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購入後でもアップグレードできる。新しい「車に乗る価値」をITによって実現する面白さ

KINTOテクノロジーズは、株式会社KINTOが運営するさまざまなプロダクトの開発を手掛けています。トヨタ・レクサス車に最新の安全装備等を後付けするサービス「KINTO FACTORY」もその一つ。今回はそんなKINTO FACTORYの開発チームの皆さん(三浦さん、中西さん、金谷さん)に、お話を伺いしました。

新規サービスの立ち上げも担う彼らがKINTOテクノロジーズにジョインした理由や、実際の開発のスピード感、将来の展望などについて、たっぷり教えていただきました。

多彩なバックグラウンドを持つKINTO FACTORYのチームメンバー

―最初に、皆さんのキャリアについて教えてください。

三浦:私は車両メーカーで働いてきて、グローバルの主要車両に取り付けるコネクテッド領域の部品の企画・設計を行っていました。また、社歴後半ではSUV車の車両開発にも携わっています。ソフトウェア開発という意味ではサーバー関係に関わっていましたが、現在のWebやバックエンドとは異なる領域を中心に手がけていました。

中西:私はずっとIT系企業で働いてきて、2015年頃にはモビリティ関連の事業部の立ち上げに従事。そこで開発した、タクシーの配車アプリには、プロトタイプ段階から携わっていました。その後はKINTOテクノロジーズに入社しています。

金谷:私は全く畑違いの分野でしたね。前職は事業者向けのECサイトを提供している企業に所属しており、ECサイト開発そのものに関わっていました。社歴の後半では、マネジメントも手掛けています。

―皆さんは現在、どんなポジションで働かれているのでしょうか?

三浦:私は現在PdMの立ち位置で、要件定義や設計など、プロジェクトの上流工程の意思決定を担っています。KINTO FACTORYはトヨタ自動車のアップグレード事業の一環という側面がありますから、トヨタとのシステム連携を含めた調整も私の役割です。

中西:私はテックリードとして、チームの技術全般を見ています。設計・開発をリードするほか、パートナーさんのマネジメントや採用なども役割の範疇です。

金谷:私はフロントエンド領域のリーダーを務めています。KINTO FACTORYのプロジェクトにジョインしたのが2022年12月なので、三浦さん、中西さんに比べると、KINTO FACTORYチームで働いている期間はまだまだ短いですね。

ものづくりで一番面白いのは自動車領域だと感じた

―皆さんはなぜ、KINTOテクノロジーズに転職されたのでしょうか?

三浦:私はとにかく新しい領域にどんどんチャレンジして、やりたいことを実現していくのが好きなんです。KINTOテクノロジーズは今、新しいことが山のように降ってくるフェーズだと聞いて、ジョインを決めました。

中西:私の場合は、ものづくりで一番面白いのが自動車だと思ったからです。車の歴史を紐解くと、もともとは電気自動車から始まっていて、それでは実用化できないということで燃料エンジンへと変わり、今またEV化が謳われています。そのEVをコントロールするのはソフトウェアです。こういう変化の時代をエンジニアとしてリードできるのは、非常に面白いと思いました。私はこれまで20年近くソフトウェアエンジニアをやってきましたが、実際にこれまでもソフトウェアエンジニアが世界を変える時代が続いていると感じます。その中で、自動車に関わるソフトウェア開発はスタートアップでは簡単にできません。KINTOテクノロジーズには、大規模に自動車業界を変え、さらにグローバルへとスケールできる環境があると思い、魅力を感じました。私自身、昔から旧いバイクや車が大好きでよく自分で弄っていたのも入社理由の一つです。

金谷:中西さんがおっしゃったように、私も今後EVがどんどん台頭していく状況にはイノベーションの余地がたくさんあり、面白いことが起きそうだと感じました。ただ私の場合はどちらかというと、実はプロダクトそのものよりも、どんどん新しいチャレンジをしていく企業の「ヒト」や「マネジメント」面に興味があったんですよね。そこで働く人たちが最大限パフォーマンスを発揮できるような状況を作り、結果的にプロダクト開発に貢献したい。そんな思いもあって、KINTOテクノロジーズに入社しました。

自動車会社でなければできないチャレンジングな環境がある

―KINTOテクノロジーズで働くと、実際どんな面白さがあるのでしょうか?

中西:ガラケー、PCから始まって、今はスマホやタブレットの時代を迎えました。さらに今は、テレビ画面の領域でもソフトウェアエンジニアが活躍できる場が広がっています。今後は、車でも同じことが起きると思っています。AppleやGoogleも車に関して新しいチャレンジをし始めています。こういった状況の中で、自動車会社は一番車の近くにいられる場所です。KINTOテクノロジーズは、「車を使ってどんな未来を作っていけるのか」という観点で、自動車会社の中でなければできないようなチャレンジが、目の前にたくさんある環境なんです。

KINTO FACTORYでは、車のアップグレードができますが、今後は車から取得できる情報をベースに、そのほかの新しいサービスもどんどん考案されていくはずです。例えばカーナビやメーター領域のみならず、今はミラーまでディスプレイ化していることを考えると、今後はガラスもディスプレイ化すると想像できます。実際にガラスに映像を映す技術も開発されていますからね。これまで培われてきたIT技術を活用して、世の中に溢れる情報を移動しながら楽しめる――。KINTOテクノロジーズでなら、そんな新しい世界が見えてくると個人的には感じています。

金谷:KINTO FACTORYのサービスだけにフォーカスしてみると、「車を買ったらそれを同じ状態で使い続ける」という制約を外せるのが面白いですね。KINTO FACTORYは車をどんどんアップグレードして価値を高められるものなので、他社ではできないプロジェクトだと感じますし、やりがいもあります。

今後KINTO FACTORYの価値をきちんと市場やお客様に認知していただければ、「車をアップグレードして、喜びが続く世界」が作れると思います。

スピーディな開発体制を実現し、新規事業を次々ローンチ予定

―トヨタという巨大なメーカーがバックボーンですが、開発組織の動き方やカルチャー、スピード感は実際どうなのでしょうか?

三浦:メーカーは基本的に部署が細かに分かれていますし、開発の決裁が下りるまでにとにかく調整ごとが多い傾向にあります。商品を簡単にはアップデートできない分、完璧な品質にまで作り込むのも一般的です。ただ、KINTOテクノロジーズの領域においては、多少バランスが異なります。例えば社長・副社長とメンバーの距離感が近く、相談事をしやすい環境なのも一例です。しかも何かを尋ねたら差し戻しをされるのではなく、その場で明確に答えを出して意思決定をしてくれるシーンが、非常に多いですね。そのため、一般的なメーカーのイメージに比べると物事が決まる速度が圧倒的に速く、どんどん開発を推進していけます。

中西:つい硬い印象を持たれがちですが、KINTOテクノロジーズは開発の仕方そのものも良い意味で一般的で、これまでIT系領域で活躍されてきた開発者がジョインしても、さほど大きなギャップは感じないと個人的には思います。とはいえ、通常のスタートアップと比較すると、何かを立ち上げる際の動き方にはかなり違いがありますね。スタートアップは「まず試しにやってみる」傾向が強いと思いますが、KINTOテクノロジーズの開発は、より「先を見据えて立ち上げている」印象です。やはり母体にトヨタ自動車があるからこそ、「どうすれば車に乗っているお客様に長く楽しんでいただけるのか」という視点を持って、物事を組み立てているのだと感じます。

三浦:大枠として開発すべきサービスや自動車会社の慣例を踏襲する部分が一定あるとはいえ、「こういうことをやりたい!」という気持ちがあれば、どんどん自分たちで提案できますし、主体的に開発を進めるチャンスが巡ってくる会社でもありますね。現在はKINTO Unlimitedというアップグレードの新サービスが発表されましたが、それ以外にもこれからローンチしていきたい新規事業がいくつか存在します。

KINTOテクノロジーズなら車業界の課題にいち早く取り組める

―最後に、読者の方へのメッセージをお願いします!

三浦:車はまだまだ新興国を中心に成長を続けている業界ですが、購入してもらえるユーザーにいつか限りが出てきます。そうなったときに、「買い替え」以外に、今度は「保有」にどんな価値を提供すべきなのか、新しい軸が生まれます。KINTO FACTORYで実践しているのは、まさしく車を購入していただいた後に、いかに最新の機能を使っていただき、安心安全に楽しく車に乗ってもらえるか、という部分です。今後の車業界に発生する課題にいち早く目を向けた事業に取り組める。そこを一番に楽しんでもらえたらうれしいですね。チームには、バックグラウンドも得意領域もバラバラな人たちが集まっています。彼らの力を組み合わせて、今まさにサービスをどんどん作り上げていこうとしているところです。今後ジョインする方も、自分の強みを積極的に生かしていけると思います。

中西:会社自体にもいろいろな人材がそろっていますからね。常に誰かの助けを借りながら、プロジェクトを進めています。個性豊かなメンバーがもっともっと集まれば、ますます面白い組織になりそうです。

金谷:私は技術面にしろ開発プロセスにしろ、「より良い方向」を一緒に模索しながら開発できる方に来ていただけるといいなと思います。ソフトウェアサービスを開発してローンチしていく上では、品質もスピードも重要です。そこをどう両立していくかを考えることに面白みを感じられる人なら、KINTOテクノロジーズでかなり活躍できると思います。

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