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電気学会誌 学生委員の取材を受けました

2023年4月上旬、当社代表 渡慶次が一般社団法人電気学会 学会誌の学生委員によるインタビュー取材を受けました。学会誌の中には、学生委員が興味を持ったテーマを自由に選択し、記事として掲載するページがあるそうです。

過去のイベントで渡慶次のピッチを聴いてくださったという東北大学大学院工学研究科の鶴岡典子助教授より、温室効果ガス排出量の可視化に関する取り組みや技術に関心を持った学生3名にゼロボードの取材させてもらえないか、という嬉しいご連絡をいただいたことがきっかけで実現しました。

学生委員の皆さんには事前に会社紹介を行い、そこで疑問に思った点や深く知りたいことをまとめていただいた質問書をもとに取材を進めることにしました。

取材当日、鶴岡先生とともにオフィスにお越しいただいた、学生委員の前田 はるかさん、志方 鴻介さん、宮國 雅士さんの3名。大学や大学院の研究室で、電気や機械学習を研究する皆さんは驚くほど理解が早く、専門的な言葉もすでにご存知で、いただいた質問書も非常に的を射た素晴らしい内容でした。

現在大学院生の前田さんは、学部生の時に、ごみ収集車をEV化して、その充電電力も廃棄物発電で再エネに変えたらどれくらい排出量が軽減できるかを研究していたそうで、排出量の算定や削減の解釈についてとても難しかったと教えてくださいました。

次々に質問を投げかける学生記者の皆さん

▼学生委員からの質問の一例

  • GHG排出量(排出原単位)の算定において、どのような知識や調査が必要になるのか
  • どのような方々が排出原単位の策定を行っているのか
  • 算出の精度を高めるために「こんな技術・データがあればいい」というものはあるか
  • 算出が特に難しい業界や分野などはあるのか
  • 排出量計算は、会社単位で行うことと製品単位で行うことのどちらが良いのか
  • 海外展開や海外での活動を進める中でどのようなフィードバックが届いているのか
  • 「GHG可視化サービス」という発想に至った経緯やきっかけは
  • (著者・想定読者が学生であることを加味して)電気に関わる研究や就職活動を行う今の学生に対して、昨今の環境型経営やGHG可視化に関わる事柄で、どのようなことを意識しておいてほしいか
  • 一過性のブームで終わらず、今後も脱炭素を進めるためにはどのような施策が考え得るか

これらに回答する渡慶次の話に真剣に耳を傾けてくださいました。最終的にはエネルギーについて国の施策や政治、どのようにしたら環境意識を変えられるかについて意見も交わしました。

▼取材を終えて、学生委員からの感想

  • iPhoneやMacを使っている自分としてはアップルの話で脱炭素を身近に感じた。「zeroboard」のようなサービスを使えば脱炭素に取り組みやすくなる。取り組むことが価値に繋がるということが、今後重要になっていくことが分かった。
  • 学生側も電気に関わる研究をしていたり、そういった会社に就職していく人もいる。CO2の排出についても意識しながら生活していきたいと思った。
  • 最終消費者への啓蒙が大事だという話を聞いて、自分たちは先進国として長い年月の間たくさんのCO2を排出してきたことが浮かんだ。日本は技術を開発して世界をリードし、発展途上国のために、日本も負担をしていくことを考えていかなければいけないと感じた。

細やかにメモを取りながら取材する前田さん

今後の子たちのために教育教材も考えて行かなければならないと感じた、と鶴岡先生。今回の取材が皆さんの今後の研究やお仕事、生活への環境意識につながれば嬉しく思います。この度は貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

学生委員が執筆した記事は以下に掲載されています。
2023年9月1日発行 電気学会誌2023年9月号
学生のページ「GHG排出量可視化サービスに見る脱炭素社会実現の可能性」
https://shop.ohmsha.co.jp/shopdetail/000000007946/

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