クライアントから求められるエンジニアとは?
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こんにちは。宮﨑です。
私は弊社の代表を務めておりますが、同時に営業のお仕事にも従事させていただいております。
弊社社員の案件先を手配することはもちろんのこと、自社フリーランスの方の営業も行っております。
クライアントがエンジニアを選考する際に必ず実施する面談に営業として同席を重ねる中で、クライアントからどのようなエンジニアが求められるのかということについての解像度が高まってきたため、今日はその内容について書いてみたいと思います。
まず、面談実施までの流れについてですが、クライアントからスキル要件や案件内容の詳細をいただき、それに見合ったエンジニアの方を探し、スキルシートを見てもらった上で、面談の実施可否を確認します。スキル面の合致をこれまでの経験から確認し、面談実施可否を確認するため、面談を実施する時点で、ある程度スキル面は問題ないという判断をしていただいています。
しかし、それでも面談に必ず合格できるとは限りません。単にスキルや経験がマッチしているだけでは不十分である、ということです。
では、クライアントはどこを見ているのでしょうか。
私の見解では、以下3つが特に重要視されると感じています。
①コミュニケーションスキルが高いこと
・適切な報連相
・要求理解、言語化スキル
・チームメンバーとの協力
②主体的であり、キャッチアップ能力が高いこと
③顧客志向であること
以下、詳細を書いていきたいと思います。
①コミュニケーションスキルが高いこと
まず、一番に見られるのがこちらです。単にコミュニケーション能力があるか、という部分は当然ですが、どのようなコミュニケーションをとる方なのか、という部分は非常に重要視されています。
その中でも「適切な報連相ができるかどうか」という部分はどのクライアントも面談の中で確認しているポイントです。特に、リモートの現場では、より重要視されているように感じます。
以前、依頼していたタスクについて、一向に状況の報告がない方がいました。話を聞くと、決してさぼっていたわけではなく、わからないことを必死に調べていたので報告ができなかったとのことでした。
もちろん、上長の状況を把握して適切なタイミングで質問をすることや、ある程度自分自身で調べてから質問をすることは大事ですが、聞くことを遠慮してタスクが進まなかったり、中途半端な理解のまま誤った方向で開発が進み、後で取り返しがつかなくなったら大変です。15分考えてもわからなったら報告を兼ねて相談をするなど、ある程度、線引きをすることが重要です。また、上長へ質問をする際は、上長が負担のない方法を選択することも大事です(テキストベースなのか、オンラインで会話するのかなど)。そのあたりを普段のコミュニケーションの中で理解しようとする姿勢が求められると感じます。
また、クライアントや上長の要求を正しく理解し、言語化して伝えるスキルも非常に重要です。
そしてこのスキルがあるかどうかは面談を通じて先方に簡単に伝わります。
よく面談の中で、「今回の作業内容に特に関連の強いご経験をスキルシートを基に説明してください」という質問があります。これに対して、スキルシートに記載のあるすべての経験を長々と説明したりすると、ほぼ間違いなく選考に落ちます。相手が求めているものを正しく理解し、簡潔にわかりやすく伝える力は現場に行っても求められるスキルです。普段から相手目線で考え、質問の意図を理解して的確に伝えることを意識することが大事です。
そして最後にメンバーとのコミュニケーションを通じて協力しながら業務を進めることができるかどうか、という点です。エンジニアは一人で仕事をするイメージを持っている方もいるかもしれませんが、そんな現場はほとんどありません。必ず誰かと協力して仕事を進めることになります。
エンジニアに限らず、どんな仕事でも他者とうまくコミュニケーションをとりながら協力して仕事をできる方は重宝されます。反対にメンバーと協力できない方、そもそも協力する気のない方は、運よく面談を通過しても、参画期間が短くなってしまう傾向にあります。仕事ができるできない以前に、まずはメンバーとうまく仕事ができるかどうか、は非常に重要なポイントです。
②主体的であり、キャッチアップ能力が高いこと
次にこちらです。開発現場に限らずどんな仕事でも主体的に仕事を進められる方は好まれる一方、「指示待ち」の方はどうしても評価が下がってしまいます。与えられたタスクについて、「このくらいでいいか」と考えるのか、それとも相手の要望を深く理解し、100求められたことに対して150で返すなど、相手の要望を超えた仕事ができる方、これが仕事のできる方なのではないかと思います。これを実現するには、他人事として考えるのではなく、自分事として考える、つまり主体的に取り組むことができなければいけません。指示を待つのではなく、自走してどんどん仕事を進めてくれる方はどんな現場でも魅力的な存在になると思います。
また、キャッチアップ能力があるかどうかも非常に重視されます。どんなに自分の得意な領域で仕事をするにしても、これまでの現場と全く同じ現場はありません。エンド企業に関する理解を深めることはもちろん、その業界の現状や今後の展望といった知識は開発を進めていく過程で必ず必要になります。そういった周辺知識のキャッチアップをした経験があるか、キャッチアップするときにはどのように進めてきたのかといった部分はよく面談で質問されるポイントです。キャッチアップ能力がある方は、未経験の言語を扱う現場でも、合格できる可能性が高くなります。反対にキャッチアップ能力がないと判断されれば、自分の経験したことのある範囲での業務しか関わることができず、それゆえに成長スピードも鈍化することになります。
③顧客志向であること
最後がこちら。結局上記で説明した内容は、すべてクライアントの立場になって仕事ができる人であれば、実現できる内容であると考えます。クライアントは、PJの成功をかけて、エンジニアの方に毎月いくらというお金をお支払いしています。その報酬に対して責任と感謝を感じ、結果で恩返しをしようという気概を持って仕事ができる方と一緒に働きたいとクライアントは考えます。技術的なスキルを磨くことはもちろん大事ですが、それ以前にそのクライアントの成功を実現したいと心から思えるか、そのための熱意を伝えられるかどうか、が重要です。これにはもちろんクライアント側もエンジニアの方にそう感じてもらえるような関りが求められますが、面談において同じスキルレベルであれば熱意のある方が採用されやすいので、面談でいかにその部分を伝えていけるかどうかは、意識しておく必要があると考えます。
以上、だいぶ長くなってしまいましたが、これまでの経験から自分なりの理解をアウトプットしてみました!Vision Baseでは、自社のメンバーに対して、技術的な教育(エンジニアリングスキル)だけでなく、ヒューマンスキル、ビジネススキル、イノベーションスキル、マネジメントスキルの「5スキル」を身につけられるよう、様々な研修を実施し、どんなクライアントからも求められるエンジニアを育成しようと本気で取り組んでいます。Vision Baseを選んで入社してくれたメンバーが、必ず魅力的なエンジニアとして社会で活躍できるよう、我々も日々、自己研鑽に取り組んでいく所存です!