【代表インタビュー】『最高の仕事が最高の人生を作る』を目指して

こんにちは！
「徹底したIT化と仕組み化で圧倒的に高水準の HR事業を作る」MyVision（マイビジョン）
採用人事の南です！

今回お話を伺ったのは、MyVision代表取締役の山口さんです。
「MyVisionを創業した理由」「人材の育成が最重要テーマ」「MyVisionを通して実現したい未来とは？」など、気になる色々なお話をインタビューしてみました！

山口翔平（やまぐちしょうへい）
早稲田大学を卒業後、JTB及びオリックス生命にて法人営業に従事。その後コンサル業界特化のエージェントへ転職し、圧倒的な面接対策を強みに数百名の方々を転職決定までご支援。
人材紹介業界に変革を起こし、より多くの求職者様に質の高いサービスを提供したいという思いから、2022年に株式会社MyVisionを設立。

転職の在り方に対する危機感から起業へ

——山口さんは前職の転職エージェントで最高売上を樹立した翌年に独立されていますね。順風満帆の中なぜ独立を選択し、MyVisionを起業されたのですか？

きっかけは、一昨年子供が生まれたことです。この子が20年後、大人になった時に『転職の在り方がこのままだと、20年後の日本はどうなってしまうんだろう』という危機感を感じたことから、独立を考え始めました。

——どのような危機感を感じたのですか？

率直に言うと、深く考えきらないまま転職活動をしている求職者様、および雑な支援をしている転職エージェントが非常に多いと感じました。

私がエージェントになって最初に驚いたのが、想像以上に多くの方が自分自身のキャリアを深く考えず、「なんとなく転職」をしてしまっていることです。

なりたい姿からの逆算ではなく、目先の年収やWLBだけを考えて転職する
「とにかく今の職場を辞めたい」という一心でとにかくすぐに転職できるところに転職する
あまり企業のことを調べず、フィーリングで転職先を決める

このような転職をしてしまった結果、入社後にミスマッチが生じ短期離職につながってしまった方と多くお会いしてきました。

——確かに転職先を選んだ理由を明確に言語化できる人は少ない気がします。

本来は転職のプロである転職エージェントがしっかりとアドバイスし、このようなミスマッチを防がなければなりません。一方、レベルの高いサービスを提供していると言えるエージェントはごく一部であり、大半は雑な支援を行ってしまっているのが現在の転職業界の実態です。

実際に私が面談した方でも質の低いエージェントに当たってしまい、「レスポンスが極めて遅い」「面接対策を全くしてくれない」「自分の希望を完全に無視した求人を紹介される」「勝手に応募される」などの苦労をしている方が多くいらっしゃいました。

——「勝手に応募される」なんてことまであるのですね。

求職者様、エージェントの双方でこのような状態が続くと適材適所とかけ離れた転職ばかりが行われ、日本全体の生産性がどんどん落ちてしまうのではないかという危機感を感じました。
こうした転職の在り方を変え、より多くの求職者様に質の高いサービスを提供したいという思いから創業するに至ったのがMyVisionです。

仕事を通じて人生の満足度を上げる

——MyVisionで実現したいことはどんな事ですか？

何よりもまず弊社のミッションである『最高の仕事が最高の人生を作る』を実現したいと思っています。多くの方は人生の6~7割程度の時間を仕事をしながら過ごすことを考えると、仕事の満足度は人生の満足度に直結します。
私自身、起業して働く時間は大きく増えましたが、心から楽しいと思えているので日々感じる幸福度もそれに比例して明らかに高くなりました。MyVisionの支援を通じ、「仕事を通じて人生の満足度が上がった」と思っていただける方を一人でも増やしていきたいと思っています。

転職エージェントのプレゼンス向上

もう１つは、転職エージェントのプレゼンス向上です。

私たち転職エージェントは求職者様の人生をも左右する非常に重要な仕事であり、高いレベルのコンサルティングスキルが求められる、高付加価値な仕事だと自負しています。

転職エージェントに対する世間的な評価は正直なところ高くありません。流れ作業かのように面談を行うエージェントも多く存在してしまっていることから「エージェントってあんまり優秀じゃない」「年収低そう」「誰でもなれる職種だよね」と思われてしまっているのが事実です。

——はい、私の知り合いにもエージェントをよく思っていない方は一定数います…。

私たちMyVisionが良い人を採用・育成し、質の高いエージェントサービスを広く提供していくことで、転職エージェントという仕事自体のプレゼンスを少しでも高めていきたいと考えています。

当たり前品質を高め、愚直に支援する

——山口さんが目指すものとして「質の高い支援」という言葉がよく使われますが、具体的にはどういったことを指すのでしょうか？

目新しいことをするわけではありません。初回面談から面接対策、入社後のフォローに至るまでの当たり前品質を高め、愚直に提供していくことだと思っています。
例えば、初回面談でのキャリアプラン提示を例に考えましょう。一口にキャリアプランの提示といっても、きちんとやろうと思うと

その方のキャリアゴールの言語化
ゴールに向けた筋道（転職先）の洗い出し
現在の経験や市場環境を踏まえた実現可能性の評価
実現可能性を少しでも高める手段の検討
上記情報をわかりやすく、納得感ある形でアウトプット

こういったことを会話しながら瞬時に行うことが必要になってまいります。

——会話しながらこの一連の思考をするのは相当難しそうです。

はい、おっしゃる通り非常に高い論理性や頭の回転が求められます。一般的な転職エージェントだとこの水準に達しているのはごく一部の方だけですが、MyVisionではこれを当たり前水準として設定し、体系的な育成により全員がそのレベルの面談を提供できるようにしています。

もちろん、面談だけではなく面接対策など他のフェーズでも高い基準値を設け、徹底的に支援の質にこだわっています。

人材の育成が最重要

——現在、山口さんはご自身のほぼ全てのリソースを育成に割いていますが、これはだいぶ振り切っていますよね。

人材紹介業の成長には、優秀な人材が何よりも重要だと考えているからこそ、今は私のほぼ全てのリソースを育成に投下しています。

入社後の初期研修には特に力を入れており、入社後4日間の業界研修の座学と面談ロープレは私が直接研修し、入社後2ヶ月間も1on1を毎日30分実施します。その方が行った面談と面接対策の録画を見て、「どんな仮説を立てていたのか」「何が刺さって何が刺さらなかったか」「次回の面談をどのように組み立てるか」等、かなり細かくフィードバックし、毎日高速でPDCAを回してもらっています。

——そこまで細かくフィードバックしてもらえると成長スピードも相当速そうですね！

新入社員の数が相当増えてきており、さすがに私一人では初期研修も回らなくなってきているので今後は徐々にマネージャーに初期研修を委ねていく予定です。弊社のマネージャーも私と同等、またはそれ以上に営業を極めている人間ばかりであり、立ち上がりサポートに徹底注力するという姿勢は今後も必ず継続していきます。

ナレッジシェア文化が根付いている

育成において非常にありがたいのが、ナレッジシェア文化が浸透していることです。一般的に転職エージェントのようなインセンティブ比率が高い会社では個人主義になりがちなのですが、MyVisionは「他人の成功を素直に喜べる人」が多く集まっており、ナレッジシェアが本当に活発です。これはMyVisionで最も大切にしたいカルチャーの１つで、新人研修している私としても本当に助かっています。みんな、ありがとう！！

求職者様へのヒアリングのコツや質問の投げかけ方など

気がついたことは積極的に発信する文化ができています✨

ツールの活用Tipのナレッジシェアも活発です！

迷ったら顧客ファースト

——会社を運営する上で大切にしていることはありますか？

まずは「顧客ファースト」を絶対に忘れないということです。営業の会社はどうしても数字達成が第一になってしまいがちだと思いますが、目先の利益に囚われず求職者様、及び支援先の企業様にとって最も良い選択を提供してほしいといつも伝えています。そうすることが会社のレピュテーション向上やリファレンスなどに繋がり、長期的な成長につながると考えています。

次に先ほども言及した、みんなで教えあい、協力し合うカルチャーの継続・発展です。今はバックオフィス含めてMyVision全員がお互いをリスペクトしながら仕事できていますし、わからないことがあれば自然と社内の誰かが教えてくれる、そんな素敵なカルチャーが形成できています。これから会社規模が大きくなるにつれてカルチャー維持も難易度が上がっていきますが、ここは必ず守っていきたいと思っています。

将来の人材輩出企業を目指して

——今後MyVisionをどんな会社にしたいですか？

まずはコンサル領域の転職支援で質も量もNo.1になる。これを絶対に早期達成します。並行して、人材紹介において別業界にも支援領域を広げていきたいと思っています。コンサルだけがキャリアの正解でないですし、幅広い業界を視野に入れながら求職者様の希望に沿ったサービスを我々が提供できることが重要だと考えています。

そして将来的には人材輩出企業になることを目指しています。リクルートのように『MyVision出身者』ということがブランドになるくらい非常に優秀な人が育ち、HR領域に限らず様々な所へ旅立って活躍する、そんな会社にしたいと思っています。