「ただ働くではなく、自分の人生をよりよくする場所」
60年以上、菓子の卸売を生業としてきた私たちは、新たなビジョンを掲げて、新事業へと舵を切ろうとしています。
今回の記事では、その新ビジョンに至った背景と、具体的な内容について紹介します。
愛和食品とは
私たち愛和食品は1963年に菓子問屋として創業。横浜本社と沖縄支社を拠点に、主にパチンコ店への景品の菓子・食品の卸売を中心とした事業を行ってきました。
愛和食品は、いま大きな変革期にいます。
先代から現社長に変わり、加えて時代の流れを汲み取り、今までのお菓子を中心とした総合商社という立ち位置から、大きく2つの方向に事業を進化させていこうとしています。
・衣食住すべてを豊かに「つなぐ」、唯一無二の会社へ
・テクノロジー活用とサブスク化でエラーなく「つづける」会社へ
ホスピタリティとテクノロジーを融合し、「関わる全員が幸せになる会社」を目指し、私たちは、「2100年」を見据えて、ご縁と信頼でつながる社会貢献型ビジネスを実現していきます。
なぜ、2100年という未来を見据えるのか
私たちが「2100年」という未来を指針に掲げるのは、今を生きる子供たちがシニア世代となったときに、次の世代へとバトンを繋いでいきたいからです。
愛和食品は、単に会社を「生き残らせる」ことを目的としていません。100年、さらには300年と続いていく歴史の通過点として、「次世代が安心して自分たちの人生を託せる基盤」を今ここで再構築したいと考えています。
2100年に、私たちが残していきたいもの
愛和食品が、形ある「商品」と共に残したいもの。
それは、「幸せが循環し続ける仕組み」です。
- 次世代へ繋ぐ「衣食住」と「自然」のインフラ
「食」の提供からさらに歩みを進め、人間が生きていくために不可欠な水、空気、緑といった環境インフラを、健やかな状態で次世代に繋いでいきます。沖縄ですでに始まっているイオン発生機の販売事業や地域活動などは、その第一歩という位置づけです。
- 社員とその家族が誇れる「盤石な場所」
私たちに関わるすべての人たちが幸せになれるよう、変化を恐れず改善し続ける、盤石な組織文化を継承します。それは、愛和らしい個々人の魅力が最大限に発揮され、互いを家族のように思い合える温かな居場所です。
- 地域の未来を「自分事」として、共に歩む絆
地域の課題を自分事として捉え、志を共にする企業や人々と共に解決に挑みます。100年先も「愛和食品があって良かった」と地域から必要とされる、そんな厚い信頼関係を未来へ届けていきます。
新ビジョン誕生の背景にある「変革」
ビジョンを制作をすることになったきっかけは、現社長の「方針転換」です。
先代から会社を引き継いだあと事業を整理し、組織改革を行った結果、社員数は以前の3分の1以下になりました。
苦渋の決断は、すべて「100年続く会社にするため」。
その志を共有できる社員が、今の会社に残っています。
その社員の幸せを守るために会社が何をしたらいいのか。
そこで、まず着手したのが「健康経営」と「社員食堂」でした。
- オフィス改革
まず着手したのは、事務所のリフォーム。部署ごとに区切られ、資料でおおわれた壁を取り払い、フリーアドレスを導入。オープンで明るく、風通しの良い事務所へと大きく変わりました。
この改革は意外な場所にも波及しました。例えば、外線電話がなったときは、部署を問わず、みんなで電話を取る文化になっています。「自分たちには関係ない」と担当部署に任せきりにするのではなく、「情報を共有しよう」という意識の変化が生まれました。
- 稟議廃止の反応
稟議書を撤廃し、社長へ直に提案できる体制にしたことで、意思決定のスピードが格段に上がりました。オフィスのリフォームで風通しの良さが高まり、社長との物理的な距離が近くなったため、現場からすぐに「いいよ」「ダメだ」というフィードバックが返ってくるようにもなりました。
これまでは良い提案であっても、実現までにいくつもの壁を越えなくてはならず、途中で諦めたり嫌になってしまったりすることがありました。でも今はその空気が薄れ、社員が「やりたいこと」を言いやすい環境になりました。
- 社員食堂「はたけのキッチン」
横浜本社にある「はたけのキッチン」は、部署の垣根を越えた交流の場になっています。お弁当派も食堂に集まり、部署関係なくわいわいと食卓を囲む時間は、社員からも「会社かな?と思うくらい楽しい」と好評を得ています。
毎日日替わりで提供されるメニューは、社員の健康を考え、地元の農家から仕入れた有機野菜をたっぷり使っています。
▶︎はたけのキッチンについての記事はこちら
次々と目に見える形の改革を行い、社長が描く理想も少しずつ見えてきたものの、まだまだ難しい部分も多くありました。
その原因は、現場とのギャップやズレにありました。
一つ目は、慢性的な人材不足。社員一人ひとりが抱える業務量が多い状態が継続した結果、忙しさから改善活動よりも現状維持に意識が向きやすい状態になってしまいました。また、業務の中には「属人化」や「非効率」が常態化しているものもあり、新しい取り組みを行うこと自体に抵抗感を示す声もありました。
もう一つは、社員の視座と主体性についてです。業務上の互助精神はしっかり根付いているものの、一つひとつの業務を上長に確認してすすめるメンバーが多いのも事実でした。理想的には、社員一人ひとりが視座を高く持ち、さらには自ら行動していける人を増やしていきたい。でもこれは、現場だけでなく、役員とも目線の違いがあることが明らかになってきました。
すでにある個人やチームの「強み」と「魅力」をより良い形で発揮させながら進化させていくためには……。
そこで、必要と考えたのが今回の「ビジョン」です。
社員が目指していく明確なビジョンとして、「つなぐ」と「つづける」二つの事業方針を掲げました。
愛和食品5年ビジョン
「つづける」── AI卸のプラットフォームでエラーゼロ&黒字化
まずひとつめのビジョンである「つづける」では、既存事業をテクノロジーを活用して深化させていきます。さらには、透明性のある組織作りと自立型社員の育成も行っていく予定です。
具体的な施策としては、以下の3つを掲げています。
- ロジスティクスにAIを導入。少人数で業務を行える実績をつくり、エラーゼロを目指します。
- 既存事業のサブスク化を行い、黒字化を目指します。
- 未来志向をもち、「維持」ではなく「改善」の意識を持ち、実行していきます。
これまで愛和食品は、60年以上日々積み重ねと、その中で培ってきたノウハウで欠品なく商品を卸してきました。長年の実績がある事業をつづけながら、改善や進化をさせていくことは、決して楽ではないことです。でも、「だからこそ、面白い」と前向きに捉えながら、挑戦してくれる人を愛和食品は「仲間」として迎えたいと考えています。
「つなぐ」── 横浜と沖縄、そしてアメリカの縁をつなぎ、恩を返す
もうひとつのビジョン「つなぐ」では、新規事業の開拓を進めていきます。今はまだ「点」として存在しているさまざまな取り組みを、有機的に「線」でつなぎ、化学反応を起こしていく構想です。
現在の愛和食品では、食を中心に行っている事業を行っていますが、今後は衣食住すべてを豊かにするための価値を提供していきます。そして、人と商品、会社と会社をつなぐ、唯一無二の会社を目指します。
具体的な取り組みは以下の通りです。
- 衣食住の「幸せの追求」の一環として、すでに取り組みを始めているイオン発生機販売に取り組んでいきます(主に沖縄支社での事業強化)
- 今までのご縁を活かしてアメリカでの事業展開をすすめていきます
5年後の構想としては、少数精鋭の「ご縁繋ぎ」コンサルチームを結成し、社会貢献型のビジネスを展開していきます。この新規事業は、私たちのご縁のある地域での「恩返し」を中心に展開していく予定です。
この「つなぐ」の事業を一緒に進めていきたい人は「人が好きな人」。愛和食品が大事にしてきたホスピタリティに加えて、未来を見据え、恩を返しながら縁をつなげる仕事をともに作っていける仲間と出会いたいと考えています。
変革期の愛和食品を支えてくれる仲間を募集
変革の中心にいるのは、「愛和らしさ」をもつ私たち社員一人ひとり。
私たちはこのビジョンを自分たちの言葉に落とし込み、本気で取り組んでいくために、社員全員でクレドをつくりました。(クレドワークショップの様子はこちら)
愛和食品に関わる全員が幸せになるために、私たちは新しい一歩を踏み出しています。このビジョンに共感し、変革の真っただ中に飛び込んでくれる仲間をお待ちしてます!