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広告会社CCOが講師のクリエイティブ研修 “Big Idea Explosion”で企画力を磨き抜く。

「では、説明させていただきます。」

緊張と希望の入り混じった声で、プレゼンターが話し始める。考えに考え、練りに練った企画案。話す方も聞く方も、眼差しは真剣だ。舞台は、恵比寿ガーデンプレイスにある広告会社Wunderman Thompson Tokyoの会議室。同社のチーフ・クリエイティブ・オフィサー新沢氏が、厳しくも優しく見守る……。ビッグアイデアを生み出す研鑽を積むPEACSの企画研修、その名も“Big Idea Explosion”。新沢氏の出した課題にアイデアで答えるべく、11名のメンバーが考え抜いた企画を携えて月に1度集まっています。出自はプランナーだけに留まらず、デザイナーや映像ディレクターまで多岐に渡るメンバー。自分の生み出したアイデアは強いか、深いか、新しいか、美しいか、伝わるか、広がるか。他のメンバーのプレゼンを聞きながらも、各々内省とともに進む実践型のワークショップ。2年目を迎えた講師の新沢氏が、語ります。

「今年はレベルが非常に上がってますね。去年のメンバーが数名継続して参加してるから、いい刺激になってる。でも、ちょっとおとなしいのが惜しいです。受け身だと作業になってしまう。クリエイティブって正解がないからこそ、“予想を超えてやろう!”っていう遊び心や前向きな気持ちがとても大切」

当研修では、アイデアの企画性や発展性といった核心からその言葉付きに求められる重要性、はたまた展開案の説得力に至るまで、新沢氏からさまざまな角度でアドバイスが飛んできます。そんな言葉をひたむきにキャッチアップしながら切磋琢磨してきたメンバーは、メキメキと業務でも成果を上げ始めています。

「僕ら広告の世界だと例えば15秒のCMを作るのに相当な人数で何か月もかけ膨大な作業をするのですが、TBWA/CHIAT/DAYにいた時、そのコンテを見た向こうのクリエイティブディレクターに“アイデアは何だ?”と徹底的に問われるわけです。何よりも根源的な価値なんです、アイデアは。これはどんなコミュニケーションも同じで、これからはメディアフリーな世の中になっていくからこそ、中心にあるビッグアイデアがますます肝になる。そのアイデア開発のトレーニングとしてBig Idea Explosionでは、アイデアがビッグだと何が起こるのか、アイデアの本質やアイデアとコンセプトの違い、プレゼンに必要とされるストーリーを解き明かしながら、全員とのセッションを通して具体的にレクチャーしています」

ファン・メディア・スタジオ™️であるPEACSとグローバルに展開するメガエージェンシーであるWunderman Thompson Tokyo。新沢氏の目には、ワークショップを通じて始まっているインタラクティブな交流の先に何が見えるのでしょう。

「雑誌ってコンテンツであり、クリエイティブであり、カルチャーであり、アーカイブであるからこそ、創造性が必要となるメディアだと思う。そんな雑誌メディアの持ってる情報の量と質ってすごくて、デジタルの時代でも武器になると思っています。ブランド・コンテンツスタジオってもともと日本にはなかったけど、そういう意味でPEACSはオポチュニティがある。僕らはグローバルエージェンシーとして、“Data, Tech & Creativity”で社会に価値を生み出していくのですが、データは次のオイルとも言われ、あらゆる場面で取り合いになっている。生のインサイトを持ってるPEACSと僕らで組んだら、面白いことが起こせると思っています」

新沢崇幸氏
Wunderman Thompson Tokyo
チーフ・クリエイティブ・オフィサー

’01年博報堂入社。’08年ロサンゼルスの広告代理店TBWA/Chiat/Dayへの出向を経て、’09年からAppleの日本担当CDとして、iPhoneやiPadのブランディングに参加。’13年には日産に初めて、世界最高峰の広告賞であるカンヌライオンをもたらした。’14年日本広告業協会が選ぶ「クリエーター・オブ・ザ・イヤー」に選出、従来の広告の枠を越えて活躍している。主なクライアントは、日産、アップル、アディダス、ハーゲンダッツ、IKEA他。

PEACSでは、年に数回、業界トップクリエイターによる研修をセッティングし、
社内有志によるビッグアイデアやコピーライティングのトレーニングを積極的に行っています。

まずは少しお話を聞いてみたいというお気持ちでもぜひお気軽にご応募ください。


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