私たちは、毎週金曜日に
金融ITの現場で感じていることや、考えていることをストーリーとして書いています。
これまでのストーリーでは、
- 単純なプログラミングだけでは厳しくなること
- AI時代に価値が高まる役割
- 金融ITの立ち上がりで大変なのは技術以外の部分であること
- 上流工程での単価感
について書いてきました。
今回は、よく聞かれる質問について書いてみたいと思います。
金融ITの上流工程にいる人は、最初から優秀だったのか。
上流工程の人は、特別な人なのか
エンジニアの方と話していると、
こんな言葉を聞くことがあります。
「上流工程の人って、最初から優秀なんですよね」
確かに、
要件定義や設計を担当している人を見ると、
- 業務にも詳しい
- 判断も早い
- お客様とも普通に会話している
そんな姿に見えることがあります。
ですが、
私が金融ITの現場で長く見てきた限り、
最初からそうだった人は、ほとんどいません。
多くの人は「普通のエンジニア」から始まる
金融ITの上流工程にいる人の多くは、
最初から要件定義をしていたわけではありません。
実際には、
- テスト
- 実装
- 詳細設計
といった工程から始めている人がほとんどです。
いわゆる
普通のエンジニアとしてキャリアをスタートしています。
では、何が違っていたのでしょうか。
違いは「少しだけ踏み込む人」だった
現場で見ていて感じるのは、
上流工程に進む人には、ある共通点があるということです。
それは、
特別なスキルではありません。
ほんの少しだけ、
仕事に踏み込む人
です。
例えば、
この仕様はなぜ必要なのか
この処理はどんな業務につながっているのか
この変更は本番でどんな影響があるのか
こうしたことを、
自然と考えるようになる人です。
最初は、むしろ遠回りに見える
こういう人は、
最初はあまり目立たないことも多いです。
むしろ、
「作業スピードはそこまで速くない」
と思われることもあります。
なぜなら、
コードを書く前に
- 背景を確認する
- 業務を調べる
- 人に聞く
といった時間を使うからです。
ですが、この積み重ねが
数年後に大きな差になります。
金融ITでは「理解」が武器になる
金融ITの世界では、
- 証券
- 保険
- 銀行
- 資産運用
といった業務が絡みます。
ここでは、
単にコードが書けるだけではなく、
業務を理解していること
が大きな武器になります。
そして業務理解は、
派手なスキルではなく、
日々の小さな積み重ねでしか身につきません。
上流工程は「能力」より「姿勢」で決まる
もちろん、
技術力も大切です。
ただ、金融ITの現場で見ていると、
上流工程に進む人を分けているのは、
能力よりも
姿勢
であることが多いと感じます。
分からないことをそのままにしない
背景を理解しようとする
全体を見ようとする
こうした姿勢が、
結果として上流工程につながっていきます。
私たちが一緒に働きたいのは、こういう人です
以前のストーリーでも書きましたが、
私たちは「最初から完璧な人」を求めているわけではありません。
むしろ、
- 少しずつでも理解を深めようとする人
- 仕事の背景に興味を持てる人
- 将来は判断する側に回りたいと思っている人
そんな方と一緒に働きたいと考えています。
金融ITの上流工程は、
派手な仕事ではありません。
ですが、
長く続けるほど価値が積み上がる仕事です。
最後に
もし今、
- このまま実装だけでいいのだろうか
- 将来は設計や要件定義にも関わりたい
- 業務を理解できるエンジニアになりたい
そう感じているなら、
その感覚はとても自然なものだと思います。
金融ITの上流工程に進む人も、
最初は同じところからスタートしています。
いきなり応募でなくても構いません。
現場のリアルな話を、
カジュアルにお話しできたら嬉しいです。
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お話できるのを楽しみにしています。
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