チケミーで事業部CTOを務める根本に、業務委託で関わり始めた頃から今までを聞きました。Webアプリケーションで求められる観点を、少人数でほぼ全部触る。その実際の話です。
声をかけられたのは、SNSのメッセージからだった
きっかけは、2024年8月ごろに坂元さんからSNSで声をかけていただいたことです。まだサービスが今ほどスケールしていない時期でした。
もともとチケミーを知っていたわけではなくて、「NFTチケット」と聞いた第一印象は、正直「バズワードっぽいな」でした(笑)。
ただ実際に話を聞いてみると、NFTは手段のひとつでしかなくて、本質はチケット流通そのものを作り替える話だった。そこで印象が一気に変わりました。
最初の担当はWebアプリのフロントエンド・バックエンド両方の機能追加・改修で、週20時間ほどの副業的な関わり方からのスタートでした。
「この機能がないから導入が決まらない」を、一つずつ潰した
業務委託の期間で一番面白かったのは、「機能をリリースするとサービスが伸びる」を、これ以上ないくらい直接体感できたことです。
当時はプレイガイドとして足りない機能がまだあって、「この機能がないから導入が決まらない」という案件や、ユーザー様からの要望が実際にありました。それを1つずつ潰し、逆に他のプレイガイドにはない機能も積み上げていって、今では全く引けを取らないサービスになっています。
自分たちが手を動かしてリリースしたものが、案件の獲得や売上に直結する。開発すればするほど数値が目に見えて伸びていくワクワクは今も全く変わらなくて、正直やめられないです。
決め手は「人」だった
正社員になろうと決めた決め手は「人」です。
宮下さんの熱量と推進力、坂元さんのエンジニアリング力と鋭い洞察力。二人とも頭の回転がとても速く、自分にないものをたくさん持っていました。「この二人とやるなら間違いなく楽しいし、プロダクトもビジネスも絶対にスケールする」と確信できたのが大きいです。
迷った点は正直ほとんどありません。強いて言えば、ベンチャーなので「常にビジネスを意識していないと、来年には会社がないかもしれない」という漠然とした緊張感はありました。
ただ、それは不安というより心構えの問題で、入ってかなり早い段階で消えました。むしろ今は、エンジニアがビジネスと地続きで開発できることが、チケミーの面白さだと思っています。
いま一番時間を使っているのは「詰まっているところを潰す」こと
事業部CTOとして何に時間を使っているか。正直、「これ」と一つに絞れないくらい何でもやっています。
メインプロダクトの開発、新規事業のプロダクト開発、社内外との打ち合わせ、仕様策定、プロジェクト管理、その他の細かい業務まで。すべて並行で動いているので、「一つのことにじっくり時間を使えている」という実感はあまりないです(笑)。
あえて言うなら、「事業を前に進める上で今一番詰まっているところを潰す」ことに時間を使っている感覚です。それが日によってコードだったり、仕様だったり、打ち合わせだったりする、という感じですね。
技術的に一番難しいのは、二つのDBを整合させ続けること
一番難しいのはブロックチェーン周りです。
ブロックチェーンとアプリケーションの両方にDBがあるようなイメージで、ブロックチェーン側を「正」としながら、アプリケーション側をできるだけ遅延なく同期し続ける必要があります。いろいろな観点で工夫が詰まっていて、奥が深い領域です。
そして個人的に面白いのは、総合力を試されるところです。
認証やアクセス制御、アカウント管理、複雑なフォーム管理といった基本はもちろん、決済・売上集計というお金まわりの整合性、在庫管理と排他制御、トランザクション整合性みたいなシビアな領域もあります。
さらに非同期処理・バッチ、外部サービス連携、通知基盤、多言語・多通貨、キャッシュ設計、瞬間的な大量トラフィックの制御とパフォーマンスチューニング、不正対策、監視・運用。そこにブロックチェーンまで乗ってきます。
Webアプリケーションで求められる観点をほぼ網羅していて、これを少人数で全部触れる環境はなかなかないと思います。
裁量が大きいぶん、スピードは圧倒的
大変なのは、1人あたりの裁量がとにかく大きいところです。
ここは私が事業部CTOという立場なので少し特殊ですが、エンジニアでもシステムの新規開発・運用保守に加えて、Bizチームのサポートや商談への同席、ときには弁護士さんと相談しながら法務面を進めることもあります。
その裏返しで、スピードは圧倒的です。
例えば「さっき話したことが、夕方にはリリースされている」みたいなことはよくあります。感覚だけの話ではなく、Findy Team+で開発生産性を計測していて、2026年7月にマージされたプルリクエストは663件でした。Findy Team+の基準では月20件以上が最上位の「Elite」とされる指標なので、そこは大きく上回っています。
※出典:Findy Team+(2026年7月分/指標:マージ済みプルリク数)
仕様を考えるところから、検証、設計、実装、リリースまでの1サイクルを丸ごと自分で担えますし、リファクタリングや技術的な挑戦も当たり前にできます。「自分が作った」と胸を張って言える範囲が、とにかく広いです。
一緒にやりたいのは「自分で仕事を取ってきて、捌ける人」
一言で言えば、「自分で仕事を取ってきて、捌ける人」です。
行動で言うと、仕様が固まっていないときに「これ、仕様どうします?」と聞いて止まるのではなく、先に叩き台を作って「こう進めようと思うんですが、どうですか」と出せる人。議論が空中戦になりそうなら、まず動くものを作って見せられる人。
少人数なので、「誰かが決めてくれるのを待つ」時間が一番もったいないんです。自分で決めて動いて、違ったら直す。そのサイクルを自然に回せる人とは、間違いなくうまくやれます。
その上で、課題を渡されたら、調べて、決めて、作って、出すところまで一人で回しきれる力があれば最高です。
入って1〜3ヶ月で任せること
まずはチケミーのプロダクトに慣れてもらうことが最優先です。小さめの改善から始めて、慣れてきたら少し大きめの改善に入ってもらうイメージです。
初日から実際のプロダクトを触ってもらいます。人数が少ないので、入ったその日から戦力です。
早い人だと、3ヶ月で中規模機能の仕様策定から担当してもらうこともあります。「まだ入ったばかりだから」という理由で仕事を制限することはないです。
最後に、仕事以外の話
ゴルフと車です。車が好きなので、休日は愛車でドライブしています。
あと最近はVIVANTが面白すぎて、毎週日曜日が楽しみです(笑)。
チケミーでは、プロダクトエンジニアを募集しています。「自分で決めて動く」が当たり前の環境で、Webアプリケーションのほぼ全領域に触れながら、事業が伸びる実感を持って開発したい方。ぜひ一度お話しさせてください。