近年、ChatGPTをはじめとする生成AI(LLM)の台頭により、IT業界全体で「生成AIをいかに実務やプロダクトに組み込むか」という議論が加速しています。単なるテキスト生成にとどまらず、社内ナレッジの検索効率化やコード生成、業務プロセスの自動化など、ソフトウェア開発やエンジニアリングの現場における活用範囲は日々広がっています。
一方で、セキュリティの担保やハルシネーション(誤情報の出力)対策、RAG(検索拡張生成)におけるドキュメント検索精度の向上など、実践的な導入においては数多くの技術的ハードルが存在するのも事実です。
今回はテックブログ第3弾として、昨今の開発現場で普及が進む「Python / LangChain / OpenAI API」を用いた生成AIの活用手法と、社内業務自動化・ナレッジ検索に向けた具体的なアプローチや技術スタックについて解説します。
▍なぜ「Go × React × AWS」なのか?
急速に変化するビジネス要件に応えるプロダクト開発では、単に「流行りの技術を使う」のではなく、レイヤーごとに明確な役割分担を行うことが重要です。
SaaS開発の現場では、技術選定において以下の組み合わせが効果的な基本パターンとしてよく用いられます。
- フロントエンド:React (TypeScript)
UIを再利用可能な「コンポーネント」にわけて開発することが可能です。
- バックエンド:Go
シンプルな言語仕様、高速な実行速度が特徴なため複数人のエンジニアでへこうしてコーディングを行いやすく、規模の大きいシステム開発に最適な言語です。
- インフラ:AWS (ECS / App Runnerなど)
高いスケーラビリティと柔軟なマネージドサービスを活用します。インフラ運用負荷を極力下げ、開発者がアプリケーション開発に集中できる環境を構築できます。
この3つを組み合わせることで、「UIの表現力」「バックエンドの処理性能」「インフラの柔軟性」のすべてを高水準で達成できます。
▍ 変更に強いSaaSアーキテクチャ設計の3つのポイント
プロダクトが成長するにつれ、新機能の追加や仕様変更は避けられません。設計段階で意識したい3つのポイントをご紹介します。
- シンプルな単一構成(モジュラーモノリス)から始める 「クリーンアーキテクチャ的思考」
初期フェーズからマイクロサービス化を行うと、ネットワーク境界の複雑化や運用オーバーヘッドが大きくなります。 まずは単一のリポジトリ・デプロイ単位(モジュラーモノリス)で開始しつつ、内部のコード構造は「インターフェース」と「ドメインロジック」を分離する設計を徹底するのが定石です。Goのシンプルなインターフェース機能を活用し、将来的な特定機能のマイクロサービス切り出し(抽出)にも耐えられる柔軟性を確保します。
- OpenAPI(Swagger)を介した「型安全」なフロント・バック連携
開発スピードを遅くする要因の一つが、フロントエンドとバックエンド間の通信仕様のズレです。
開発現場では、API設計時にOpenAPI仕様書(YAML/JSON)を先行定義する「API First」のアプローチが有効です。定義ファイルからGoのハンドラー定義やTypeScriptの型定義を自動生成することで、実装の手戻りを防ぎ、フロント・バック双方が並行してスピード感持って開発を進められます。
- プロフェッショナルとして技術と向き合うふくくるの環境
AWS環境の構築は、TerraformやAWS CDKを用いたIaC(Infrastructure as Code)で管理する方法が多く用いられています。開発環境・検証環境・本番環境を同一のコードから安全かつ再現性高くプロビジョニングできる体制を整えることで、インフラ設定のブレや手作業によるミスを排除できます。
▍ ふくくるだからこそ
ふくくるでは、単に言われた通りの作業をこなす「作業者」としての開発は行いません。 お客様の課題に対して一次請けに近い立場で直接向き合い、上流工程から一貫して「本質的な課題解決」に踏み込んで提案・開発を行うことを大切にしています。
▍ まずは技術やキャリアの話をしませんか?
「これまでWebアプリやインフラの開発を中心にやってきたけれど、PythonやLangChainを使った生成AIの領域にも挑戦してみたい」
「受託やSESの現場で言われた通りに作るだけでなく、自ら社内業務の課題を見つけて提案・実装できるエンジニアになりたい」
ふくくるでは、開発の現場で日々技術と向き合うエンジニアの「次にやってみたいこと」や「描きたいキャリア」を大切にしています。
- 指示待ちではなく、お客様のパートナーとして提案・議論したい
- GoやReact、AWSといったモダン技術を活用し、上流から経験を積みたい
- 自身の貢献や技術力が正当に評価される環境で、エンジニアとして長く成長したい
どのような背景や志望動機でも構いません。まずはカジュアル面談で、あなたがこれまで関わってきた開発や、これから挑戦してみたい技術・キャリアについて自由にお話ししてみませんか?
「まだ本格的に転職を考えていないけれど、話だけ聞いてみたい」という方のカジュアル面談も大歓迎です。8名の少数精鋭チームで、あなたの挑戦をお待ちしています!