こんにちは!株式会社Newbees HR担当のmomoです。
前回は、QAリーダーの2名に、現場の視点から「なぜ今QAマネージャーが必要なのか」についてお話を伺いました。
今回は、COOでもあり、QA組織を管掌している上長でもあるkingさんに、組織としてQAをどのように捉えているのか、そしてこれからどんなQA組織を作っていきたいか……など色々お話を伺いました。
ぜひご覧ください!
目次
QA組織に関わることになった背景
今、QAチームはどんな状況にあるのか
今後、QAマネージャーに期待していること
QAマネージャーに委ねたい裁量の範囲
QAチームに合いそうな人物像
最後に
QA組織に関わることになった背景
── それでは、よろしくお願いいたいます!
kingさんのことを知っている方もいれば、今回はじめて知る方もいらっしゃると思うので、まずは簡単に自己紹介をお願いできますか?
はい、わかりました。
COOをしているkingです(笑)
といってもCOO業務に全振りできているかというと結構微妙な感じで、日々コロコロと変わる情勢や環境のなかで、「足りないところを補う」「いい感じに調整する」みたいな働き方をしています。
私自身まだまだ足りていないところが多いので、周りの力を頼りになんとかかんとかやっていけている感じです。
自己紹介って、こんな感じでいいんだっけ……?
── 大体OKです!(笑)
ちなみに、kingさんはQAエンジニアとしてのご経験はなかったと記憶しているのですが、どのような経緯でQAチームの上長も担うことになったのでしょうか?
そうですね、全然ドラマチックな背景みたいなものはなくて。
少し長くなりますが、流れ含めて話しますね。
QAチームができる前は、開発が完了したものをディレクターがテストというか、確認していたんですね。リリース前の動作確認という意味もありますし、仕様理解みたいな側面もありますし、業務の一環という形で対応していました。
しかし、プロダクトが大きくなっていくにつれ、不具合発生時のインパクトもどんどん大きくなってきて、ディレクターの確認範囲もひろがり、内容も深くなり、確認に必要なコストがどんどん膨れていったんです。
ふとディレクターの1ヶ月の業務内容を振り返ってみると、ディレクションなどの上流に費やす時間よりも確認作業に費やす時間のほうが多くなってしまっていて、さすがに色々と破綻している状況になっていました。
今後この「確認」を無くすことは不可能ですし、プロダクトとしてもかなり大きいものになってきたので、代表のkazuさんに相談をしてQAチームを立ち上げることになりました。
今思うと、ちょっと遅かったかなと反省もしています……。
で、最初の問いに戻りますが、「元々ディレクターが対応してくれていた業務をチーム化して巻き取っていくというスタートで、ディレクターが私の管掌範囲だったため、そのまま私が担当した」という流れです。
── なるほど、おおよその経緯が分かりました。
このままの流れでお聞きしたいのですが、これまでQAチームにマネージャーを置かずに運営してきた背景についても教えていただけますか?
少し難しい質問ですね。
「マネージャーを置かなかった」というよりは、「マネージャーを置くフェーズではなかった」という表現の方が正しいかもしれません。
先にQAチームの誕生秘話を話した通り、目先の目標としては「QAチームが検証を担うチームになること」でした。当時の状況としては、「今後、社内にQAチームをしっかり創って、品質を管理できる体制を整備しよう!」というよりは、「もう今この瞬間ディレクターの業務が圧迫されていて仕様整理などが進まない!すぐになんとかしないと!」みたいな……。
スピードアップのために第三者検証企業にも参画してもらい、まずは1プロジェクト、そして次のプロジェクトも……という感じで、突貫工事感もありながらQAチームが参画するプロジェクトを増やしていきました。
この段階では、QA全体のマネジメントがどうこうというよりは、「まだQAが参画していないプロジェクトにQAを広げる」という部分最適が目的になっていて、組織的なQA活動のような全体最適までは考えられない状況でした。
今、QAチームはどんな状況にあるのか
── なるほど。大変な状態が想像できますね……。
では、そんなQAチームですが、現在どのようなフェーズに来ているのでしょうか?
社内外の様々な人の助力もあり、現時点ではある程度形になってきたと思います。
Newbeesで通常運用できているプロジェクトは5つありますが、その3つにQAチームが参画できる状態まできました。ここからは、今までやってきた部分最適ではなく、QAチームとして、また会社全体として、全体最適をおこなっていくフェーズに入ってきていると感じています。
QAチームを立ち上げた当初は、QAと一緒に働いたことがないメンバーも少なからずいたので、「QAってなにする人?」みたいなこともありました。しかしながら今はQAというジョブの認知もしっかりあるので、QAが参画していないプロジェクトメンバーからもQAを求められるような環境になりました。逆に、なかなかQAメンバーを参画させられずに申し訳ない気持ちです。急ぎますね……。
── 頑張って急いでください(笑)
ちなみに、前回の座談会で、QAメンバーから「品質の方針や戦略がまだ整っていない」「横のつながりが薄い」といった声があがっていましたが、全体最適を進める上でkingさん目線ではどのような課題を感じていますか?
そこはQAメンバーと同じ課題を感じています。
前の記事にも書いてありましたが、私自身、エンジニアとしてQAと一緒に仕事をした経験自体はあるのですが、QA自体をやったことがないので、知人や参考文献を頼りながらQAメンバーの壁打ちに応じているような状況です。
方針や戦略の文脈だと、大枠みたいなところを理解できたり、理想像みたいなものをイメージすることはできるのですが、「じゃあ、それを達成するための具体的なアクションは?」と問われると、なにも出てこないって感じです。
横のつながりに関しても、私ができるのは他者の力を借りてプロジェクト単位の部分最適みたいなところが限界で、本来の意味での「QAチーム全体がワークしている状態」に持っていくことは不可能に近いと思います。
ここまで話したことでもわかるように、個人的には、私が管掌役にいること自体も課題だと思っているので、早期に専門的な知識や経験を持っている方にお願いしないといけないな、と感じています。
今後、QAマネージャーに期待していること
── ありがとうございます。たしかに、これからやらないといけないことを考えると、より優秀で適した方に任せていくことが大事ですね。
では、QAマネージャーの方にジョインいただいた際、任せていきたいことや期待している役割について教えてください。
お任せしたいことは、ここまでも触れてきたような「全体最適」のところですね。Newbeesには複数のプロジェクトがありますが、それぞれのプロジェクトで開発手法も異なっているので、プロジェクトごとに最適なQAのありかたも異なると思います。
また一方では、そんな異なる環境にあっても、ブレてはいけない、動かしてはいけないQAとしてのコアのようなものもあると思っています。そういった仕組み化の部分や、メンバーが困ったり悩んだりしたときに振り返れるようなコアの策定などをお願いしたいと考えています。
私が話すと抽象度が高く、ふわふわしている内容になってしまいますが、Newbeesの現状を見てもらった上で整えてもらい、「具体的なもの」をメンバーに見せてあげてもらいたいなと思います。
QAマネージャーに委ねたい裁量の範囲
── そうなってくると、QAマネージャーにお願いする役割は大きいと思いますが、実際どの程度の裁量を持って取り組んでいただきたいと考えておりますか?
ここは採用の文脈にも係る部分なので、現時点の私の考えも踏まえて、ある程度ぶっちゃけベースで話してしまいますね。
まず、「裁量の大きさ」みたいなところは、徐々に大きくなると考えてもらったほうがいいと思います。
QAチームをお願いすることにはなりますが、いきなり全部を任せるというのは、半ば丸投げのような感じになってしまうと思っていて、任される側としても負荷が大きいのではないかと。なので、まずは1プロジェクトを見てもらったり、私と一緒に1on1の場に参加してもらうなりして、小さいところからお任せしながら1個1個課題を解決してもらいたいと思っています。
課題の中には、メンバーが抱えているものと組織的に抱えているものがありますし、優先度もそれぞれの中であるので、全部を公開させてもらった上でどれから進めていくかなど、相談しながらやっていきたいです。
現時点で気付けていない課題もあるはずなので、その辺の対応なども期待している部分ではあります。
あ、ちなみに、最初から「全部任せて!」ということであれば、それはそれでお願いしたいと思っていて、あくまでも引き受けてくださる方の負荷が高くならないようにしたいのであって、最初は信用できないから制限するということではないです(笑)
QAチームのマネジメントの先には、組織全体に対するアクションも期待しているので、他ジョブのメンバーとも部署の垣根を越えて品質談義してもらいたいですね。
QAチームに合いそうな人物像
── ジョインいただける方に合わせて、って感じですね。
kingさんから見て、どのような方にマネージャーになっていただけたらありがたいですか?
スキル面・人物面の両方をお聞きできると嬉しいです!
スキル面でいうと、NewbeesのQAチームが実行していることは経験されていて、その上でさらに上のレイヤーまで経験されている方だとありがたいですね。ありがたいというか、心強いって感じですね。
現状だと、QAリーダーのスキル感が社内の上限になってしまうので、その上限を引き上げてもらえるような方を求めてしまいます。ただ、同水準であったとしても、他社での経験によって「次になにをすればいいか?」の答えを持っている方でも歓迎です。
どんな形であっても、上限を引き上げてくださるのであれば、あまり方法みたいなところにこだわりはないです。
人物面でいうと、マネジメントをお願いする上でパワーマネジメントが基本ではない方がいいですね。ときにはパワーマネジメントが必要だということは否定しませんが、基本的な考えがそれだとNewbeesのカルチャーには合わないと思います。
あとはコミュニケーション面ですね。ここも「基本的には……」みたいな考えになりますが、「みんなが〜」のように上の立場なのに主語を大きくとって納得させようとしてみたり、確証バイアスが掛かっていて自身の意見を通すための証拠集めしてみたり、「有名企業では〜」「有識者が〜」みたいな権威に訴える論証気味なコミュニケーションが多い方だと厳しいかなと思います。
そういうコミュニケーションが必要なタイミングもあることは否定しませんが、コミュニティが異なればベストやベターな方法というのも変わってくるので、目の前の状況を正しく整理した上で主体的に語ってもらいたいという気持ちがあります。
Newbees自体がVALUESに「対話」を掲げていることもあり、筋道が通っていればネガティブフィードバックも素直に受け取るメンバーが揃っています。変に小手先で納得感を得ようとせず、VS構造を避け、同じ目標に目を向け、メンバーが道を間違えたり外れてしまわないようなマネジメントをしていただけるとありがたいですね。
最後に
── ありがとうございます!私もNewbeesのメンバーは話し合いができる人が多いと感じているので納得です!
それでは最後にマネージャー候補の方に向けて、一言お願いします。
色々話しましたが、NewbeesではQAチームのマネージャーを募集しています(笑)
立ち上げから地道にできることを増やしてきましたが、ここからさらに進むにはマネージャーをお願いできる方が必要です。今回お話した内容を全部1人でやって欲しいとは思っておらず、そこも協力だと思っています。
例えば、「QAエンジニアの経験があってマネジメントもすごく得意だけど、SET/SDETの部分は少し自信がない」ということであれば、得意な部分はお願いさせてもらった上で、一緒に「どんなSET/SDETの知見を持っている人がいるといいか?」みたいなところを考え、その解決方法が採用なのか、社内教育なのか、など相談して進めていきたいです。もちろん、その逆なども然りですね。
このような考え方やNewbeesのカルチャーに興味を持っていただけたのであれば、カジュアル面談でもいいのでお話の機会をいただけると嬉しいです!