「外国人のお客さんは単価が低いから」——飲食店の現場で、私たちMenuMenuが一番よく聞く言葉のひとつです。そして、一番もったいないと感じる言葉でもあります。
数字を分解すると、低いのは単価そのものではありません。お客さんが「触れられた選択肢の数」が少ないだけなんです。メニューが読めなければ、地酒の飲み比べも季節のおすすめも、無いのと同じ。お客さんは頼まなかったのではなく、頼めなかった。読める情報が増えれば、注文の点数は素直に伸びます。
私たちが課題だと感じているのは、ここです。多くのお店が、多言語対応を「外国人客への親切」として捉えている。だから後回しになる。でも本当は、客単価・注文ミスによる原価ロス・ホールの工数——この三つを同時に動かす、経営の一手なんです。親切の話にしてしまうと、その実利が見えなくなる。
MenuMenuがやりたいのは、テクノロジーや横文字の話を、現場の店主が今日動ける言葉に翻訳することです。「多言語化は売上対策だ」と言い切って、何からどこまでやればいいかを一緒に設計する。インバウンドが当たり前になっていくこの局面を、飲食店の側に立って支えたい。
では、その「現場の言葉への翻訳」を私たちはどうやるのか。料理名だけを置き換えても売上は動きません。大事にしているのは、味の濃さ、量、調理法、アレルギーの有無——「これなら頼める」と判断するための一行を、その国の人がふだん使う表現で添えること。直訳の正しさより、注文を一品増やす手がかりを優先する。これが私たちの翻訳のやり方です。
そんな課題の捉え方に共感してくれる方と、一緒に働けたら嬉しいです。
「読めないメニュー」が静かに削っているものを、原文にまとめました。
https://menumenu.life/blog/multilingual-menu-inbound-revenue-driver
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