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〈代表インタビュー〉10期目を迎えて。

こんにちは。アクトロード採用担当の菅野です。
前回ストーリーの掲載から時間が空いてしまいました・・・・申し訳ありません。

今回、株式会社アクトロードが節目となる10期目に突入したと言う事で、弊社の代表取締である「窪田」に10期目を迎えた事に対しての思いや、SES(システムエンジニアリングサービス)について考えている事を、色々とお話して頂きました。

弊社の「顔」となる人物の一面をお見せ出来ればと思います。

【10期目を迎えて。】

ーー 10期目を迎えて、思う所をお聞かせて下さい。

大変有難いことに10期目に突入しました。
ですが正直、会社を立ち上げた当初に描いていた10年後とのギャップはあります。
それは社会的な様々な状況、特にここ2~3年の劇的な変化は予想出来なかったという事でもあります。
会社組織を運営するにあたり、右肩上がりの上昇志向で計画を立てるのは当たり前ですが、IT業界全体が転換期を迎えている点もギャップを生んでいる一つの理由です。
中でもAIやメタバースなどの技術の進化、実用化が想像していたよりも早く、エンジニアに求められるスキルも大きく、そして早く変化しています。
そのような需要に対して、会社をフィットさせていくことは大きな経営課題として感じています。

そもそも、アクトロードはレガシー技術を中心として立ち上がった会社です。
従来からスキルチェンジは課題となっていましたが、殊更ここ数年では大きな課題となっています。
この課題に対して、どのようなアクションを取るのかを考えた時、従来の「SES」だけでは、顧客の求めるスキルに合わせながら、弊社内のコアスキルをチェンジするのは非常に難しく、「自社サービス・コンテンツ」の立ち上げを通して、社員のスキルチェンジを図っていきたいと考えています。


ーー スキルチェンジ、具体的な取り組みや、今後のアクションプランは?

業務を通したスキルチェンジ以外の試みも重要になります。
社内の教育にもここ数年は力を入れていて、社内・社外を問わずアクトロードとして取り扱う教育コンテンツの充実も進みつつあります。

まずはマネジメント系の教育を管理職層へ現在進めていて、特に若手管理職層の成長を感じています。
今後は裾野を広げる事で、社内全体のマネジメントスキル向上を図りたいです。

一方で、技術的な教育については未だ足りていないと思っています。
外部講習なども適時活用はするものの、「実戦力」としては中々足りない状態です。
従来の「SES」だけでは実戦力を養える現場を用意することは中々難しく、「受託サービス」や「自社サービス・コンテンツ開発」の展開を早期に実現するのが課題になっています。
昨年、DX関連の自社コンテンツ開発を進めていましたが、中々上手く進まない状況でした。
今年度から社内体制を変更し、改めて活動を開始していきます。

【SESって悪なの?】

ーー 巷では<SES=ブラック>のイメージですが、どう思いますか?

業界として、発注側と受注側が共に都合の良い契約形態である事は否定できないです。
請負・受託と言った契約形態ではシビアに管理される「成果物」や「納期」「コスト」「役割」の考えが、SESでは状況に応じて変えやすい点に原因があります。
その結果として作業現場では急な納期変更や作業追加が起きやすく、働く人の作業負荷が高まるケースが多々あるのも事実であり、イメージの低下に結びついているのだと考えています。
一方、請負・受託では、システムの仕様や作業内容を明確に定義する必要がありますが、プロジェクトの早期段階における作業や、要求定義から設計・開発・テスト・運用までを一貫して行う作業においては、それらを明確にすることが難しく、SESの形態を選ぶことが多いです。

今後も暫くは契約形態としてSESは残るとは思いますが、アクトロードとしてSESだけに依存する状態にはなりたくないと考えています。

また、最近ではテレワークも絡まる事で、非常に孤独を感じる方が多いのも要因の一つと思っています。
会社としても問題と捉えており、きちんとコミュニケーションを取るよう、管理職層へは指示を出している所です。
ローテクではありますが、やはり「声を聴く」事が重要と考えています。
今ではWeb会議ツールも普及しているので、出来るだけ顔が見える状態にもしたいですね。
話す内容は業務の確認だけではなく、雑談も大切なコミュニケーションになります。
私自身、社員と会話する機会は出来る限り取るようにしていて、雑談がメインになる時も多々ありますよ。

ーー SESではエンジニアとして成長できない!との声も良く耳に入りますが。

捉え方次第と思っています。
私自身、若手のころにSESで就業していた際には、チャンスと考えていました。
未経験者としてプロジェクトに参画した状態でも、ある種ベンダーの一員としてエンドユーザと関わる事が出来る、そして認めてもらうために懸命にシステムの内容や業務を理解していく…そのようなプロセスで、技術スキル、管理スキル共に非常に成長を実感出来ました。
なので、決して「SES=成長出来ない」とはならないと考えています。

一方、その当時感じていたことは、帰属意識の問題です。
自身が何者なのかが非常に分かり辛くなります。
ベンダーとユーザが入り乱れる現場では、先輩と後輩と言った関係性も単純には形成されなく、環境次第では「使い捨て」のような、「責任を持たれない」立ち位置となると言った不幸な状況が生まれるケースも存在しています。

アクトロードとしては、社員を投入する際にはそうならないようにケアをすることが重要であり、参入した現場の環境がたまたま良かったから成長できた・・・ではダメだと考えています。
会社からのサポートは勿論ですが、社員自らがそのような環境を構築するアクションが取れるように、
きちんと教育出来ること、その仕組みを構築する事こそが重要だと考えています。

過去10年、我々のような中小企業でも考え方は随分変わってきています。
以前では、大量に採用して、取り合えず現場へ投入してしまう、所謂「人出し」に徹してしまう会社も多く存在していました。
現在はそういった会社は次第に淘汰され、残っている企業はきちんと教育を行い、「人財」として社員を取り扱う企業が多いと思っています。

私としては、SESがそこまでデメリットだけな方法だとは思ってはいないです。

ーー なるほど。では、成長する為には何が必要と考えていますか?

まず、SESとは唯の契約手法の一つです。
SESであれ違うであれ、社員の皆さんへは「ミッション」をきちんと持って現場へ出て欲しいと思っています。
現場が決まったから参入し、終了したから次の現場へ異動する…単なるルーチンにはなって欲しくありません。
会社として目指す目標に対して、そのために「自分が成果を上げるんだ!」「強みを持つんだ!」といった、ミッションをきちんと持った上で現場で職務遂行して欲しいです。
そのようなミッション性を持つことで、自身の立ち振る舞いも変わり、それこそが成長の原資だと私は考えています。

【最後に。】

ーー 採用活動について、考えを聞かせて下さい。

今後もITの力は社会とって必要不可欠なモノである中で、既に挙げた弊社内スキルチェンジの問題、そして「2025年の壁問題」にあるように、IT人材の確保が大きな課題となっています。
そこに貢献していくことはアクトロードとしての大きなミッションと考えています。
アクトロードは設立当初から、異業種の未経験者にも業界にチャレンジして貰えるような環境作りに力を入れており、未経験者を積極的に採用して来ました。
勿論ですが、入社後の教育にも力を入れてきており、未経験者の方向けには以下のような教育コンテンツを通して一早く一人前のエンジニアに成長できるよう、会社としてサポートしています。

①.新入社員研修 ・・・ 社会人マナーや開発基礎知識の学習
②.外部研修 ・・・ 技術的なスキルの土台を築く
③.動画ラーニングコンテンツ ・・・当社開発エンジニアがを適切なカリキュラム選択して提供
④.OJT(On the Job Traning) ・・・ 現場で「実践力」を養う
⑤.勉強会 ・・・ テクニカルスキル、マネジメントスキルの積み上げ

現在では、未経験者出身の管理職者も多数在籍しており、ダイバーシティも弊社の特色になっていると考えています。
今後もその考えを変えることなくIT業界へチャレンジする間口を広げていきます。

如何でしたでしょうか?
10期目を迎え、より会社が成長できるように弊社内では様々な取り組みを開始している最中となります。
現在、アクトロードでは経験者、未経験者問わず共に働いてくれる仲間を募集中です。
今回の記事でご興味をお持ちいただけましたら、応募でも質問でも、ぜひコンタクトをお願い致します!

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