10年間経営コンサルタントの経験を積み、創業者の父親の会社に入社。現在は代表取締役副社長として、IFA事業を開始。そんな本多健さんのアセットマネジメントに入社するまでをインタビューしてみました。
「プロ」に憧れた高校時代
ー どんな10代を過ごしてましたか?
1983年東京都国分寺市の生まれです。父は冬はスキー、夏はゴルフが趣味で、その影響から私もスノーボードにどっぷり浸ってました。地元の国分寺にプロショップがあってそこに通い、シーズンに入れば勉強は後回しでプロの方たちと一緒にゲレンデに通う日々でした。とにかくスノーボードが上手くなりたくて自然と「プロ」に憧れて目指すようになりました。
高校3年になる頃、進路を決めなくてはいけなかったんですが、その時点で高校卒業したら当然プロスノーボーダーを目指すということが視野にはありました。ただ、国内でプロの肩書を持っていても、それで得られる収入は限られていて、僕の知ってるプロもコンビニでバイトしていたんですよね。やっぱり日本では食えない職業なのかな...って思ってやっぱり大学を目指すことにしたんです。
インターンで広がる世界
ー それで猛勉強したんですね?
第一志望の大学は落ちましたね(笑)。でも学生時代にインターンを経験したのがその後の人生を決めてますから、大学に進学して良かったなとは思ってます。就活も重工業などの製造業や今と同じ金融業など、幅広い業種を志望していい経験となりました。鉄鋼商社から内定をいただいていましたが、どんな業界とも関りをもつことができる金融のプロに興味を持つようになり、早稲田大学大学院ファイナンス研究科へ進みました。学生は社会人も多く、スクーリングは平日夜が中心でしたので、時間のある日中はピー・アンド・イー・ディレクションズでのインターンを志願しました。当時はまだ社員数も15人ほどと少なく、すぐに実際の業務をサポートする中で経験を積むことができました。
ー経営コンサルタントのアシスタント業務ということでしょうか
そうですね。調査や資料作成の手伝いから始まって、いろんなことに従事しましたね。あと学生のうちに留学しておきたかったので、アメリカに短期留学したんですが、社長に頼んでアメリカでもインターン先を紹介してもらいました。IT系の会社のファイナンス部門で1か月半、売掛管理などを体験しましたが語学もまだ当時はそれほどではなかったので、迷惑しかかけなかったような気がしますが(笑)、貴重な体験でした。
ー留学経験のない私には想像を絶するメンタルの強さだと思います
外資の成果主義に強い魅力を感じていたんだと思います。インターンの後も日本に帰ってきてUBSアセット・マネジメント株式会社でアルバイトをするようになりました。やがて就活の時期を迎えたのですが、同社にこのまま就職という話もいただいていましたが、UBSは大きな企業を顧客としていて比較的穏やかな社風でそれにも魅力は感じつつ、最終的には成長企業のメンバーとして私自身もスキルを重ねたいと思うようになり、ピー・アンド・イー・ディレクションズに就職しました。
ー 言わばより厳しい方に身を投じたわけですね?
自分を追い込む環境にいた方が私は頑張れるタイプだと思うんです(笑)。
10年間の経験から経営者へ
就職後はリーマンショックの直後の経済不安の中、顧客の仕事を理解した上で業績をどう伸ばすか考えていく経験を積みました。結果的に振り返るとインターンから通算10年、ピー・アンド・イーにはお世話になりました。そして数多くの会社と事例に向き合う中でいつしか、コンサルタントではなくプレイヤーとして自分も決裁権を持つ経営者になりたいと思うようになりました。
ー いよいよ転機ですね。一番考えたことは何ですか?
経営コンサルタントは、お客様の企業の業界のトレンドを追う前に、長所と短所を徹底的に分析します。これらをまずきちんと把握することが戦略を立てるための初手だと思うのですが、その観点で自分を見つめた時、ゼロからの立ち上げよりも父が起業していたアセットマネジメントに入る方が、自分のやりたいことが早く実現できそうだと考えました。
保険を通した経営のアシストを
ー アセットマネジメントは保険金融コンサルティングを事業の核とした会社ですが
経営状況を分析して、保険をツールとして利益の平準化やタックスコントロールで事業活動や、企業の存続と成長をサポートしています。企業を創業した社長さんは多くの場合、最も業績を上げる営業担当者です。事業に傾注して業績を挙げ、会社を大きくはしてきましたが、売り上げが止まるようなことはあまり想像していません。
― 会社を成長させることに集中すると、守りってあまり考えないですよね
ええ。本業で利益が出ているから保険にはとりあえず入って、保険料を経費として計上して漠然と保険加入してはいる、しかし平時にそれ以外の価値ってあまり考えたことがない、感じられない方は多いです。
初めて「保険の価値がわかったよ」と言われた
しかしコロナで社会活動が止まり、それに伴って数か月の間、売り上げがゼロになるというようなことが近年実際に起こりました。通常であれば事業は存続の危機となりますが、加入している保険を部分解約して事業資金を補填して乗り切れた時、お客様から「保険の価値が初めてわかったよ」と仰っていただきました。アセットマネジメントに入って本当に良かったと感じた瞬間でした。
ー 今後の事業計画はありますか?
保険金融コンサルティングの他に、金融商品仲介業(IFA)を新しい柱として建てようとしています。お客様の立場に立って利益を最大化するという考え方は変わりませんが、投資信託、株式、債券をツールとしてより幅広く、より強力にお客様をアシストしたいと考えています。スタートアップしたばかりですので、いろんな仲間と、新しいお客様を開拓し事業を拡げられるのが楽しみですね。
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