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コンサルタントから“事業を動かす側“へ──外資コンサル出身者が語る両者の違い
Photo by Thomas Habr on Unsplash
はじめに
空間コンピューティング、XR、デジタルツイン技術を駆使して、まちづくりやインフラ整備のデジタル変革に挑戦しています。先端技術を社会実装するシナスタジアは、官民連携のプロジェクトや都市インフラのDXなど、多様な現場で複雑な課題解決に挑んでいます。
そんな中、コンサルティングファーム出身でシナスタジアにジョインしたプロフェッショナルも少なくありません。今回は、元外資系コンサルティングファームで戦略・業務・IT系プロジェクトを数多く手がけ、現在はシナスタジアの公共事業部でマネージャーとしてプロジェクトを推進する宇野さんにお話を伺いました。
メンバー紹介
宇野 修太郎 / Shutaro Uno
公共事業部 部長
早稲田大学政治経済学部を卒業後、外資系コンサルティングファームに入社。製造業、IT・Webサービス、金融など幅広い業界において、テクノロジー戦略の立案や事業変革支援に従事。その後シナスタジアに参画し、公共領域を中心に営業・プロジェクト推進・事業企画のマネジメントを担当。社会にインパクトを与える都市DXの最前線で、リアルとデジタルの架け橋を担っている。
― まずはじめに、大手コンサルティングファームからスタートアップであるシナスタジアに参画されたきっかけや、参画を決めた理由についてお聞かせください。
コンサルティングファーム時代は、業界再編や規制改革、新規事業の立ち上げといった、社会や産業の大きな転換点に多く携わることができ、非常にやりがいを感じていました。一方で、どこかで「支援する側」にとどまり続けている自分に、徐々に“もどかしさ”を感じるようになっていきました。
そこで次に目指したのは、外側からではなく、自分が当事者として“事業を動かす側”に立つこと。その中でも、戦略を描くだけではなく、自ら手を動かしてプロダクトや仕組みを作り、現場の声を聞きながら改善を重ねていくような、「構想と実装」が一体となった環境を探していた中で出会ったのがシナスタジアでした。
「テクノロジーで社会課題を解決する」というミッションは、まさにこれまでコンサルの現場で見てきた社会構造のひずみや制度の課題に対する、地続きに感じられました。なかでも、まちづくりやインフラといった“リアル”なフィールドに、空間コンピューティングやXRといった先端技術を融合させるという独自性に強く惹かれました。
― 実際に参画されて、環境の変化やギャップはありましたか?
もちろんギャップはありましたが、「意思決定の速さ」と「社会実装の手応え」がそれ以上に大きな魅力です。コンサル時代は、綿密な分析や資料作成を重ねた上で提案を行うことが多く、提案後の実行フェーズには関われないことも少なくありませんでした。そのため、実際に社会に何が実装され、どのような変化をもたらしたのかを、インパクトを実感しづらい面がありました。
一方、シナスタジアでは、数ヶ月単位でプロジェクトが進み、現場からリアルタイムにフィードバックを受けながら、プロダクトや仕組みを改善していきます。そうしたプロセスの中で、「自分たちが作ったものが、現場で本当に使われ、役立っている」ことを実感できるのは、大きなやりがいです。
また、制度やプロセスがまだ整いきっていないこと自体も、今では「自身が変えていける余白」だと捉えられるようになりました。受け身ではなく、自らの意思で会社や事業をつくっていける感覚は、スタートアップならではの醍醐味だと思います。
― どんな方に、シナスタジアをおすすめしたいですか?
「仕組みを変える側」と思っている方には、非常に向いている環境だと思います。特に、コンサルタントとして論理的に物事を構造化し、ドキュメンテーションに落とし込んで提案してきた経験や、複雑なステークホルダーの中で合意形成を進めてきた推進力は、今まさにシナスタジアで活きていると感じています。
実際、私自身が関わっているプロジェクトでは、地方自治体や中央省庁とともに、まちづくりや都市インフラといった“公共性の高い領域”にテクノロジーを掛け合わせながら新しい仕組みをつくっています。こうした分野では、机上の議論だけでなく、現場で使われることに意味があるため、「実装まで責任を持って関わる」という姿勢が求められます。
その分、正解のない課題に対して仮説を立て、実際に手を動かしながら検証し、改善を重ねていくという“泥臭さ”も確かにあります。ですが、そこに対して面白さを感じられる、「自分で判断し、仮説を立て、動いてみる」ことに面白みを感じる人だとフィットしやすいですね。
受け身ではなく、自らの意志と行動で社会を動かしたい人に、ぜひ来てほしいですね。
― 最後に、これからシナスタジアへの入社を検討している方へ、メッセージをお願いします。
「少しでも気になっているなら、一度話を聞きにきてほしい」と伝えたいです。
大企業では得られない、圧倒的な意思決定のスピード感、そして社会にダイレクトに影響を与えるプロジェクトに“当事者”として関われる機会が、ここにはあります。たとえば、自治体と進める公共事業、地域の課題にテクノロジーで応える実証実験──そうした一つひとつの取り組みが、目の前の社会を少しずつでも変わっていく実感を感じることができます。
そして何より、「技術」や「地域」に対して本気で向き合っている仲間がたくさんおり、コンサル時代の“ロジック”とはまた違う、“想い”が動かす世界があると思います。キャリアに迷っている方にこそ、今の延長線だけではない選択肢があることを知ってもらえたら嬉しいです。