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リスクを取ってでも本気の仕事がしたい。XINOBIXのこれまでとこれから|代表インタビュー

XINOBIX株式会社(以下、シノビクス)は、法人向けにオウンドメディア運営支援を行う会社です。今回は、「シノビクスを創業した経緯」「経営者として大切にしていること」「今後のビジョン」などについて、当社代表の長屋にインタビューを行いました。

面白い経歴の持ち主でもあるので、ぜひご一読ください!

リスクを取ってでも、本気で仕事がしたいと思った

——XINOBIX(シノビクス)を創業するまでの流れを教えてください。

弊社を創業したのは2016年です。新卒で入った会社を1年で辞めて、創業当初は日本企業のインド進出支援をしていました。しかし、事業が全くうまくいかず、その後一度就職することにしました。

ただ、会社を畳んだわけではなかったことと、就職する前に運営していたメディア事業が伸びたこともあり、しばらく経営者と会社員の二足のわらじを履いていました。

その後、運営していたメディア事業を売却し、事業が何もない状態が一年ほど続いていたのですが、もう一度事業を会社経営がしたくなり、再度経営者一本の道に戻る決断をしたのが2021年の3月頃です。

会社員を辞めて自分でもう一度会社をやろうと思った理由は、人生の中で本気になれる瞬間は100%オーナーシップを持って事に向かっているときだと気づけたからです。

オーナーシップがあるとやりたいようにできる一方で、当然リスクを負うことにもなります。しかし、僕はその環境にいるほうが自分の力を最大限発揮できるし、世の中にも貢献できる実感を持てる。そういった生き方がしたいと思ったことが動機ですね。

——会社員と経営者を行き来したからこそ、自分に合う生き方がわかったんですね。

最初に独立したときに「自分で100%リスクを負って挑戦することが、こんなにも自分を本気にさせるんだ」と体感しました。

もちろん会社員としても、多国籍チームをマネジメントしたり、上場準備段階の企業で事業部長を経験したりと、貴重な経験を多く積むことができました。しかし、起業当時の原体験がいつも心にあり、いつか自分でもう一回会社経営をやろうと思っていて、再度独立しました。

▼創業までのより詳しいストーリーはこちら

https://note.com/gayan2/n/n1aad0b6d4369

やるべき理由があるから、困難があっても踏ん張れる

——今回再出発するにあたって、少人数ではなく、会社や事業の規模を大きくする気持ちはありましたか?

最初は組織化するかどうか以前に、そもそも何をやろうか悩んでいました。

実は2021年の再起業後にも、英会話スクールやTikTokのプロダクション会社、中国からの輸入物販業などにも手を広げてみたんです。しかし、どれも自分がやるべき理由が見い出せず中途半端に終わり、どの事業で勝負していこうか右往左往していた期間が1年くらいありました。

そこから改めて自分のWILL、CAN、MUSTを見つめ直しました。起業する前にも人生を振り返ってみたんですが、自分が一番楽しいと感じ、成果が出ると思った分野の一つがコンテンツマーケティングだったんですよね。世の中に価値を提供できて、事業としても成り立つコンテンツマーケティング領域に集中する決意が固まりました。何をやるかを迷っているよりも、まずは決めてやってみることの価値はあるだろうと思いましたね。

2022年7月に社員をを迎え入れ、組織化を目指して本腰を入れました。

——“自分たちがやるべき理由”があることが大事なんですね。

そうですね。これまでやったことのない新しい事業に挑戦するのは楽しいですが、自分たちより上手な人たちが無限に存在します。

その中で、「勝てそうにないから諦めよう」と思うのか、「自分たちならやれる」と思うのかが、その事業を続ける分かれ道だと思っています。

僕自身が、コンテンツマーケティングやオウンドメディア領域でなら困難なときでも踏ん張れそうと思えたので、まずはこの領域を軸として取り組むことにしました。

「三方よしの経営」で、関係者を豊かにしたい

——シノビクスの経営理念を教えてください。

経営理念としては「幸せな出会いを増やし、三方よしの経営を実現する」を掲げています。

まだまだ発展途上ではありますが、社内メンバーには成長と働きやすさを、クライアントは中長期的な利益を、クライアントの先にいるエンドユーザー(読者)には誠実なコンテンツを提供することで「三方よし」の経営を目指しています。

——お客様と仕事をするうえで大切にされていることを教えてください。

本質的な成果にコミットすることを大事にしています。

私たちはマーケティング活動の予算を預かっているため、それにより最終的にクライアントが得る本質的な価値は何か?を常に考えています。

わかりやすい指標として、SEOによる検索順位がありますが、それはあくまで過程の一つです。SEOでうまくいったり、アクセスが増えたりしたその先にクライアントが得る本質的な価値がなければやる意味がないと思っています。

ただし、広告と異なり、コンテンツマーケティングでは短期的な費用対効果を示すことは難しく、成果を長期的に判断することは重要だと考えています。

そのため、私たちは成果の曖昧さから逃げずに、コンテンツによる成果をできる限り可視化し、コンテンツを発信することの価値をクライアントに伝え続けることを大切にしています。

——経営者として何を大切にされていますか?

崇高な理念を掲げるよりは、まず、継続的に利益を生み出し、会社を成長・存続させることに重点をおいています。そして、得た利益を関係者への還元や未来への投資に使い、さらに会社を成長させていく。そういった循環を回すことで、関係者全員の幸せにつながる経営がしたいと思っています。

この考えに至ったのは、社会的に良いことするだけでは利益を上げられないことや、市場を見ずに自分のやりたいことだけを追求しても失敗するという経験を積んできたからだと思います。

一方で、利益を追求する過程で、関わっている人が疲弊するなど、誰かが不幸になるようなことはしたくないと思っています。そのため、やはり「三方よし」を原則として、持続可能な成長を図ることが大事だと思っています。

お互いが敬意を持ち、創造性を発揮できる環境を作る

——経営者として、社員やフリーランスの方と接する際に大切にしていることはありますか?

大事にしていることはどんな人にも敬意をもつことと、意見を押し付けないことです。誰しも完璧ではありません。

失敗をしたり、パフォーマンスが落ちてしまうことがあっても、まずは相手の立場になって理解するようにしています。また、問題があったときには。個人的な能力よりも仕組みに問題があると捉えるようにしています。価値のある働きをしてくださった方を、積極的に褒めることも心掛けていますね。

——意見を押し付けないことや敬意をもつことを大事にしようと思うようになった原体験があれば教えてください。

学生インターン時代に働いていた会社で受けた厳しいマネジメントが原体験かもしれません(笑)

社内で怒号が飛んだり、営業プレッシャーを過剰にかけられることで、主体性を発揮しづらい経験をしました。この経験から、人は最低限の承認や心理的な安全性が得られないと、創造性が発揮できないことを学びました。

今となっては、過酷な環境で鍛えられたことにはとても感謝しています。しかし、弊社のようにライターやクリエイターさんが活躍する会社においては、詰めるマネジメントはせず、承認と称賛によってより創造性が発揮できる文化をつくるようにしています。

クライアントの成功を心から喜べる人と働きたい

——現在どんな人を募集していますか?

オウンドメディアプロジェクトに入り、一緒にクライアントの成果と向き合っていける方を募集しています。
まずは、ディレクターとしてライターやデザイナーさんとコンテンツ制作をリードしていただき、将来的にはオウンドメディア運用のプロとして、クライアントの成果にコミットするプロジェクトマネージャーを目指していただけると嬉しいですね。
また、すでに弊社に関わってくださっている業務委託の方は累計で100名を超えており、これまでご縁とあった方にも、ディレクターやプロジェクトマネージャーとして一緒に仕事ができる人が増えていくことが理想ですね。

——採用において大事にしていることを教えてください。

考え方やマインド、コミュニケーションスタイルが合うかが大事だと思っています。例えば、コンテンツを作るだけではなく、その先にあるお客様のマーケティング課題の解決に向き合っていくことに共感できるかどうかは大事な価値観だと思います。

また、「お互いに仕事をして楽しい」といったバイブスが合うような人たちと一緒にお仕事できると、組織が発展していくだろうなと思っています。

——シノビクスで働くことの魅力を教えてください。

シノビクスは現段階ではオウンドメディアやコンテンツマーケティング支援に特化しているため、専門性を身につけやすい環境であると考えています。特に弊社が大切にしていることは、コンテンツを作るだけではなく、クライアントの課題をコンテンツを通じて解決することです。

また、案件の幅は広くBtoBであればマーケティング・IT・製造業・士業など、BtoCであれば教育・食品・インフラ・医療といった幅広い業界でビジネスに携わることができます。私自身「こんな業界があるのか!」と日々勉強になっています。

また、コンテンツを活用したマーケティングの幅は広く、SEOやホワイトペーパーやLPの制作などに携わる機会もあります。現在ライティングや資料作成に関わっている人であれば、コンテンツマーケティングを通じて、よりマーケティングの上流工程や、プロジェクト全体の課題解決を担えるスキルやマインドが身につけられる機会があると思います。

——どんな人が向いていると思いますか?

クライアントと一緒に、成果を生み出すことを楽しめる人には合っている環境だと思います。「人の笑顔が見たい」という性質を持っている方はマッチすると感じますね。

書くことが得意な人や、コンテンツを作り出すことが好きな方も向いていると思います。また、“一記事入魂”の気持ちでコンテンツ作りに携われる方は成果が出やすいのではないかと思います。

コンテンツマーケティング支援で指名される会社へ

——シノビクスのビジョンを教えてください。

コンテンツマーケティングを軸として、価値の高いサービスをより広げていきたいと思っています。弊社のような支援業という事業では労働集約となってしまうため、一気にスケールさせていくことは難しいとは考えています。しかし、それでもより多くのクライアントに価値を届けたり、働く方の満足度を上げたりするために、会社の規模は年々大きくしていきたいと考えています。

また、働く人のポテンシャルを開花させる組織にしたいと強く思っています。現時点では、さまざまな事情でフルタイムで働けないといった環境にいる人もいるでしょう。そういった方が弊社に関わっていただくことで、スキルの獲得や、眠っていたポテンシャルが引き出されたような人が増えるととても嬉しいなと思っています。

——今後、新規事業を展開する可能性はありますか?

可能性はありますが、今すぐにやることはないと思います。自分たちがやりたいことを起点とするよりは、お客様の課題と向き合い、サービスを開発していくスタンスを基本としています。

過去に、ニーズのないサービスを提供することにこだわったことで痛い目を見たので、市場があり自分達が得意な事業領域を選ぶことを意識しています。

日頃からお客様の課題に向き合っていると、「今提供していること」だけで解決できない課題があります。そういった課題を新しいサービスメニュー化できないか常に探っていくことで、新たな事業のタネが見つかると思っています。

——ちなみに、シノビクスという社名の由来はなんですか?

創業当初は、日本から世界に羽ばたくグローバルなものを作りたいと考えていたんです。「日本発で世界中で親しまれているものは何か?と考えると、「忍者」なんじゃないかと。そこから発想した「忍び」からもじり「XINOBIX(シノビクス)」としました。Xを使った理由は、手裏剣っぽい形をイメージしたからですね(笑)

——趣味・休日の過ごし方は? まだ創業期なので、仕事をすることが多いです(笑)。

趣味は釣りですね。

小さい頃から近くの川でよく釣りをしていて、3年ぐらい前に釣り熱が再燃しました。先日はオホーツク海で釣りをしました。

釣りをしているときは仕事のことを考えている場合ではないので、強制的に思考が魚にシフトさせられてリフレッシュできますね(笑)

ただ、釣りとマーケティングは似ていると思っています。魚がいるところがマーケットそのもの。適切な餌やルアーの動きで魚を引きつけないと釣れないので、釣るためのPDCAを回すプロセスはマーケティングと同じですね(笑)

最後に

顧客理解を大切にし、コンテンツの先にあるお客様の最終利益にコミットしているシノビクス。お互いを尊重し褒める社風は、代表の長屋さんを筆頭につくっています。シノビクスの想いや考え方に共感してくださる方や、コンテンツマーケティング領域の専門性を身につけたい方は、ぜひお話ししましょう!



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