なにをやっているのか
私たちは、「サウナといえばメトス」、で知られるサウナを主力とした温浴事業、オーダーメイド暖炉や輸入薪ストーブを扱う暖炉事業、介護浴槽などを展開する福祉事業からなる企業です。
1947年に中山産業株式会社として設立し、1964年の第1回東京オリンピックを機にフィンランド製サウナを日本に導入し、サウナ・温浴事業の先駆けとなりました。
その後、2008年に社名を変更し、株式会社メトスとなりました。
メトスはフィンランド語で“金属加工/金属加工を生業とする者”を意味するmetalliteos(メタッリテオス)にからくる造語です。弊社の最初のサウナ事業が、フィンランド最大手のキッチンメーカー「メトス社」で作られていたサウナヒーターの輸入販売をする事から始まった事に由来します。現在、フィンランドのメトス社はサウナ事業から完全に撤退してしまいましたが、弊社はこのメトス社が世界で最初に量販向けに製造したサウナヒーターを今も「メトスSMヒーター」として製造・販売しています。
「サウナといえばメトス」のキャッチコピーの認知度は高まっているものの、実際に何をしているのかはなかなか浸透していないまだまだニッチな産業ですが、日本のサウナの設計、施工のシェア50%以上(推計)をしてきた日本のサウナ施工のリーディングカンパニーです。
昨今のサウナブームで「日本のサウナの歴史はメトスの歴史」とおっしゃっていただくことも多くなりましたが、「日本のサウナの市場がどのように作られてきたか」は語られてきていません。“市場に参入する”のではなく“市場をつくってきた”からこそ知る、世界にも誇れる日本のサウナの歴史を後世に伝えること、サウナ事業を通し、次世代の子どもたちへ向けた「火育」、「浴育」の実施といった日本の温浴市場への貢献も私たちサウナの老舗メーカーの役割のひとつと考えています。
なぜやるのか
「人」の「心」と「体」をあたためる
ー私たち株式会社メトスは「常に人を中心に考える」をモットーに
本当に価値のあるモノの提供と更なるサービスの向上に努めております。
私たちメトスのミッションは、「人の心と体をあたためること」です。
サウナについて言えば、それ自体が "人の心と体をあたためる"ことですが、どのように人々の生活に寄り添うかという姿勢や思いがシンボルマークに込められています。
ゆらゆらと揺れる炎をモチーフにしている弊社のシンボルマークは「炎」の赤、「湯気と水」の青、「環境への配慮/エコロジー」の緑から構成されています。
この3色は、混ぜるとあらゆる色を作り出せる「光の三原色」でもあり、「お客様の夢の実現」という考え方を念頭に、あらゆるお客様のニーズや変化に対応できる柔軟性をも意味します。
また、METOSの中央のTの字が人型であるのは「人の心と体をあたためる」という企業ポリシーの根本にある「常に人(お客様)を中心に考える」という考え方の現れです。
サウナや薪ストーブ、お風呂といった私たちが提供する商品を通じ、人の体を温め、水風呂を楽しみ、時には屋外に出て自然を満喫することを通して、体の不調、頭のもやもやを解消する人が増え、地球環境への配慮といった意識も高まっていくと社会全体の幸福度も上がると信じています。
どうやっているのか
社員はアットホームな仲間として自由闊達に意見を交わしながら働いています。
老舗メーカーとして、とにかく安全・安心に対して完璧に納品する責任感のある働き方が求められます。
お客様とのやり取りなどは自由裁量が大きく、新たなことに挑戦する積極的な姿勢が評価されます。
所属する部署ごとに経験豊富なOB、OGがついているので、新人で合っても大型のプロジェクトを担当することもできる夢のある仕事です。
ここでは温浴事業のサウナ作りを通し、どのようなポジションがあり、どのような人たちがどう働いているかをご紹介します。
ー ”サウナをつくる” 仕事
単に”サウナをつくる”と言うと、「施工をする」ということがすぐに想起されるかと思いますが、サウナをつくるまでには裏でたくさんの人々の関わりがあります。
弊社がサウナを事業として始めた当初、日本にはサウナの施工に関する法令は整備されていませんでした。そこで先代のメトス社員は、安心・安全なサウナを提供すべく、行政とともに“サウナの設置法令をつくる”ことから始まりました。
同時に、サウナが何かすら知らない手探り状態で次に必要になったのは、「サウナのつくり方」の整備です。海外と日本の環境や生活スタイル、法規の違いから、日本独自の施工方法を生み出し、文章として残すことが必要でした。当時つくられた「サウナ読本」や「サウナの造り方」は今もメトス社員の間で受け継がれる教本のひとつになっています。
その後、“サウナを普及する・売る・つくる”基盤の構築が必要になり、「サウナの施工業者ネットワーク(現在の弊社の販売店様各社)をつくる」こととなります。今もメトスの販売店様は増え続けており、新規販売店様向けには定期的に勉強会を実施し、日々施工品質の向上に努めています。
メトスは単に海外製品を輸入販売するのではなく、足りない関連設備や機器を“自社でつくる“こともしてきました。海外製品を日本仕様に変更/加工することはもちろん、当時の市場になかった(前述の)サウナタイマーや防熱板といった日本ならではの製品、後述のオートロウリュやロウリュできるガス式のストーブ、「メトスヒーター」と呼ばれる純国産の電気式ヒーター、現在は当たり前となっているサウナ設備を動かすための操作盤等の製造体制も構築してきた製造者としての一面もあるのです。社内には今も先代の思いを受け継ぎ、製品の安全性向上のための実験や改良、新商品の開発に取り組むチームがいます。
施設のオーナー様と一緒にフロアプランやゾーニング、企画自体をつくることも行います。サウナの設計図も含め、弊社の内省の設計チームが全面的に設備面でのサポートを行います。
サウナは「つくること」で終わりではありません。メトスは、長く使い続けるためのサポートも行います。高温多湿の海外以上に厳しい環境下にある日本のサウナ。経年での故障が付きもののサウナ設備においても、「大量生産・大量消費」にならないよう、自社のメンテナンスチームが販売後も寄り添い、すぐに駆けつけられる体制を持っています。
「サウナの会社」を名乗っていても、このように垂直統合で対応する企業は世界的に見ても希少で、メトスを含め数社のみだと言われています。半世紀以上続く歴史を持った企業も非常に稀です。
社員の中には「サウナが好きすぎてどうしてもメトスに入りたい」と入社してきた人達も多くいます。入社したてのときは、まず入る側(=利用者)から“サウナをつくる側”になると目線が変わります。時代や国の文化、歴史的違い、国内に限っても地域性による違いや、教えてくれる先輩による違い、従事する仕事による違い…。たとえ入社10年を過ぎても学びの連続です。本当の意味での「サウナづくり」の奥深さにふれ、日々新たな発見をしながらもっとサウナを好きになり、商品への愛着を深めていく…。世界に向けても胸を張って日本のサウナを語れるサウナの総合メーカーであり続けるために、社員教育も実施されています。イベントや展示会もお客様への提案の場であると同時に社員の学びの場です。