつかい「何を、どうやって、なぜ監視するのか」を決めるのは人間です。
鳴らしすぎればオオカミ少年になり、誰も見なくなる。鳴らさなければ、障害に気づけない。この線引きも大事なところです。
ログ管理の設計
OSのログ、MWのログ、そして開発で作成したアプリケーションのログなど、誰かがケアしないとシステムは性能が落ちたり、最悪停止してしまいます。
ディスクフルを起こさないよう、ログのローテーション・保存・削除について、仕組みやルールを設計します。
「証跡として何年残す必要があるか」という要件と、「ディスクは有限である」という現実の折り合いをつけているとも言えます。
オペレーターから、設計者へ
私の現場で、運用オペレーターのかたを設計者として指導し見事に活躍してもらったことがありました。
運用オペレーターの経験は、設計に転じたとき、強い武器になります。
なぜ強いか。オペレーターは「現場で何が起きるか」を知っているからです。
• このアラートは、鳴っても実は誰も動けない
• この手順書は、深夜に慌てて読むには複雑すぎる
• この監視、鳴りすぎて誰も見ていない
これらは、設計だけをしていると見えません。運用の現場に立った人間だけが持っている情報です。
設計とオペレーションは、上下関係ではありません。見ている時間軸が違うだけです。 オペレーターは「今、この瞬間」を見て、設計者は「これから先、何年もこのシステムが動き続けるには」を見ているのです。
そして、現場を知っている人が設計に回ると、机上の空論になりません。
未経験でも入口があります
「インフラの設計なんて、経験者しか無理でしょう」
そう思われるかもしれません。ですが、私たちが見ているのは、そこではありません。
• 起きたことを、なぜ起きたのか考えられるか
• 手順の裏にある意図を、知りたいと思うか
• 「なんとなく動いている」を、気持ち悪いと感じるか
この3つがある人は、伸びます。技術は後からついてきます。
当社には、製造業から転職し、約1年で客先の現場に独り立ちしたメンバーがいます。
今考えると、まさにこの3つを意識して、いろいろな作業や問題解決を行ってもらっていました。
知識だけではない、現場での経験こそが成長につながる。これは彼を見ていて確信したことです。
私たちは仲間がほしい
株式会社U-GATEは、東京にある4名のインフラ開発を行う小さな会社です。
だからこそ、入社1年目から設計の議論に混ざりますし、積極的に意見を言ってもらいます。「これは私がやった仕事だ」と思えるような仕事がすぐに回ってくるはずです。
大手SIerの案件で、社会を支えるシステムの土台を作っています。派手さはありません。
止まると困るものを、止めない。そのために主体的に、また、どうするのがよいのか考え抜いて取り組んでいます。
こんな仕事を一緒にできる仲間が増えることを求めています。
興味を持っていただけたら、まずは話を聞きに来てください。