Ragateが扱う技術は、創業から一度も固定されていません。サーバーレス専業で始まり、生成AIを足し、いまはAIエージェントとMCPまで含む構成になっています。
ここでは、いま実際に使っている技術と、提供しているサービスの中身を整理します。
使っている技術
現在の技術スタックは、次のような構成です。
AWS(サーバーレス) … AWS Lambda、Amazon DynamoDB、AWS CloudFormation、Amazon Bedrock。創業時からの主戦場で、この3つのサービスではそれぞれService Delivery Program認定を取得しています。
モダンフロントエンド … Nuxt.js、Next.js、Flutter、TypeScript、Vercel、microCMS。VercelとmicroCMSはいずれもパートナーシップを締結している会社です。
データ・AI基盤 … Snowflake、BigQuery、Amazon Bedrock。
AI・開発環境 … Dify、Claude/Claude Code、Cursor、Google Cloud。Cursorは全社導入済みで、AnthropicのClaude Partner Networkにも加盟しています。
AWSを主戦場としながら、Google Cloudやその他のツールも使います。Cloud shepherdの設計支援にGoogleのGeminiを採用しているのも同じ考え方です。どのクラウドでも通じる設計力で価値を出す、という立ち位置を取っています。
サービスの3つの層
提供しているサービスは、時期ごとに積み重なってきました。
AWSサーバーレス開発系(創業〜)
- AWS堅牢業務システム開発
- CloudFormation開発(IaC)
- サーバーレスによるAWS基盤構築
- Nuxt / Next / Flutter などモダン技術によるUI/UX実装
生成AI・内製化系(2024〜)
- AWS 生成AI開発と内製化支援(Amazon Bedrock、Amazon OpenSearch のハイブリッド検索、PDF等からのテキスト抽出)
- 生成AI開発内製化と継続的リスキリング・組織定着化実現(AWS FTR認定、2025年9月8日)
- ノーコードAI自動化ツール(Dify)によるAI活用の内製化支援
- Copilot Studio 導入・内製化支援
AX・AI駆動系(2026〜)
- AX戦略の策定・伴走支援
- AI駆動型クラウドマイグレーション支援サービス(AWS FTR認定)
- AIバイブコーディング/AIバイブデザインによるMVP開発支援・UI/UX開発支援(AWS FTR認定)
- 定額制テクノロジーアドバイザリー(AWS FTR認定、2026年6月24日)
古い層が捨てられたわけではありません。サーバーレスの基盤構築は今も案件の中心にあり、そこに生成AIの内製化支援とAX戦略の支援が乗っている構造です。
横断して手がけているもの
上の3層のほかに、技術領域をまたぐサービスもあります。
M&A関連支援(PMI、ITデューデリジェンス)、セキュリティ診断・負荷試験、WAF運用(サイバーセキュリティクラウドとの提携)、BPR戦略支援、Salesforceからの移行支援、新規SaaSの立ち上げ、法人研修、決済基盤構築(PAY.JPパートナー)、ヘッドレスCMS導入(microCMSパートナー)。
ITデューデリジェンスや法人研修が並んでいるのは、Ragateが「システムをつくる会社」に収まっていないからです。実際の導入事例にも、ハンズオン研修の開催やプロジェクト体制の最適化支援が含まれています。
業務の比率
採用媒体で公開されている業務比率は、次のようになっています。
- IT戦略コンサルティング … 約40%
- サーバーレス・モダンアプリ開発 … 約45%
- データ分析・AI基盤構築 … 約15%
コンサルティングと開発が、ほぼ半々です。この比率が、Ragateがどういう会社なのかを一番端的に表しているかもしれません。戦略だけでも、実装だけでもない。
強みを置いている業界
レガシーモダナイゼーションでは、製造業と建設業を強みと位置づけています。COBOLやVB6といった旧世代言語の資産からの移行が、具体的な対象です。代表の著書『AI駆動で進める「小さく確実な」クラウドネイティブ移行』にも「COBOL&VB6からの大脱出」という章があります。
また、50名を超えた段階で、製造業・建設などの業界別編成へ組織を変えていく予定が示されています。いまは技術と工程で横断的に動く体制ですが、規模が出たら業界の専門性を立てる、という順序です。
技術を足すときの型
新しい技術をスタックに加えるとき、Ragateには決まった順序があります。
まず自分たちの業務で使う。うまくいかなかった部分も含めて記録を公開する。型になったものを顧客に届ける。Cursorも、OpenClawも、この順序で入りました。2015年のサーバーレスも同じです。
代表の技術選定の判断軸として挙げられているのは、PoCを実施してベンチマークを計測したうえで選ぶこと、新規コードから新技術を採用し既存はアダプタ層で吸収してテストで境界を担保すること、そして一括ではなくスモールスタートで進めることです。
技術の名前は変わりますが、入れ方は変わっていません。