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ファシリティマネジメントの『キホンのキ』

私たちの会社「パーソルファシリティマネジメント」の社名にも入っている、「ファシリティマネジメント」という言葉を聞いたことはありますか?

今回は、「ファシリティマネジメント」についてのキホンのキ!をお伝えいたします!

ファシリティマネジメントは1970年代後半にアメリカで生まれました。その後1990年代にヨーロッパ全土、上海、シンガポール、香港、オーストラリアへ。1990年代後半に中南米、アフリカへ。2000年以降はアジアへと広がっていきました。日本に最初にファシリティマネジメントが導入されたのは1980 年代半ば頃です。ファシリティマネジメントが産まれたのも、日本に導入されたのもつい最近の事なんです。

そんな「ファシリティマネジメント」という言葉、普段の生活ではあまり聞き馴染みが無いと思います。
発祥は分かった。けど、そのファシリティマネジメントっていうものは、一体全体なんなのだ⁉
そんな疑問の声にお答えします!

……ズバリ! ファシリティマネジメントとは!

「企業・団体等が組織活動のために、施設とその環境を総合的に企画、管理、活用する経営活動」のこと。

うーん……。ちょっと難しいですよね。ではイメージしやすいように分解してみましょうか。

企業・団体が組織活動するためには、勿論その組織が活動する場所(施設・設備を含めた環境)が必要です。皆さんが所属している組織を思い浮かべてみてください。学校や職場。その場にある施設・設備はなんでしょう。
学校だったら、教室があって、教室の中には机、椅子、教壇、黒板。体育館にはバスケットゴールや器械体操の備品。校庭にはサッカーゴール等があるかもしれません。
職場ではどうでしょうか。執務室には机、椅子、キャビネットや複合機。会議室には机と椅子は勿論、モニターやホワイトボード。他の施設として、食堂や休憩スペースがある場合もあるでしょう。

そういった、組織活動をするうえでの施設・設備を含めた環境を、総合的に見て適切に管理していくことを、「ファシリティマネジメント」と総称しています。

なんとなくイメージ出来ましたでしょうか? では、更に具体的に説明していきます。

ファシリティには土地、建物、構築物、設備等が含まれています。ファシリティマネジメントとは、それら全てを経営にとって最適な状態で保有し、賃借し、使用し、運営し、維持するための総合的な経営活動です。

ここで重要なのが、ファシリティマネジメントは、経営活動に直結する!という事です。

経営組織のなかで事業(ビジネス)を支える機能分野というと、みなさんは何をイメージされますか?
人事、財務、ICT……。
確かにこれらは事業を支える会社の機能分野というと、ピンとくる方も多いかと思います。

えっ……、この流れ……。ファシリティマネジメントって、もしかして……?

そうです!
ファシリティマネジメントはこの機能分野の中の一つ!
経営を支える基盤として位置づけられるのです!

*ICT…Information and Communication Technologyの略。
*FM……Facility Managementの略。

えー! ここと並ぶなんて意外! 知らなかった! という方も多いのではないでしょうか?

でも、なんでファシリティマネジメントが事業を支える機能分野の中の一つなのか、イマイチピンと来ない……。そんな方へご説明いたします!

ファシリティマネジメントの活用によって期待される効果は、次のようなものがあります。

①不要な施設、不足な施設、不適当な施設の使われ方が明らかになり、経営にとって最適なファシリティのあり方が示される。
→ 例:現在ビルの2フロアを借りているけれど、在宅率が増えてあまり使われていないのに家賃だけかかっているなぁ。2フロアを1フロアに統合出来ないだろうか?

②ファシリティの改革、有効活用によって、経営の効率が最高度に向上する。
→ 例:使われていなかった会議室を、アイデアワークの質をあげられるように壁をホワイトボードにしたら、会議の質が上がって結果的に製品の売り上げが伸びた!

③同時に、施設関連費用を最小に抑えることができる。
→ 例:ファシリティの在り方を見直すことで、不要なものは廃棄したり、運用方法を変更をすることで、コストが最適化される。

④顧客、従業員その他のファシリティ利用者にとって快適・魅力的な施設を実現するとともに、組織、社会へ貢献する。
→ 例:快適で魅力的な施設で働けて仕事の質が高まり、社員のエンゲージメントも上がり、会社の売上にも貢献! 会社の成果物を世に提供することで、社会にも貢献。

⑤安全・安心で省エネルギーを実現し、コスト低減とともに環境問題、事業継続性にとって効果的な解決手段となる。
→ 例:ファシリティの在り方を見直すことで、エネルギーやコストが適正化されて低減する。環境問題にも貢献出来るし、事業にかかるコストも削減できるので、事業継続性もアップ。

⑥ファシリティを通じて、モチベーション向上、イノベーションや働き方改革へ貢献することができます。
→ 例:お子さんを連れて来れる会議室を作ることで、パパママの働くことへのモチベーションがアップ。働き方改革に繋がる。

……いかがでしょう?
ファシリティマネジメントが経営活動に直結する、重要な役割だという事をご理解いただけたでしょうか?

今回は、「ファシリティマネジメント」についての基本のキ! という事で、ファシリティマネジメントは一体何なのかという事をご紹介いたしました。
この記事を読んで、ファシリティマネジメントに興味を持っていただけたら幸いです!

引用元:公益社団法人 日本ファシリティマネジメント協会 http://www.jfma.or.jp/whatsFM/

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