アウトドアブランドの販売職から、林業の世界へ。2025年に「森のわ」に入社した稲次郁哉さんは、全くの未経験からチェーンソーを手にし、毎日新しい学びと出会っています。林業に踏み出した理由や、丹波市での暮らし、そしてこれからの目標について、じっくりとお話を伺いました。
ー まずは、これまでのご経歴を教えてください。
出身は兵庫県加古川市です。社会人としては今7年目になります。新卒でアウトドアメーカーに入社し、販売職として働いていました。
服が好きだったし、アウトドアも趣味だったので、「スーツを着て働くイメージがない自分には、ここが合ってる」と思って選びました。2年目からは店長も経験させてもらって、接客販売だけじゃなく、後輩の育成や予算管理も担当していました。
ー 転職を考えるようになったのは、どんなきっかけだったんですか?
結婚したことが大きなきっかけでした。今後のことを考えた時に、販売職の不規則な働き方では家族との時間をなかなか確保できないと感じて…。もっと生活のリズムを整えて、家族と過ごす時間を大切にしたいと思うようになりました。
ー 林業という全く異なる分野への転職。不安はありませんでしたか?
もちろんありました。自分のキャリアの中に“林業”という選択肢はそれまで一度もなかったですし(笑)。
電車の吊革広告で林業が目に入ってきて、そこから色々と転職活動をしていく中で「森のわ」の求人を見つけて、グループ全体で森林整備から製材、建築まで一貫して携わっていることを知った時に、「ここに来れば林業以外の分野も知れるし、今後の可能性も広がるかもしれない」と感じたんです。
ー 入社して驚いたことはありましたか?
正直なところ、「林業ってチェーンソー振って木を切るだけ」というイメージがあったんです。でも実際に働いてみると、重機の操作や道づくり、搬出作業など、仕事内容は多岐にわたります。
少人数のチームなので、一人ひとりがオールマイティにいろんな作業をこなしているのも驚きでした。
それに、先輩たちも「見て覚えろ」じゃなくて、分からないことはどんどん聞いていいよっていうスタンスで、理解するまで丁寧に教えてくれるんです。林業ってもっと“無骨”な職人の世界だと思っていたので、いい意味でギャップでした。
ー 現在のお仕事内容について教えてください。
まだまだ未経験スタートなので、基本的な伐倒作業や造材業務を、少しずつ経験させてもらっている段階です。日々、新しいことを学ばせてもらっていて、「昨日と同じ日がない」って感覚ですね。だから毎日が楽しいです。
ー 働き方や生活の変化について教えてください。
起床時間は前職よりも早くなって、最初はつらかったですが(笑)、今ではすがすがしい気持ちで出勤しています。仕事が終わり自宅に着くのが18:00ごろなので、しっかり休めるし、家族との時間もちゃんと取れるようになりました。
大阪の街中で働いていた時とは正反対の環境ですが、丹波の自然には感動の連続です。冬の雪景色、霧の間から差し込む朝日…本当に美しい場所だと思います。
ー フォレストグループ全体の魅力は何だと感じますか?
林業だけでなく、製材や建築、店舗運営など、グループ会社が連携して一連の流れを担っていることです。これからは他の事業ももっと知って、選択肢を広げていけたらと思っています。
「森のわ」でも少人数だからこそ、いろんな経験ができて、自分の成長に直結していると感じます。
ー プライベートの過ごし方はどうしていますか?
趣味は釣りとプラモデルなんです。晴れた日は海へ釣りに行き、雨の日は家でプラモデルを作るというスタイルで過ごしています。丹波にはまだまだ知らない場所がたくさんあるので、これからもっと開拓していきたいですね。
ー 今後、どんな役割を担っていきたいですか?
まずは、現場で“人数1”としてカウントされる存在になりたいです。頼られるようになるには、やっぱり技術力が必要なので、今はとにかく学ぶことが最優先。
ゆくゆくは班長として、現場を任せてもらえるように成長していきたいと思っています。
ー 最後に、転職や移住に踏み出せない方へメッセージをお願いします。
僕自身も、林業って未知の世界すぎて、転職後のイメージがなかなか持てませんでした。でも、「森のわ」では事前に職場見学もできるので、まずは見に来てもらうのが一番だと思います。
現場の雰囲気を見れば、「あ、こんなに明るくて、ちゃんと教えてもらえる環境なんだ」と感じてもらえるはずです。
それに、事務所は丹波市南部にあるので、神戸方面へのアクセスも良好。移住のハードルも思っているよりずっと低いと思います。自然の中で働く生活、ぜひ一度体感してみてください。
「林業」と聞いてハードルが高いと感じているあなたへ。稲次さんのように、未経験から飛び込んだ仲間がここにはたくさんいます。“森のわ”の仕事は、自然に触れながら、自分自身を磨いていける場所です。興味がある方は、まずは見学から。あなたの“はじめの一歩”を、ここで応援します。