なにをやっているのか
iOSアプリ「Scanat(スキャナット)」
アプリイメージ図
nat株式会社(英語表記:nat Inc.)は、「人々の便利で豊かな暮らしを実現する。」をビジョンに、空間の記録と活用を変革するソリューションを提供しているスタートアップです。建設・不動産・製造・官公庁など、空間に関わる幅広い産業に向け、誰もが高精度な空間データにアクセスできる社会の実現を目指しています。
当社が開発するAI測量アプリ「Scanat」は、iPhone Pro・iPad Proに搭載されるLiDARセンサーを活用し、対象物をスキャンするだけでmm単位の高精度計測と3Dモデル作成を可能にする空間記録ツールです。従来、熟練の職人や現場監督が手作業で行っていた現場調査を誰でも簡単かつ正確に行えるようにし、空間情報の共有における齟齬や作業負担を大幅に軽減します。これにより、見積作成・現場調査・設計業務など、多様な業務の効率化が実現しています。
2022年には、世界で初めてmm単位精度(※2)の計測を実現したiOSアプリとして「Scanat」をリリース。その後も継続的なアップデートにより機能を強化し続け、現在では中小工務店から大手企業、さらにはスーパーゼネコンに至るまで、累計800社以上が導入するソリューションへと成長しました。空間記録という新たな領域を切り拓きつつ、業界のスタンダードとなる技術開発を進めています。
また当社は、M&Aによる事業拡大にも積極的に取り組んでいます。2025年8月には、「はじめに暮らしありき」を理念に掲げる町田ひろ子アカデミーを事業承継しました。同アカデミーは、日本で初めてインテリアコーディネーターのキャリア形成を提唱した町田ひろ子校長のもと、インテリアコーディネーターやガーデニングプランナーの専門教育機関として長年の歴史と実績を持ちます。今後、アカデミーが保有する高品質な設計・教育ノウハウをScanat事業にも活かし、空間づくりをより多角的に支援してまいります。
さらに、2025年には東洋経済「すごいベンチャー100」に選出され、国土交通省主催「インフラDX大賞」にて「スタートアップ奨励賞」を受賞するなど、社会課題の解決に資する技術力を持つ企業として高い評価を獲得しました。
私たちnatは、「空間づくりに携わるすべての人が、ハードルなく空間情報にアクセスできる社会」をつくるため、今後も新機能開発・人材採用・事業展開に積極投資し、さらなる成長と価値提供を進めていきます。空間記録の未来を創り、人々の暮らしをより豊かにすること。それがnatの変わらぬ使命です。
(※2)東京都産業技術センターにて座標測定器及びレーザー干渉計で設定された5000.6mmに対する精度検証を行った結果、19.6mmの誤差(1%以下)と実証されています。
なぜやるのか
これまで3次元計測を行うためには、気軽に使えるソリューションがありませんでした。
数百万から数千万円の高額な専門機材を使えば、もちろん高い精度で計測することはできますが、スキャン作業にも専門のスタッフを要したり、取得した点群データを後続作業に使うための処理も簡単にはできなかったり、導入や活用のハードルはかなり高く、気軽に使えるものではありません。
「Scanat」を使えば、身近なiOSデバイスで3次元計測が実現できます。圧倒的に低いコストでmm単位という高精度計測が可能な3Dモデルを作成することが可能です。
また、手軽なソリューションは計測性能だけでは実現できません。現状、cm単位での計測が可能な無料アプリも存在しますが、日本語対応のアプリは少なく、データセキュリティの低さからも法人での業務活用は難しい状態です。
私たちは「手軽で万人が使える業務アプリ」を目指して、アプリでの高精度にこだわってサービスを展開しています。
ベテランの社員による見積もりを必要としている建設業界や内見を頻繁に行う不動産業界を中心に、空間情報の記録や計測を必要とする多くの業界においても、紙とペン等によるアナログな作業・プロセスは多く存在しています。
人、流通、システム、慣習、職人不足等…業界が直面している課題は多岐にわたります。
また、2023年現在においても「衣食住」のうち、 「住」分野には手軽なソリューションが存在していません。
私たちは現状で満足せず、ユーザーニーズを満たしながら、一般消費者の 「住」生活をより身近で手軽にカスタマイズできる世界を実現できるよう、プラットフォーム化に向けて、今後も進化し続けていきます。
どうやっているのか
現在のチームは少数精鋭で構成されています。
トライ&エラーを大事にしてチャレンジしていけるカルチャーです。