合同会社quodは、当社が取り組んできた「ローカルプレイスブランディング」※をさらに推進するため、
・地域文化資本を活かした物件開発・地域経営を担う「株式会社 土と風」、
・PR領域に特化した「株式会社 PR TEAM」
の2社を設立しました。
それぞれの領域で専門性を高めることで、地域ごとの課題により深く向き合いながら、新たな切り口を見出し、自然や文化といった“場”のポテンシャルを次世代へつながる価値へと昇華していきます。
quodが大切にしているのは“地域の一員である”という姿勢
quod の特徴は、外部からアドバイスするだけの存在ではなく、 「地域の一員として関わる」というスタンス。
quodは、「地域を自分ごととして良くしたい」という思いを持つ各エリア在住メンバーと、経営企画、ファイナンス、物件開発、PR、デジタルマーケティング、デザインなど、多様な専門性を持つメンバーで構成されています。
エリア開発やPRを起点としたプロジェクトを通じて、地域のイメージやブランド力を高めると同時に、地域の人にとっても、地域に関わる人にとっても、誇りや愛着が育まれる状態を目指しています。
地域の人たちと同じ時間を過ごし、空気を吸い、文化をともに育てる。
そのうえで、高い専門性を持った人材が価値を提供する——
この掛け合わせこそ、私たちの強みです。
今回、専門領域ごとに2つの会社を設立することで、より柔軟かつ実行力のある体制を整えました。
「株式会社 土と風」──地域文化資本を読み解き、地域文化を次代につなぐ会社へ
「株式会社 土と風」は、地域に深く入り込み、
文化・自然・歴史を“地域文化資本”として可視化しながら、
物件開発・運営、宿泊施設運営、地域経営を行う会社です。
取り組む地域は、人口5万人前後のまちが中心。
その理由はシンプルで、
文化が残り、未来を変える余地があり、人の顔が見える規模だから。
百年、千年という時間軸で土地を読み解き、
その土地の文化がにじみ出る「場」をつくる。
そこから生まれた経済をもう一度文化に還元していく。
持続可能な地域のサイクルを、土と風はつくろうとしています。
「株式会社 PR TEAM」──都市と地域のあいだに新しい関係性を生み出す会社へ
一方「PR TEAM」は、東京・都市圏を中心に
PRを軸としたコミュニケーション設計 を専門にしています。
地域の文化・企業の思想・サービスの価値。
これらを社会につなぎ、共感を生み出す“切り口”をつくるのが役割です。
情報があふれる時代だからこそ、
ただ伝えるだけでは価値は届かない。
「人が動きたくなる関係性をつくる」
それがPR TEAMが持つ力です。
都市で企業のPRを支援しながら、
地域にも還元されるコミュニケーションの“武器”を生み出していきます。
なぜ分社化が必要だったのか?
理由はひとつ。
“地域に必要な価値を、専門性で最大化するため” です。
地域をよくするために必要なスキルは多岐にわたり、
一社で完結させるよりも、
役割を分けたほうが深く・速く・正確に動けます。
- 土と風:文化資本×物件開発×地域経営
- PR TEAM:PR×コミュニケーション設計
二つの軸が並走することによって、
地域はこれまでにないスピードで変わっていく。
quodの役割は、その“思想の源泉”であり続けること。
そして、二つの会社が地域の未来をつくる仲間として育っていくことです。
代表メッセージ
株式会社土と風 代表 飯塚洋史
「地域文化」を次代につなぐ。
土地に流れる空気。暮らしや営み。自然や文化。一つひとつが、私たち人間の生きる拠りどころだと考えます。土と風は、地域に宿るこうした価値を「地域文化資本」として掘り起こし、時代に合ったかたちで、つないでいきたいと考えています。
百年、千年という時間軸で、地域をかたちづくってきたものを読み解き、「地域文化」がにじみ出るような「場」をつくる。そこから生まれる新たな経済や仕組みを、再び地域の文化に還していく。私たちは、そんな価値の循環を、地域の人々とともにかたちにしていきます。
株式会社PR TEAM 代表 中川雅俊
PRで新しい関係性を生み出す。
日本には素晴らしい商品・サービスがたくさんあります。可能性に満ち溢れた技術がたくさんあります。そして世界に誇れる自然や文化があります。だからこそ、この魅力がきちんと社会に落とし込まれ価値を発揮していけることが重要だと考えています。
誰もが情報発信をできる時代だからこそ、関心や共感につながる強い切り口が必要です。
PR TEAMの強みはスモールチームでその切り口をつくれること。脳みそだけでなく、体を動かして新しいタネをつくってきたことです。“切り口の発想”とそれを可能にする“つくる力”、それを価値につなげるための“アウトプット力”が関わる地域の「武器」になるように取り組んできます。
最後に:この分社化は、quodの“進化”の途中です
土と風、PR TEAM、そしてquod。
それぞれの役割は違っても、目指す未来は同じです。
「地域が持つ文化資本を、未来へつなぐこと。」
分社化は「別れること」ではなく、
価値を最大化するための“広がり”です。
これからも、地域で育まれてきた文化を守り、活かし、
次の世代につなぐプロジェクトを継続していきます。
同じ目線で地域に向き合える仲間を、これからも増やしていきたいと考えています。
※ローカルプレイスブランディング
quodが掲げる「ローカルプレイスブランディング」とは、自然や文化など地域が持つ魅力を掘り起こし独自の価値として形にし、発信していくことです。