2026年4月、JNTOが発表した訪日客数は約391万人。「過去最速ペース」というニュースの裏で、私たちMenuMenuが現場で感じているのは、もっと複雑な変化です。
中国本土からの来客は、前年同月比でおよそ半減。台湾と韓国は4月単月の過去最高を更新。「インバウンドが減った」のでも「増えた」のでもなく、来ている客がまるごと入れ替わっています。
銀座のある店では、中国団体の予約電話がぱったり止まりました。代わりに神保町の小さな居酒屋では、台湾の若いカップルがリピーターになり、Googleマップの口コミが繁体字で増え続けています。同じ「インバウンド好調」の下で、まったく違うことが起きている。
私たちMenuMenuが向き合っている課題は、ここにあります。飲食店オーナーの多くは「外国人客が増えた」ことには気づいていても、「どの国の客が、どんな頻度で、どこから来ているのか」までは見えていません。中国団体客の前提で組まれた客単価設計、予約導線、スタッフ配置は、台湾・韓国の小グループ個人客にはまったく合わない。同じ「インバウンド対応」という言葉で、店ごとに必要な打ち手は完全に違います。
私たちが信じているのは、テクノロジーは「均一なインバウンド対応」を売る道具ではなく、「自分の店に来ている客が誰なのかを、オーナー自身が見えるようにする」道具だ、ということ。多言語メニュー、口コミ運用、AI検索対応——どれも単体の機能ではなく、オーナーが客層を読み取り、店の見え方を組み立て直すための窓です。
JNTOの数字は、業界全体の平均にすぎません。私たちが見たいのは、加盟店一店一店のカウンターに座っている、その客の顔です。飲食店の未来を、テクノロジーで、もう少しだけ見やすくしたい——そう本気で考える仲間を、私たちは探しています。
原文(分析の詳細):
https://menumenu.life/blog/jnto-april-2026-china-down-taiwan-korea-peak