なにをやっているのか
梅の収穫の様子
塩と紫蘇だけでつけた梅干し
ミッションは、「1000年続く日本の梅を、次の100年に繋ぐ」。このミッションを実現するために、令和元年に創業し、以下の5つの事業に取り組んでいます。
①南高梅の生産
和歌山県、三重県の畑で南高梅の栽培を行っています。自社の園地を実験の場として、若者が始めたくなる農業を構築しています。まずはしっかり稼げること。
そのために、
・作業を効率化すること
・作業を記録してきちんと経営すること
・目標を決めて日々改善に取り組むこと
が大切だと考えています。
これらを定着させるために、作業を部分的に教えるのではなく、作業を行う理由から丁寧に指導します。また、時には座学も行って数字の読み方も学びます。
そうして2年間学んだのちに、新規就農者は区分けされた畑の農園長になります。固定給に加えて、その農園で生まれる利益を会社とシェアします。この仕組みによって、実家が農家でなくても、作業員ではなく農園長になれます。さらに頑張って成長した分だけ収入にもつながり、やりがいが生まれます。これが新規就農プロジェクト「梅ボーイズ」です。
②塩と紫蘇だけで漬けた梅干しの製造、販売
一番大切にしているのは、梅の味を生かすこと。そして、梅農家の栽培のやりがいに繋げること。
作り手が誇りを持てる梅干しを、日本中に広めていきます。
【商品の特徴】
● 完熟落下の南高梅
甘く芳醇な香りがするまで待った完熟梅は、箸で皮が簡単に切れるほど柔らかいです。
● 昔ながらの無添加製法
調味液は使わず、ミネラル豊かな天日塩と、香りがよく柔らかい国産の揉み紫蘇で漬け込みます。
● 6カ月の熟成
天日干ししてから熟成させることで、塩がしっかり実に馴染み、梅の持つ旨味を最大限に引き出します。
③梅の魅力を発信
梅農家だからこそ、ご家庭でのおいしい梅干し・梅酒の作り方、梅干しや梅酢の料理への活用を発信しています。
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また、僕たちの商品をお取り扱いいただいているお店は全国で250店舗を超えますが、その多くが米屋、酒屋、八百屋、肉屋などの専門店様です。そして、店主自身が梅ボーイズの梅干しを愛用していただいているからこそ、お客様に直接梅の良さを伝えていただけます。1店舗1店舗、直接お取引しているからこそ、お客様からいただいたお声を製造者である僕たちにお届けいただいています。
④ウバメガシの植林
みなべ町では生産性の低い急斜面の梅畑で耕作放棄地が増加しています。2005年に31haだった耕作放棄地は、10年で74haに増えてしまっています。調査はされていませんが、現在ではさらに急増しています。耕作放棄地が増えると、梅を枯らしてしまう外来虫のクビアカツヤカミキリの温床の地となったり、山の地力そのものが低下して豊かな水を育めなくなってしまいます。
梅ボーイズでは耕作放棄地を再び農地に戻す活動を行ってきましたが、耕作放棄される梅畑は山上部の急斜面地で栄養が少なく、収穫量が平地と比べて6割程度しかありませんでした。そのため採算が合わず、この活動を継続していくことは難しいことが判明しました。
そこで、耕作放棄地にウバメガシの植林を行い、農業地を林業地として活用します。もともと和歌山で自生していたウバメガシを植えて山を再生し、良い土壌をつくることで、梅を育てるための良質な環境を次世代に残しています。
⑤備長炭の生産
植林したウバメガシは、紀州備長炭の原木です。かつてみなべ町は、梅に加えて備長炭生産も日本一でしたが、ウバメガシの減少に伴って生産量も減少し続けています。そこで、育ったウバメガシで備長炭を生産し、耕作放棄地を生かして雇用を生み出します。
林業の高齢化、従事者不足は、農業よりも深刻です。梅ボーイズでは「半農半林」により、働きやすい環境を作っています。急斜面地での植林や製炭作業で一番大変なのは夏です。気温が高く、長時間作業をすることには危険が伴います。そこで、6月から9月は、梅の栽培と梅干しづくりを、それ以外の時期は林業を行うことでこの課題を解決しています。
なぜやるのか
梅ボーイズの【梅と紫蘇】が、令和5年度プレミア和歌山 最優秀賞(特別賞)に選ばれました!
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これまでの軌跡
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はじめまして、代表の山本将志郎です。
和歌山県みなべ町で明治37年から続く梅農家の三男として生まれました。北海道大学薬学部に進学し、ガンの新薬の研究をしていましたが、2019年に天日塩と紫蘇だけで漬ける梅干し屋を立ち上げました。
● 塩と紫蘇だけで漬ける梅干しの研究 <2018年>
きっかけは梅農家を継いだ兄の一言でした。
「梅を栽培した後は、どの梅も甘い調味液で均一な味になる。」
僕たちが子供の頃は塩だけで漬けたすっぱい梅干しを食べて育ちました。そんな梅干しが最近はほとんど製造されなくなっている現状を知りました。
梅の味が生きたすっぱい梅干しを残したい。そう考えて塩と紫蘇だけで漬ける梅干しの研究を始めました。
● 軽トラックで梅干し日本一周 <2019年>
完成した梅干しは、原材料が南高梅と天日塩と紫蘇のみ。塩や紫蘇の種類、熟成などこだわりを詰め込みました。
これまで実家の梅は大手メーカーに卸していたため、販路は一切ありませんでした。そこで、クラウドファンディングで資金を募り、日本一周をしながら販売を開始しました。
当時のプロジェクトはこちら▼
https://camp-fire.jp/projects/104057/view?list=search_result_projects_popular
今振り返るともっと効率的な方法があっただろと自分でも思いますが、「ずっとこういう梅干しを探していた!」「やっぱり梅干しはこうでなくっちゃ」というお客さんの梅干しへの熱量を直接感じられたことが今では大きな財産です。
● おばあちゃん家で梅干し屋創業 <2019年>
日本一周から帰った僕は、使われていなかったおばあちゃん家を活用して梅干し屋を創業しました。10畳ほどのスペースで漬けた梅干しは、2年で全国100を超える店舗様でお取り扱いが始まり、すっぱい梅干しを知ってもらうきっかけになりました。
● プレミア和歌山の受賞<2024年>
梅ボーイズの梅干しが、令和5年度プレミア和歌山の最優秀賞に選ばれました。1人で始めた梅干し屋が、多くの方の支えがあり、5年でこのような賞をいただくことができました。
どうやっているのか
「日本の伝統食・梅を後世に残したい」という想いをもった梅ボーイズのメンバー
【ミッション・ビジョン】
●ミッション:1000年続く日本の梅を、次の1000年に繋ぐ。
●ビジョン:これまでに捉われない梅業界のリーディングカンパニーになる。
梅ボーイズがこれから取り組んでいきたいことについて、代表の山本が話しています▼
https://www.youtube.com/watch?v=YuPzYitOn40
【働く人や環境】
移住、転職してくれたメンバーが多数存在します。
・楽天、docomo、日鉄ソリューションズといった大手企業から一次産業に携わりたいという思いをもって転職したメンバーが活躍しています。
・食や一次産業に熱い思いをもっているメンバーが多いです。
少しでも興味があったら、ぜひご連絡ください!一緒にお仕事ができることを楽しみにしています!
メンバー紹介記事▼
梅干し屋に入社したら2ヶ月で20キロ痩せた話(りょうくん
https://umenokuni.com/blogs/report/memberryo
世界一梅が大好きな梅農家(元レゲエラッパー義経さん)
https://umenokuni.com/blogs/report/memberyoshitsune
公務員から梅農家へ!自由を求めて転職したら、、?(澤本さん)
https://umenokuni.com/blogs/report/membersawamoto
大根畑から梅畑へ。若い農家を増やしたい!(まさきさん)
https://umenokuni.com/blogs/report/membermasaki