労働組合営業からキャリアの道へ
── まず、これまでのご経歴について教えてください。
緑川:
大学卒業後、1社目は労働組合を支援する会社で営業をしていました。実は学生時代から「人の相談を受けるのが好き」で、友人から「会社辞めようと思ってる」といった話をよく聞いていたんです。ただ、当時は学生で知識もなく、何も力になれなかった。そんな経験から「働く人を支えられる仕事」に興味を持ちました。
父が車のディーラーで働いていたこともあり、職場の人間関係や残業続きで疲弊していく姿を近くで見てきたんです。だからこそ「働く人の環境をよくしたい」という思いが強く、労働組合の支援という形で、働く人に貢献できるのは面白いと感じました。
年功序列ではなく「実力」で勝負したい
── 労働組合の営業は安定した環境に見えますが、なぜ転職を考えたのでしょうか。
緑川:
仕事自体は好きでした。お客様も優しく、営業として数字も順調に伸ばせていました。でも半年ほど経ったとき、「このままでいいのかな」と感じたんです。
ポストは50代・60代の方で埋まっており、昇進まで10年かかるような世界でした。もっとスピード感を持ってキャリアを積みたい、実力で勝負できる環境に身を置きたい──そう考えて、転職を決意しました。
ベンチャー企業で味わった“現実”
── 次に選んだのはWebマーケティングの会社だったそうですね。
緑川:
はい。スピード感のあるベンチャーで挑戦したいと思い、渋谷のWebマーケ会社に転職しました。ところが入社してみると、想像以上のハードさでした。
研修もほとんどなく、入社初日に20冊の課題図書と感想文の提出。翌日からは広告運用と動画構成の両方を担当。チームのメンバーが次々と辞めていき、1ヶ月後には私一人が残された状態でした。
当時は「転勤あり」「土日出社あり」で、体力的にも精神的にも限界に。自分が何をしたいのか、本当にこの仕事を続けたいのか、深く考えるきっかけになりました。結果的に1ヶ月で退職しましたが、あの経験がなければ今の選択はなかったと思います。
「この人たちと働きたい」──ジョブパレットとの出会い
── その後、JOB PALETTEに出会ったきっかけを教えてください。
緑川:
転職活動中に、当時担当してくれたキャリアアドバイザー(山本さん)と出会いました。自分のキャリアに迷いがあった時期で、親身に相談に乗ってもらったことで「こういう人になりたい」と思ったんです。
その流れでJOB PALETTEを紹介され、社長やメンバーと面接を重ねる中で、価値観の合う人たちが多いと感じました。
みなさん順風満帆なキャリアではなく、紆余曲折を経て自分の道を築いている人ばかりで、素直に「この人たちと一緒に頑張りたい」と思えました。
決め手は2つあって、ひとつはAIなど最新技術を積極的に取り入れる姿勢。もうひとつは、キャリアアドバイザーとしての枠を超え、マーケティングや採用などにも挑戦できる「自由度の高さ」でした。ここなら、努力した分だけ伸びる環境があると感じました。
社長チームで学んだ「基礎の大切さ」
── 入社してからはどんな変化がありましたか?
緑川:
一番大きいのは、社長チームで直下指導を受けられていることです。AIの使い方から業務設計、顧客対応まで、すべてを近い距離で学べるのは本当に貴重ですね。
ただ、最初の1ヶ月は苦労の連続でした。自分のやり方で勝手に資料を作ったり、提案を進めていたんですが、社長から「まずは基礎を徹底して」と指摘されました。
そのとき、「基礎ができていなければ、工夫も意味をなさない」という言葉が刺さりました。
それ以来、自分のやり方よりも“チームで成果を出す”意識に変わりました。独走するより、共有して磨く。その重要性を実感しています。
理不尽のない、居心地の良い環境
── 職場の雰囲気についてはどう感じていますか?
緑川:
居心地がいいですね。感情的に怒る人はいないですし、注意や指摘もロジックで伝えてくれる。納得感があるからこそ、素直に受け止められるんです。
以前は「人間関係で疲弊する」ことも多かったですが、今は全くないです。周囲に目指すべき人がいて、努力を認めてくれる人もいる。褒めてくれるときも、厳しいときも本気で向き合ってくれる環境がありがたいです。
苦労と成長──「思った以上に難しい仕事」
── 仕事の中で苦労していることはありますか?
緑川:
想像以上に難しい仕事だと思いました。
キャリアアドバイザーの仕事は、求人紹介だけでなく、面談、面接対策、内定後のフォローなど全工程に責任を持ちます。信頼を維持しながら全体をコントロールするのは簡単ではありません。
正直、毎日「今日もまだまだだな」と感じます。でもその分、できることも少しずつ増えていく。この“できない自分を認めて努力する”感覚が、成長を実感できる瞬間でもあります。
「20代は、死ぬ気で頑張る時期」
── 最後に、転職を考えている20代の方へメッセージをお願いします。
緑川:
今の20代は「ワークライフバランス」という言葉をよく使いますが、僕は“ライフワークバランス”を重視しています。つまり、**「生活のために働く」より、「生きがいとして働く」**ということです。
30代・40代で理想の働き方を実現するためには、20代でどれだけ頑張れるかが勝負だと思います。もちろん、今を楽しむのも大事です。でも、今ラクを選ぶよりも、後の人生をラクにするために努力する──そんな20代の過ごし方もいいんじゃないかと思います。
頑張る環境を選べること自体が、実は幸せなんですよね。もしキャリアに迷っている人がいたら、僕に気軽に相談してほしいです。自分の都合ではなく、その人にとっての最適解を一緒に探していきたいと思っています。