「背中を預けられる存在」とは何か
― Financial Escortの仕事観
前回の記事では、
Financial Escortの創業背景についてお伝えしました。
今回は、私たちが日々の仕事の中で大切にしている
仕事観そのものについてお話しします。
1. 私たちは「商品」を売っていない
金融の仕事というと、
「商品を提案する仕事」と思われがちです。
ただ、私たちが向き合っているのは、
商品ではなく意思決定です。
・このまま運用を続けるべきか
・事業に投資するべきか
・守るべきか、攻めるべきか
お客様が本当に迷っているのは、
「どの商品を選ぶか」ではなく、
「どう意思決定するか」です。
その判断に対して、
根拠を持って伴走すること。
それが、私たちの仕事です。
2. 私たちが向き合っているのは「人生そのもの」
私たちのお客様の多くは、
経営者やビジネスオーナーです。
その方々にとって、
「会社のお金」と「個人のお金」は切り離せません。
だからこそ私たちは、 資産運用だけではなく、
人生と事業を含めた“全体”に向き合うこと
を大切にしています。
3. 実際の現場で起きていること
あるお客様の事例です。
その方は、資産管理会社を持ちながら、
複数の金融機関から提案を受け、
約20件の生命保険に加入していました。
ただ、ご本人は
・何のための支出なのか
・どれだけ資産があるのか
・今後どうなっていくのか
全体像を把握できていない状態でした。
金融商品として見れば、
それぞれは間違っていない提案だったかもしれません。
ただ、人生全体で見たときに、
最適な状態とは言えませんでした。
4. 私たちが最初にやること
私たちがまず行ったのは、
商品提案ではなく、「可視化」でした。
・生命保険の一覧化
・資産全体の整理
・資産管理会社のキャッシュフロー作成
そして、
「このまま進むとどうなるのか」
「どこに向かいたいのか」
を丁寧にコミュニケーションをとりながら整理していきました。
5. 意思決定を“取り戻す”
その上で、
・5年で資産3億円
・金融所得1,000万円
という目標を設定し、
ロードマップを設計しました。
そこからは、
一つひとつの意思決定を積み重ねていきました。
結果として、 4年後に目標を達成。
現在は、資産の最適化だけでなく、
さらなる事業展開の相談までつながっています。
6. この事例が示していること
この事例で大切なのは、
「良い商品を提案したこと」ではありません。
・資産を“可視化”したこと
・意思決定の軸を整理したこと
・長期で伴走し続けたこと
その結果として、
お客様自身が納得して意思決定できる状態をつくれたことです。
7. 判断に迷う瞬間にこそ、価値が出る
価値が問われるのは、
相場が良いときではありません。
不安なとき、迷うときに、 どう向き合うか。
私たちは、 その場しのぎの安心ではなく、
一緒に考え抜くことを選びます。
8. 私たちの判断基準
私たちが大切にしているのは、「その判断は誇れるかどうか」という基準です。
お客様にも、家族にも、そして自分自身にも。誇れる仕事であるかどうか。
そして、
・根拠を持って説明できるか
・コンプライアンスを守れているか
・長期においても価値を生みだせるのか
そのすべてを満たすことを、前提にしています。
9. 「背中を預けられる存在」であるということ
経営者やプロフェッショナルは、 常に前を向いています。
事業、組織、未来。 日々、多くの意思決定を抱えながら進んでいます。
だからこそ、お金の領域においては、
「考えなくてもいい状態」ではなく、
「任せられる状態」が必要になります。
ここでいう「任せる」とは、
単に判断を委ねることではありません。
・自分の状況を正しく理解してくれている
・意思決定の背景まで共有できている
・どんな局面でも逃げずに向き合ってくれる
そうした前提があって初めて、
人は“背中を預ける”ことができます。
実際の現場では、 こんな瞬間があります。
相場が大きく崩れたとき。
お客様から 「このままで大丈夫でしょうか」と連絡が来る。
そのときに求められているのは、
楽観的な言葉でも、
その場を収める説明でもありません。
・なぜこの状況になっているのか
・当初の設計と何が違うのか
・今、何をすべきか
それを、根拠を持って説明できるか。
そして何より、 逃げずに誠実に向き合い続けられるか。
この積み重ねの中で、「この人に任せておけば大丈夫だ」
という状態が生まれていきます。
私たちが目指しているのは、 判断を奪う存在ではありません。
お客様が、 自分の意思で前に進み続けるために、
必要なときに、確かな支えとして存在すること。
その結果として、 自然と「背中を預けられる存在」になる。
それが、 私たちの考える伴走のあり方です。
10. この仕事に共感する方へ
この仕事は、 効率的に商品を売る仕事ではありません。
・顧客利益を最優先にしたい
・長期で信頼関係を築きたい
・本質的な価値提供をしたい
そう考えている方にとっては、
非常にやりがいのある仕事だと思います。
読んでいただきありがとうございました。
次回は、村田自身のこれまでの歩みと仕事観についてお伝えしたいと思います!