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「ときめき、つくろう。」ドリームフィールズのミッション&バリューができました。

今年で創業20周年を迎える「ドリームフィールズ」は、今期、ミッションとバリューを策定しました。

なぜいまつくることにしたのか?
どうしてミッションが「ときめき、つくろう。」になったのか?

わたしたちがいまミッション・バリューをつくった理由をご紹介すると同時に、あらためてドリームフィールズがどんな会社で、グループに、そして世の中にどんな価値をもたらしていきたいか。
伝えられたらうれしいです。

これまでの暗黙知も、共有したかった

社長・土屋成範(以下、土屋): ドリームフィールズのミッションとバリューが完成しました。21期目にして、なぜミッション・バリューを策定したのか、まずはそこからだね。

人事総務部 部長・渡辺俊(以下、渡辺):はい。まさに「21期目を迎えたからこそ」つくったとも言えます。

ドリームフィールズは笹谷さんはじめ、創業者の故・関口哲史代表を知るスタートアップ期からのメンバーだけじゃなく、若い社員も多く入ってきてくれて久しい。組織が小さい頃は「暗黙知」のように共有されていた創業者の思いや、ドリームフィールズの“らしさ”に触れることができなかったメンバーも増えてきたわけです。

そろそろ自分たちの目指す世界観や在り方をしっかり言語化して、価値観として共有したほうがいいねと思いました。


取締役・笹谷美砂子(以下・笹谷):そうですね。日々のちょっとしたやり取りの中にも、その暗黙知がないのかもしれないと感じることもありました。

土屋:それはどんなとき?

笹谷:たとえばECサイトを更新するときでも、ただ商品の画像と説明を載せるのではなく、訪れた人が「なんか面白い!」と感じてもらいたい。

ちょっとした驚きや喜びを感じていただきたいというスタンスが、ドリームフィールズにはずっとあった。それは創業者の関口さんが持っていたものでもあるのですが、商品の写真を載せること1つとっても、それは意識してもらいたいと思っていて。一緒にブランド作りをしていくメンバーには、「ときめき、つくろう。」の根本の価値をちゃんと伝えなければ、本当に理解してもらいたいところまで届かないんだなと。


渡辺:そうした普段の業務に対する姿勢や足並みが、言わなくても揃う。

そのためにはドリームフィールズが目指す座標というか、羅針盤になるようなミッションとバリューをそろそろつくるべきだなと感じたわけです。

土屋:たいていミッション、ビジョン、バリューの3つセットで考えるじゃないですか。でも、あえて僕らはミッションとバリューの2本立てにしましたよね。

渡辺:そうですね。目指す理想の姿である「ビジョン」と、果たすべき使命である「ミッション」、そして行動原理となる「バリュー」の3つを策定することが多いです。

けれど同時に、浸透がうまくいかないと「何がビジョンで、何がミッションだっけ?」「使命と理念と行動規範って何が違うの?」などと混乱する場合も少なくない。お題目としてつくるのではなく、実際に生きた言葉として運用したかった。

そこで今回はシンプルに、ドリームフィールズが目指す“目的地”として「ミッション」、その手段だったり、”行動規範”として「バリュー」だけつくりました。


土屋:そして策定したミッションが「ときめき、つくろう。」ですね。

笹谷:すばらしい“目的地“ですよね。


「ワクワク」を「ときめき」へと変えた理由。

渡辺:まず、社員はもちろん、経営陣、パートナー企業にいたるまで、ドリームフィールズにかかわる方々にヒアリング。「ドリームフィールズという会社がどう見えるか」を尋ねました。そしてずらっと並んだ言葉とともに、いまここにいる3人に加えて、草創期からのメンバーを中心に7~8人の社員が集まって言葉を選別。

最初に絞られた言葉が「ワクワク」でしたよね。


笹谷:そう。すごく腑に落ちましたよね。柱事業である『BIZOUX』はジュエリーブランド。ジュエリーの世界は業界の常識がしっかりとあって、決められた価値基準やデータ、先例に基づいたものづくりのスタイルが根強い。

渡辺:実は「左脳的なものづくり」ですよね。

笹谷:はい。けれど、私たちは始まりは素人集団なので、感覚的に「こういうジュエリーがあったらかわいいよね!」「素敵だよね。絶対に使いたい、作りたい!」と、右脳的なものづくりで押していく。それがエンドユーザーであるお客様に支持されてきた自負もありました。

そうした自分たちが感じる「ワクワク」を大切にしているから、お客様にそれが伝わって、商品に「ワクワク」してもらえるような。


土屋:そうだね。ただ「ワクワク」をそのままビジョンとして使うと、すこし幼い印象があるかなという意見があったんだっけ?

笹谷:あと「ワクワク」だと少しきれいな面にだけスポットライトが当たりすぎて、きれいごとを並べている気がしたんですよね。ふわふわしたイメージだけでものづくりをするわけではなく、イメージを大切にしながらもそれを形にして、売上、利益につなげる仕事はやっぱり大変な苦労もありますからね。

甘さだけじゃなくて“甘酸っぱさ”みたいなものも言葉に入れていきたいなと、考えて「ときめき」に落ち着きましたね。

渡辺:そこからブレイクダウンして、バリューを決めていった。自分たちの行動規範ってなんだろう? 大切にしている価値観って? と自問自答しながら、これまたエクセルに言葉を打ち込んでいじましたね。

土屋:そして似た言葉や多い言葉をグルーピングして絞ったのが、この8つでした。


土屋:ところで8つあるわけだけど、それぞれあえてひとつ好きなバリューをあげるとしたら、何ですか?


笹谷:私は『期待以上を、想像しよう。』ですね。

やはりお客様が思っている期待、それを超えるような質の高さや驚きのあるプロダクトでなければ、感動にはつながらない。それこそ「ときめき」にはならないという思いがいつもあるので。ドリームフィールズのものづくりが集約されている言葉だと思いますね。

渡辺:僕は『走りながら、考えよう。』かな。

これから事業が成長して組織が大きくなっていったとしても、守りに入ることはしたくないなと。そんなこと考えず、とにかくトライしてみる。考えてから走るのではなく、とにかくスタートを切ってみる。その上でどうすればうまくいくのかを徹底的に考える。そんな気概をもって、どんどん前に攻めていきたいので。


笹谷:その意味では、私も実感していますね。社歴が長いせいで「なんでもできる」と勘違いされることもあるけれど、そんな事はない。先日もクリエイティブディレクターと2人でインスタライブをはじめたのですが、失敗でしたからね。まさに走りながら考えたら、やっぱり転んでしまったような(笑)。

けれど、そういう失敗する姿や、また立ち上がって考えて走る姿をどんどん見せることも大切だよな、とあらためて思わされました。このバリュ―に後押しされた感じはあります。

土屋:僕は、最後の『「ありがとう」を常に心に。』なんだよね。

お客様やパートナー、同じ同僚に対しても、こうした感謝の気持ちをずっと持つ。これは会社じゃなくても、自分の子どもに対してもずっと言っている。相手を思いやる心は、すべてに通じると思うから。


笹谷:どれも大切にしたいことなので、順番も考えましたよね。

『変化を面白がろう。』とか『走りながら、考えよう。』とか『原因はいつも、内部にある。』とか、自律的で、体育会っぽいワードが並んだあと、最後の最後で「けれど、やっぱりありがとうの気持ちは忘れちゃだめだよね」とくる(笑)。実際、そうだと思いますし。

「悩んだら、ときめくほうを選ぼう」と言ってほしい。

土屋:ミッション、バリューはできたけれど、実際は浸透してもらうことが大切で、まだスタートラインをきったばかり。このミッション・バリューをもとにみんなにどう変わって、どうなっていってほしい?

笹谷:最初のステップとして、ミッションでもバリューのどれかでもいいので、普段の業務のなかで自然と口に出るといいかなと思っています。

AかBか悩んだときに「どっちがときめくかな」と相談しあったり。「期待以上を、想像してる?」と冗談ぽく話したり。それくらい親しみをもってもらえたらうれしい。


渡辺:いますでにある月間MVPのような制度に、ミッション・バリューをもっとも体現した人などをあてられたらおもしろいなと思いますね。

また、このミッション・バリューが社内だけではなく、社外の方々の目にも触れていって、「おもしろそうだ」「自分とフィットしそうだ」と感じたら、ぜひジョインしてほしい。

笹谷:そうですね。ドリームフィールズが持つ、少し元気なところ、やんちゃなDNAはミッション・バリューにおいても残ったので、どんどんやんちゃな方々に飛び込んできてもらいたいですね。

土屋:ワクワクするよね。

笹谷・渡辺:そこは、「ときめく」です。(笑)


インタビュー:箱田 高樹

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