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【あびら職員#16】アイスホッケーで得た経験。人との対話を大切に、一つ一つの事象に対して自分なりの解を求めていく

米山 翔介(よねやま しょうすけ)

苫小牧市出身。2015年4月に役場入庁後、水道課に7年半所属。2022年10月より産業振興課へ異動し、新規就農者に対する業務を担当。趣味は5歳から続けているアイスホッケーと、家族団欒のひとときを楽しむファミリーキャンプ。

できない自分を受け入れ、成長した幼少期

子どもの頃は、周りから「すごい」と思われたがりな一面がありました。そんな自分を変えるきっかけになったのが、幼少期に夢中で取り組んだアイスホッケーです。

ある日の試合前、コーチから「お前は試合に出られるレベルではないから」と言われ、試合に出してもらえないことがありました。自分は他のメンバーと同じようにできていると思っていたので、現実とのギャップに衝撃を受けました。帰りの車で泣きながら、「下手ならもっと努力しよう」と一念発起。もともと負けず嫌いなので、誰よりも練習に励みました。わからないことを積極的に聞くようになったのも、この出来事がきっかけです。

その結果、高校時代はインターハイ準優勝やU18代表に選出、大学時代はインカレ優勝やU20の代表に選ばれるなど、納得のいく結果を残すことができました。

疑問に思ったことを流さず、聞く姿勢を大切に

高校3年生のときにアイスホッケー部のキャプテンに就任していました。「髪型は坊主」という部内のルールがあったのですが、「坊主だからといって試合に勝てるのか」と疑問を持っていました。特に、高校が自由な校風なこともあり、卒業式には髪の毛を染めたり袴やドレスなど個性を出して参加するなか、坊主で出席するのが嫌で、最後の大会前に監督と1時間も話し合うことも笑。疑問に思ったことを探求し、納得するまで聞く姿勢は今でも大切にしています。

▼アイスホッケーをやっていた頃の写真(学生時代)


スポーツでまちを盛り上げたい!25歳で安平町役場へ

船舶代理店業に2年間勤めた後、「スポーツの経験を活かしてまちづくりの発展に寄与したい」という思いで安平町役場に入庁しました。追分地区はスキー、早来地区はスケートと、2つのウィンタースポーツができることに魅力を感じています。小さい頃からせいこドーム(安平町スポーツセンター)に何度か来たことがあり、当時から身近に感じていたのも安平町で働きたいと思った理由の一つです。


生活に欠かせない水を、まちのみなさまに

最初に配属された水道課では、主に住宅などの給水装置工事に関する業務を担当しました。水道に関する専門知識がなかったので、土地や水の流れを覚えることからスタート。当時の上司から「座って資料を見て覚えるのではなく、現場に行って、見て、学んで、経験しなさい」というアドバイスを受け、町中を駆け回り奮闘しました。その中で「水は生活する上で大切なもの」という意識が芽生え、何気ない仕事にも一つひとつ丁寧に向き合うようになりました。人と接することが好きなので、業者や町民との対話にもやりがいを感じています。

震災で感じた、町民の生活を守る大切さ

業務の中で一番印象的だったのは、震災時の水道復旧作業です。様々な制約がある中で水道管が漏れていないかを確認しながら、水を送るという作業を繰り返しました。また、復旧作業が行えないエリアの町民に「なぜ他のエリアの対応を優先的に行うか」を丁寧に説明しました。2〜3週間も水が使えず、早く復旧しなきゃという焦りも……。心が折れそうになることもありましたが、町民の「復旧してくれてありがとう」という言葉がとても支えになりました。

震災を経験して気づいたことは、町民の当たり前な生活を守ることの大切さです。この経験を活かし、常に町職員の自分が町民のためにできることは何か考えて業務に取り組んでいます。

産業振興課で、まちの根幹に携わる仕事を

産業振興課へ移動し、現在は新規就農者の支援をメインで担当しています。人々の生活を支える水から、町を支える産業へと業務内容が変わり、安平町の根幹に関わる貴重な機会だと思っています。まずは基本を守って業務を覚えていき、改善したほうがいいところは自分らしく工夫していきたいです。

▼震災当時の写真

役場を志す人に向けて

役場職員の仕事で大切なのは、町民と真摯に向き合うこと。人との対話、誠実な対応を心がけていれば大丈夫です!

また、安平町役場は壁がなく、みんなで助け合いながら仕事を作り上げる職場です。いつでも先輩に頼れる環境があるので、安心してください。何事も挑戦!未経験の仕事も楽しみながら取り組んでくれるとやりがいが見つけられると思います。

安平町役場では一緒に働く仲間を募集しています
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