なにをやっているのか
産学・官学連携授業の成果発表会は、御茶の水校舎のギャラリーを使って展示会形式で行います。
産学・官学連携パートナーに対してステージを借りてプレゼンテーションを行うこともあります。
私たち御茶の水美術専門学校は、持続可能な開発のための教育を行う国連グローバル・コンパクトの会員校です。文部科学大臣から全学科が職業実践専門課程に認定されています。
■産学・官学連携授業■
ビジネスで通用するスキルを身につけるべく、学校の想定課題ではなく、実在する企業の課題に取り組みます。授業は、企業や非営利団体、行政機関で働いている社会人と学校が協力して運営。学生たちは「課題解決型学習」として、クラスメイトとディスカッションなどを行い、協働しながら授業を進めていきます。
課題をこなしていく中で、在学中から「実社会」で通用する「社会性」を持った人材へと成長。課題を具体化させることでクリエイティブを養う思考法である「デザイン・アート思考」も育っていきます。
なぜやるのか
産学連携の成果発表会では、企業関係者を通じて様々な業界の企業文化やマーケティングを学ぶことができます。
授業では、国籍、性別、年齢の区別なくプロジェクトチームを編成してディスカッションを繰り返していきます。
■ビジョン■
私たちは、地球の環境や人類の社会に存在する課題を発見する行為を「アート」、その課題を改善させる行為を「デザイン」と呼んでいます。
そして両者は共に、創造的行為によって何らかのモノゴトを視覚化させるため、本校では両者をまとめて「クリエイティブ」、これを実践する者を「クリエイター」と位置付けています。
何もない状態、つまりゼロから何らかのモノゴトを創造する行為は、クリエイター一人ひとりに由来する文化を形成する行為とも言えるでしょう。
人々が思い思いに文化を創造し、発信できる世界の訪れを実現するのは、当校のビジョンでもあります。
■設立に至る経緯■
当校は生物学者である服部廣太郎博士が私邸を開放して創立した美術学校です。
創立者は、昭和天皇の御用掛として博物学を進講していました。その背景から皇居に近い御茶ノ水に校舎があります。
また、服部廣太郎の息子である服部親行は、第二次世界大戦後フランスに渡ります。そして戦後のフランスやスペインにおける復興の様子や労働組合についての研究をスタートさせ、人権活動家として帰国します。
その頃、日本では着々と復興が進み、自動車産業をはじめ様々な経済が発展を迎えます。しかし、その一方で日本独自の文化が廃れ、文化的な拠り所をなくす人々が増えるという不安も孕んでいました。
そこで、服部廣太郎博士とその息子の親行が協力し、「文化で日本を興して世界に貢献する」という想いで当校の設立を実現します。
■実現したい世界■
現在に至るまで、価値観が統一されそうになる度、それに抗って多くの活動家が生まれ、志を果たしたり、その半ばで倒れたりしながら、よりよい世界の実現に生涯を通じて尽力してきました。
しかし、登校では人々が自らのクリエイティビティーを信じ、日常から自然体で過ごせる文化を創造して発信し続けていたとしたら、多様性の共存はそう困難なことではないと考えています。
生まれ・性別・国籍が違っても同じ人間であることを知る。さらには、互いに異なる宗教を信じていても、見えない何かを信じる心が同じであること、思想が違っても世界をよりよく変えていきたい気持ちが同じであることに気付く。私たちが目指していきたいのはそんな世界です。
どうやっているのか
授業内容を自分の言葉で学生に伝え直すことで、学生の理解度が向上し、学生同士のディスカッションも活性化します。
実際のプレゼンテーションで使用するツールや資料を客観的に見て、わかりやすいものへとブラッシュアップさせます。
■私たちの強み■
当校は近年取り入れられ始めた産学連携事業を20年以上前からスタート。高等教育機関への疑問や、経済的な事由、就労意識の高さなど、様々な理由で早く社会に出て活躍したいという意識を持つ学生と伴走することができます。
1年が4期に分かれており、学生は各期末に開催される産学連携授業の成果発表会にて、実際に企業関係者に対してプレゼンテーションをします。これにより学校で教わる「想定課題」ではなく、「実際の課題」に取り組むことが可能です。
■働く環境■
▍一緒に働くメンバー
現在当校ではマーケティング、デザイン、サステナブルといった分野に専門性を持った講師が活躍しています。
▍実際の課題
下記が実際に行う課題の一例です。
●ANAエアポートサービス株式会社
持続可能な空港・企業として発展し続けるために実行すべき施策を、下記を参考に提案してください。
・将来の顧客を惹きつける、新たなサービスや変革・改善すべきサービス等の施策(カウンターレイアウト・サイネージ・人的サービス・生産性向上・技術革新など)
・採用競争率の向上、これに繋がる従業員満足度や
●サンスター株式会社
近年、子供のむし歯が減少しているものの、大人のむし歯は増加傾向にある。
特に歯科健診の実施義務がなくなる高校卒業~20代までの年代でむし歯が急増してしまうことが大きな社会課題となっている。
むし歯の予防には、歯みがきをこまめに行うこと、歯科医で定期的に歯と口の状態をチェックしてもらうことが重要で、
お口のケアが行き届かない状態が続くと、むし歯だけでなく歯周病にかかる方も増えてしまい、全身の健康悪化にもつながることがわかってきた。
どうしたら、歯科健診なしで、主に高校卒業後~20歳台の世代の大人が進んで歯をみがき、むし歯にかかるのを防げるようになるか?