入社1ヵ月の東京デジマ第一号社員にインタビュー!ナリコマ入社の決め手と入社後の印象|デジタルマーケティング室 椎野 大貴
食事を通して人々に生きる喜びを届けるべく、高齢者福祉施設や医療機関向けに食事サービスを提供する、株式会社ナリコマホールディングス(以下、ナリコマ)。大阪府大阪市に本社を構え、関西を中心に成長を続け、2025年春から東京拠点にも力を入れ、全国にサービスを拡大しています。
今回はナリコマ コーポレート本部 デジタルマーケティング室 椎野 大貴にインタビュー。2025年11月、東京新拠点のデジタルマーケティング室メンバー第一号として入社した椎野に、これまでのキャリア、ナリコマを選んだ理由、そして入社1ヶ月で感じた当社の魅力などについて詳しく語ってもらいました。
なお記事の執筆には、株式会社ストーリーテラーズさんにご協力いただきました。
新卒入社した大企業で感じた「大きなズレ」。「このままではいけない」という直感がキャリアの起点![]()
──まずは、これまでのキャリアについて教えてください。
私は大学で医療分野を専攻し、新卒で医療介護系の大手企業に総合職として入社しました。最初の1年間は大学病院で現場研修を受け、その後本社の新規事業推進部に配属されました。
そこで感じたのは「時代の流れとの大きなズレ」でした。
振り返れば、私の世代は大学生の時にガラケーからスマホに変わり、SNSが一気に広まった世代。私は学生時代、大規模な音楽サークルに所属し、コンサートやライブの広報でデジタルツールを積極的に活用していました。
そんな私にとって、創業から続く大きな会社の「オールドな社風」は、デジタルの波とは大きなズレがあるように見え、「時代に合っていないな…」と感じたのです。
組織の「古き良き慣習」には良し悪しがあるとは思うものの、個人のキャリアという視点で見たとき、この延長線上に面白い未来は描けませんでした。こうした危機感から、「今後の自分のために、何か専門性を身につけた方が良さそうだ」と感じ、デジタルマーケティング(以下、デジマ)の職種に転換しようと考えました。
こうして転職を決意し、私はすぐに「医療×デジマ」の分野に挑戦したいと考えました。しかし、現実は厳しく、デジマ未経験で希望のポジションに採用されるのは容易ではありませんでした。
そして転職活動を進める中で、まずは何らかの実績や経歴を作ることが必須であると痛感しました。そこで、一度「医療」という業界の条件を外し、2社目は人材系、3社目はIT通信系の会社でデジマのキャリアを積むことに集中しました。
そして4社目となる前職では、念願叶って医療IT系の会社に入社しました。ここではプロダクトのフェーズに合わせて広告運用やリサーチ、企画、記事制作など、様々な業務を経験し、仕事への充実感を感じていました。ただ、一定の領域で「一通りやり切った」という満足感を抱いたため、さらなるステップのために転職を考え始めたのです。
共通点と新しさが同居するナリコマとの出会い![]()
──その流れでナリコマと出会ったんですね。
はい。5社目の転職活動では、当初の「医療×デジマ」という目標は一定満たせたと考え、医療分野にはこだわらず、「これまでの経験を活かしながら、面白く、新たな挑戦につながる仕事ができる会社」を求めていました。そんな中、Wantedly経由で出会ったのがナリコマでした。
ナリコマは食品会社ですが、ユーザーは医療・介護業界という点で私のバックグラウンドとも繋がっています。自分のこれまでの経験と全く畑違いの業界ではないけれども、完全に重なるわけでもない。「半分はこれまでの経験が活かせて、半分は新しい領域」という絶妙なバランスに興味を抱き、カジュアル面談に応募しました。
ナリコマでのカジュアル面談では、現在の上司である北窓と話をしました。そして、その熱意にすぐに引き込まれてしまいました。
北窓はまず、会社全体の事業概要、自身がデジマチームを立ち上げた話、新設された東京チームが動き出している現状について一通り話してくれました。それに加え、「今後はデジマでこんなことに挑戦してみたいんだよね!」という展望を語ってくれ、とても強い熱意とパワーを感じました。「こんな熱い想いを持った方がいる会社で働きたい!」と思い、ナリコマに入社を決めました。
ナリコマに入社して感じたこと
──実際に入社してみて現在どのような業務をしていて、どんなことを感じていますか。
入社して1ヶ月ほど経った現在の業務は、ミーティングの同席や業界知識などのインプットがメインで、実務はまだほとんど担当していません。ナリコマでの仕事の流れを深く学んでいる段階です。
驚いたのは「デジマチームが幅広い領域を担当していること」です。コーポレートのブランディングやプロモーション、展示会出展の打ち合わせや準備、他社との対談企画や広告代理店との打合せなど、非常に多岐にわたる仕事を行っているんです。
最初は、「デジマの専門性を活かして、その部分を補強する」ということが自分の主な役割だと思っていました。もちろんその意図もあると思いますが、それにとどまらず、中長期的な会社のブランディングやイメ-ジづくりへの取り組みなど「広い範囲でさまざまな領域に関わってほしい」という期待感をもって私を採用したくださったのだと感じます。
想像していた以上に幅広い仕事に挑戦できそうだと、大きな期待を抱いていますね。
ナリコマならではの大変さとやりがい![]()
──ナリコマで働くうえで大変そうだと感じること、またこれはやりがいがありそうだなと思うことはありますか。
ナリコマのサービスの構造としては、医療・介護施設の現場と接点を持つ営業やアドバイザー(お客様の運営を支援するポジション)のメンバーがおり、食品を製造しそれをお客様に届ける人、さらに我々のようなバックオフィス部隊がいる。
それぞれ全く異なる背景・エリアのメンバーが働いていることによる情報連携の難しさはあると感じています。それぞれのポジションで働く人の性質や雰囲気が違うので、話す相手のことを理解しながら柔軟に調整する必要があるのかもしれません。
やりがいに関しては、当社のデジマチームは自由に発言したり提案したりしても、受け入れてもらえる雰囲気があるのが魅力ですね。SaaS事業の会社は役割分担がはっきりした分業制になっていることが多く、自分の担当領域の質をどれだけ上げられるのかが求められていました。
一方で、ナリコマのデジマ室はきっぱりとした枠があまりなく、全員で考え、触って、動く、というスタイルです。それが大変さでもあり、同時にとても面白いところでもあります。何でも挑戦できる余地がある——それがナリコマならではの魅力だと感じていますね。
大らかでオープンなデジマメンバー
──ナリコマのデジマチームについての印象を教えてください。
デジマメンバーの印象は、とにかくみんな優しくてオープンです。初めてお会いした時も、皆さんの大らかさや柔らかい雰囲気がとても印象的でした。
数字も大切ですが、ナリコマではそれ以上に「どのようなメッセージをお客様に発信したらいいのか」をとことん追求します。そのための議論が活発に行われていると感じますね。
なお、東京拠点のデジマメンバーは現在私のみで、他のメンバーは大阪本社にいます。直接会う機会が少ない分、最初はメンバーのキャラクターや役割が把握しづらい部分もありましたが、その点は様々なミーティングに参加させてもらいながら、積極的にコミュニケーションを取っています。
今後の展望と応募者へのメッセージ![]()
──椎野さんの今後の目標や展望と求職者に向けたメッセージをお願いします。
今後の目標として、まず一つは「WEBの強化」です。私がナリコマに入れてもらった理由の1つだと思うので、この点にはしっかり貢献していきたいです。
もう一つは、「会社のブランディングやプロモーションの強化」。これらは私のこれまでのキャリアから少しはみ出した領域ですが、面白い企画を提案して形にし、戦力になっていきたいと思っています。
入社して1ヶ月の感触としては、当社はチームワークが非常に大切だと感じています。そして「フィーリングや想いが合うかどうか」も重要なので、まずはぜひカジュアル面談などでデジマのメンバーと話してみていただきたいです。
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[執筆・校正・取材]株式会社ストーリーテラーズ 平澤 歩
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