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地域の人たちと繋がる、居場所作りのために。葬儀社が手がけるイベント「もちつき大会」

地域の人たちと繋がるもちつき大会

「お客様、スタッフと共に、1年の終わりを感じるイベント」

それが、北神社のもちつき大会です。

使用するのは、本格的な臼と杵。スタッフが全て準備するのではなく、お客様にもちをついてもらったり、こねてもらったり。完成したお雑煮やおしるこを、その場にいるみんなで食べる。

地域の人と、もっと繋がるきっかけを作りたい」という思いで、葬儀屋が始めたもちつきのイベント。

バタバタする年始、迎春の準備をする年末ではなく、あえて例年クリスマス前に実施するのが特徴。数ある北神社のイベントの中でも、約10年間続く年末の風物詩となり、たくさんの地域の方が足を運んでくれます。

気軽に遊びに来てもらえるように、厳かに会館で開催するのではなく、イベントを野外で開催しています。賑やかにしている様子をみて、老若男女問わず、参加したくなるような雰囲気作りを心がけています

コロナ禍でも、イベントの開催へ

ここしばらくのコロナ禍の影響もあり、2020年末のもちつきイベント大会を開催することは、正直会社としても迷いました。

このご時世においても、北神社としては地域の方々と繋がるきっかけ作りとして、これまでと変わらずイベントを実施していく方針です。時には、ライブ配信でイベントを行い、外出をしなくても、参加してもらえる工夫をしています。

もちつき大会は、これまで通りの開催を決断。

コロナウイルスの感染の拡大に伴い、北神社の対面のイベントも減少。自宅にいながら、参加できるようなイベント作りを心がけて参りましたが、ふとお客様たちから「最近お友達の○○さんにお会いできてないわ」というお声を聞くようになりました。

リアルな交流を大切にしてきた北神社にとって、お客様・スタッフ共に毎年楽しみにしているもちつき大会は「なんとしても開催したい」という思いで、準備を進めました。

換気と消毒を徹底し、参加者一同が手袋を着用。席と席との間が近くならないように間隔を取り、もちはスタッフのみがこねました。


「1年の終わり」を、参加者みんなで感じる空間

ライブ配信で実施しているイベントもある中で、細心の注意を払いながら、なぜ例年通りの実施にこだわったのか。ここに、北神社の思いが詰まっています。

北神社のイベントに来ることで、友達ができる。連絡先を交換していなくても、北神社のイベントを通じて、繋がりができる

北神社のお客様層として、お葬儀でのご縁を経て、ご老人やご家族持ちの世代が多いんです。イベントに参加されて、「○○さん、こんにちは。お久しぶりです」などと、北神社での関わりでご縁が繋がっているお声も多く聞きます。

昔からご参加いただいているお客様も多く、若手のスタッフよりも、参加者の方がもちつきの楽しみ方を知ってらっしゃることも。

「つくときは、腰を入れなあかんで」

「こうしたら、うまく丸められるやろ」

こちらから頼まなくとも、参加者の方から積極的に「よっしゃよっしゃ」と、場を盛り上げて下さります。

もちつきを楽しみ、参加者・スタッフとがあったかく交流しながら、1年の終わりを感じる。それが、北神社のもちつき大会です。

スタッフの人柄を知ってもらうための「お雑煮」

参加者にとっても風物詩となっていますが、我々スタッフにとっても、お客様と共に1年の終わりを感じることができる、楽しみなイベントとなっています。

2020年末のイベントは、お客様が主体となって、もちをついたり丸めたりすることが難しい年になりましたが、その分スタッフから盛り上げようと、社員がこのイベントを楽しんでいた様子が印象的でした。

せっかくだから、社員のことももっとお客様に知ってもらえるように。

そんな思いを込めて、今回から「スタッフの家庭で作っているお雑煮」の味付けで、お客様に提供する試みを始めました。

毎年決まっていたおしるこからの変更、参加者の方々も気づいてくれました。

「薄すぎず、ほっこりするような味!」

「あったまる。お汁だけでも持って帰ることできる?」

などの声をいただき、大変好評な取り組みとなりました。

今回はコロナの影響もあって、おもちを持ち帰ることなく、その場で急いで食べてもらう措置を取りました。次回の開催では、もう少し落ち着いて、ゆっくり過ごしてもらえるような空間になるといいですね。

北神社として引き続き、地域の人たちが繋がるきっかけとなり、来たいと思ってもらえるようなイベントをたくさん開催していきます。

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