「大切なのは、見た目よりも本質でした」ごまかしのないペットフード開発の裏側
「こころとしっぽをゆらす」というスローガンを掲げるHEKA。私たちが大切にしているのは、ペットたちのかけがえのない日常を守る「食事」です。
今回は「HEKA犬猫用おやつ(天然本鰹)」の開発を担当した原にインタビューを実施しました。一つの商品が生まれるまでの約10ヶ月にわたる泥臭い道のりや、製造現場との対話から得た気づきを通して、HEKAのものづくりに対する姿勢や社内のカルチャーをお伝えします。
目次
「大切なのは、見た目よりも本質でした」ごまかしのないペットフード開発の裏側
「自分が何をあげているのか」が分かる、シンプルなものを作りたい
直面した「見た目」の課題。立ち返ったのは商品の本質
現場との対話と、特注フィルムへのこだわり
納得のいくものを、誠実に届ける環境
HEKAで働く魅力とは
![]()
「自分が何をあげているのか」が分かる、シンプルなものを作りたい
ー 今回、新しいおやつの開発に踏み切ったきっかけを教えてください。
原: 「ペットにも、日本各地の豊かな食を味わってほしい」と思ったことが出発点です。人にとっての健康的な食事を考えたとき、その土地の特産品や名産品を活かしたものが思い浮かびました。それを犬や猫にも届けたいと考えたんです。
市場には、クッキーや缶詰などさまざまな加工品のおやつがあります。それ自体が悪いわけでは決してないのですが、「飼い主さんがいま、自分の家族に何をあげているのかが見えづらい」と感じることもありました。
だからこそ、ごまかしのない「とことんシンプル」で分かりやすく、素材本来の美味しさを楽しめるものを作ろうと決意しました。第一弾として選んだのは、以前別の商品で質の高さを肌で感じていた「焼津の鰹」です。
直面した「見た目」の課題。立ち返ったのは商品の本質
ー 開発は約10ヶ月に及んだそうですが、スムーズに進んだのでしょうか?
原: いえ、実は挫けそうになった瞬間もありました。
今回の商品では、鰹の中でも「ハラモ」という部位を使用しています。マグロでいう大トロや中トロにあたる脂の乗った部位で、ペットに積極的に摂ってほしい魚油(DHAやEPAなど)を豊富に含んでいます。しかし、いざ試作品を目にしたとき、脂があふれ出てしまっていて、どうしても商品の「見た目」が良くなかったんです。これには、実際に商品化すべきか最後まで悩みました。
ー その悩みを、どう乗り越えたのですか?
原: 改めて「一番大切なのは、大切な家族であるペットが健康で元気にいることだ」と見つめ直しました。そうすると、重要なのは人間の目から見た「見た目」ではないことに気づいたんです。
そこからは思考を切り替え、素材の良さと美味しさをとことん引き出せる製法を追求しました。ハラモの脂は旨味が詰まっている分、酸化しやすく風味が落ちやすいという特性があります。そこで、余計な加工工程を極力減らし、素材をそのままレトルト調理するという方式にたどり着きました。
![]()
現場との対話と、特注フィルムへのこだわり
ー 開発を進める中で、やりがいを感じたのはどんな場面でしたか?
原: 製造業者の方と、直接膝を突き合わせてお話ししながら進められたことです。
これまでは出来上がった商品を扱う立場だったため、製造現場のこだわりや細かな工夫について深く知る機会がありませんでした。現場の方々が持つノウハウを教わりながら、「どうすればペットにとって本当に良いものを形にできるか」を一緒に議論できたことは、とても大変でしたが、同時に大きなやりがいを感じました。
ー 逆に、一番苦労したポイントはどこでしょうか?
原: 「嗜好性(食べつきの良さ)」を安定して高く保つことです。
当初、この商品は個包装にする予定はありませんでした。しかし、袋を開けた瞬間はとてもよく食べてくれるのに、数時間経ってから与えると、明らかに食べつきが悪くなってしまうという大きな壁にぶつかりました。たった数時間で鰹の旨味が酸化してしまっていたんです。
そこで、何度もおやつを開けたてで新鮮な状態でお届けできるよう、レトルト調理に対応できるフィルムを特注で用意し、現在の「完全個包装」という形に変更しました。
![]()
納得のいくものを、誠実に届ける環境
ー 最後に、商品が完成した時のお気持ちを教えてください。
原: 自分の家族や、友人のペットにも自信を持って「安心して食べてね」と言える商品を作れたことを誇らしく思いました。健康に良いものを美味しく食べてもらうことだけを真っ直ぐに考えて開発したので、その想いに共感してくださる飼い主さんの日常に寄り添えたら嬉しいです。
HEKAで働く魅力とは
原のエピソードからも分かるように、HEKAのものづくりは決して華やかなだけではありません。思い通りにいかない試作品に頭を抱えたり、酸化という見えない壁と戦ったりと、泥臭い試行錯誤の連続です。
しかし、だからこそ「ペットの健康」という本質に対して、どこまでも誠実に向き合える環境があります。役職や立場に関係なく、社外のパートナーともフラットに議論を交わし、本当に納得のいくものを世に送り出す。そんな実直な仕事に共感していただける方と、私たちは一緒に働きたいと考えています。
応募はこちらから↓