「失敗」の解像度を上げよう
——挑戦できる人が、実は最初にやっていること
こんにちは、日本抹茶輸出機構 代表の加藤 憧(@ShoKato_jp)です。
「失敗が怖い」
この感情は、挑戦しようとする人ほど強くなります。僕自身も何度もありました。
ただ、今ははっきり言えます。
多くの場合、怖いのは“失敗そのもの”ではなく、失敗が曖昧なまま大きく見えてしまっている状態です。
今回は、挑戦の前にやっておくと効く思考法として、「失敗の解像度を上げる」という話をします。
目次
「失敗」の解像度を上げよう
失敗が怖い理由は、だいたい「曖昧だから」
「失敗の解像度を上げる」とは何か
許容できる失敗/できない失敗を見極める
リスクを可視化すると、挑戦は“怖いもの”から“準備するもの”になる
失敗は、分析できた瞬間から“資産”になる
解像度の高い失敗が、新しい挑戦を可能にする
おわりに
失敗が怖い理由は、だいたい「曖昧だから」
「プロジェクトが失敗するかもしれない」
「営業がうまくいかなかったらどうしよう」
「採用が決まらなかったら詰むかも」
こういう不安って、実は“中身”がないまま膨らんでいきます。
多くの人は「失敗」という言葉を一括りにしてしまい、頭の中で最悪の映像だけが勝手に再生される。
だから挑戦をやめる。
あるいは、挑戦したいのに足が止まる。
これ、めちゃくちゃもったいないです。
なぜなら、失敗はだいたい分解できるし、分解できれば対策できるから。
「失敗の解像度を上げる」とは何か
僕が言う「解像度を上げる」は、シンプルにこういうことです。
失敗を“イベント”として捉えるのではなく、
要素に分解して、何が・どれくらい・なぜ起きるかまで落とす。
たとえば「プロジェクトが失敗する」という表現は、雑すぎます。
それって具体的には何ですか?と聞くと、以下みたいに分解できます。
- スケジュールが遅れる
- 予算が想定より超過する
- 品質が基準に届かない
- 顧客の期待値とズレる
- チーム内の認識が揃わない
こうやって分けると、見えてくるものがあります。
コントロールできる領域と、できない領域が切り分けられるんです。
怖さって、たいてい「コントロール不能」に見えるときに最大化します。
逆に、分解して輪郭が出ると、怖さは“管理可能なリスク”に変わります。
許容できる失敗/できない失敗を見極める
失敗には2種類あります。
- 許容できる失敗(再挑戦できる失敗)
- 許容できない失敗(致命傷になる失敗)
たとえば、
- 学びにつながる一時的な失敗
- 小さな損失で済む失敗
- やり直しが効く失敗
は、基本的に許容できます。むしろ、必要なコストです。
一方で、
- 資金繰りに直撃するレベルの損失
- 信頼・信用を大きく毀損するミス
- 法務・契約・品質で取り返しがつかない事故
このあたりは避けるべき。
ここを同列に扱ってしまうと、全部が「怖い」に見えてしまう。
解像度を上げると、
「これは許容」「これは回避」「これは保険をかける」
という意思決定ができます。
リスクを可視化すると、挑戦は“怖いもの”から“準備するもの”になる
失敗を分解すると、次にできることはシンプルです。
リスクの棚卸しです。
- 何が起きる可能性があるか
- 起きた場合の影響はどれくらいか
- 事前に打てる手は何か
- 起きた後のプランBは何か
これを用意するだけで、挑戦の怖さは激減します。
挑戦って、勢いで突っ込むものじゃなくて、
「想定して、備えて、前に進む」ものなんですよね。
心の準備が整う、というのは実務的には
「想定問答と代替案がある状態」だと思っています。
失敗は、分析できた瞬間から“資産”になる
失敗が成功のもと、みたいな綺麗な話をしたいわけではなくて、
失敗は解像度高く振り返れたときだけ、次に効く知見になります。
- どこで意思決定が遅れたか
- どの指標を見誤ったか
- 認識合わせがいつ崩れたか
- 何を事前に確認すべきだったか
こういう具体の反省が残ると、失敗は再現性のある学びになります。
逆に「うまくいかなかった」で終わると、次も同じ形でこける。
解像度を上げるのは、挑戦前だけじゃなく、挑戦後にも効きます。
解像度の高い失敗が、新しい挑戦を可能にする
失敗の解像度を上げると、起きる変化は大きいです。
- 漠然とした恐れが減る
- リスクの種類が分かる
- 対策が打てる
- 次の一手が早くなる
- 挑戦の回数が増える
つまり、挑戦できる人は、勇気があるというより、
失敗の扱い方が上手いだけだったりします。
もし今、何かに挑戦したいのに足が止まっているなら、
まずは「失敗」の中身を分解してみてください。
怖さは消えなくても、扱えるサイズになります。
その時点で、もう一歩進めます。
おわりに
弊社も、挑戦の連続です。
そして挑戦する以上、失敗はゼロにはできません。
だからこそ僕たちは、
失敗を曖昧にしない文化を大事にしたいと思っています。
- リスクを言語化する
- 事前に備える
- 起きたら分解して学ぶ
- 次の意思決定を速くする
こういうスタイルが好きな人と、一緒に働きたいです。
もし日本抹茶輸出機構に興味を持っていただけた方がいたら、カジュアルにお話ししましょう。
(採用・協業・壁打ち・取材、どれでも大歓迎です!)