こんにちは！　サマンサ・ホームステージング　広報の南です。
先日（本当はだいぶ前なのですがｗ）、不動産物件の最新の空間演出トレンドを学ぶために、「ガーデンホームステージング」に関するセミナーを受講してきたので、今回はそのお話しをしたいと思います！

ガーデンホームステージングとは？

「ホームステージング」は、主に、リビングや寝室、キッチン・水まわりといった物件室内を整え、生活感を消してインテリア演出をするものです。

これに対して「ガーデンステージング」は、お庭やベランダなど、お部屋の外の空間を演出する手法で、草むしりや不用品などの片づけをして整えたうえでインテリア演出をするもので、サマンサ・ホームステージングにも、物件の価値を高めるために、庭やベランダなどを演出してほしいといったご要望が昨今高まっています。

＜Before＞
よくあるお庭の光景。

草木を整えて、生活感を出してしまっている洗濯グッズやおもちゃ、サンダルなどを片づけて、インテリア演出すると…

＜After＞
休日には開放的な空間でドリンクを飲みながらゆっくり語らう。こんなお庭のある暮らし、憧れますね！

おうち時間を楽しむ人が増え「ガーデンホームステージング」の需要が上昇！

おうち時間が増えて、暮らしをより豊かに楽しむために、大きなバルコニーをウリにするマンションや、リビングと開放感あるテラスをシームレスにデザインした戸建てなどが人気を博しています。

今回セミナーを主催された、ガーデニング関連企業日本最大手の「タカショー」さんでも、このような空間を、１.リビング ２.ダイニング ３.キッチン ４.ベッドルームに続く、５番目の部屋「5th ROOMⓇ」として、家と庭、それぞれが持ついいところを上手に重ね合わせた幸せな空間の魅力を提唱されています。

夏休みはガーデンホームステージングに挑戦してみよう！

お盆や夏休みシーズン真っ只中、「テレビばっかり見てないでちょっとは手伝いなさい！」なんて、おうちの方に言われている方も多いのでは？！

そんな時は、お庭の草むしりをして、そのあたりに転がっていたガーデニングアイテムを使って可愛く演出してあげれば、喜ばれること間違いなしですよ！

※酷暑の中での作業は危険ですので、早朝や夜間などの涼しい時間帯に十分に体調管理にお気を付けて作業してくださいね！

「ガーデンホームステージング」でおさえておきたい６つのスタイル。

ステージャーは、物件のクオリティやサイズ、間取り、立地、販売価格などから買主（または借主）のペルソナを想定し、その趣味嗜好に合ったスタイルでのインテリア演出をしていきます。
そのため、あらゆる案件に備えてたくさんのアイディアの引き出しを持っていなければなりません。

ここでは、セミナーでも挙げられた「今注目の6つのスタイル」をご紹介していきますね！

１）ノルディックスタイル

室内インテリアでも人気のノルディックスタイルは木のぬくもりを感じるスタイル。お部屋からの延長として、ガーデンでもスタイルを合わせることがよくあります。
キーワードは「のんびり」「ぬくもり」「手作り感」などで、ティーセットやクッション、コニファーのような可愛らしい針葉樹のグリーンを使うことで演出します。

２）オーガニックスタイル

ゆったりと自然に囲まれたい、ハーブや野菜を育てたいなど、健やかで優しい暮らしに寄り添うスタイル。
ジョウロやスコップ、バケツなどのガーデニングセットや、リネンのファブリック、オリーブなどのナチュラルなグリーンを使うことで演出します。

３）和モダンスタイル

和室やスタイリッシュな和風旅館風のスタイルで、縁側が欲しい、床に座って落ち着きたい、神社やお寺などの雰囲気が好きな方におすすめのスタイル。
ベリーダークトーン（とても濃く深いカラートーン）で配色し、重みのあるシックなイメージを演出します。
行燈（あんどん）やランタン、ガーデンアップライト（屋外用のスポットライト）や和風のティーセットなどのアイテムや、グリーンには、モミジやツツジなどの植木、ドウダンツツジなどの大ぶりな枝ものを飾ると雰囲気が出ます。

４）カジュアルスタイル

ファミリーや、わくわくしながらアクティブに暮らしたい、そんな方に人気の遊び心のあるスタイル。
パラソルやバーベキューセット、ラグマットやクッションなどで演出します。
※ガーデンステージングでパラソルやラグを長期間設置する場合は、風による転倒や床への色移りなどに配慮する必要がありますのでご注意を。

５）アーバンスタイル

クールモダンともいわれ、都会的且つ上質なスタイルで、ラグジュアリーな一人暮らしや、都内のタワーマンションなどに向いています。
デザインウォールパネルや、ランタンライト、レールペンダントライト（ダクトレールに天井から吊るすタイプの照明を複数吊り下げる）などのインテリアアイテムや、アガベのような大ぶりな多肉植物やサンスベリアなどのクールな印象のグリーンとの相性がよいです。

６）リゾートスタイル

リゾートホテルのような高級感のあるスタイルです。
ボールスタンドライト（球体のスタンドランプ）やデザインウォールパネルなどのアイテムで演出する他、まるでプールサイドにあるようなバーカウンターを作ることもあります。グリーンはアレカヤシなどの南国ムード満点のものを飾ると雰囲気がでます。

プライベイトな室内だけでなく、お庭やベランダなどの開放的な空間にまで、ホームステージングのニーズは日々進化しています。
変わりゆくニーズにいち早くお応えし、不動産物件の魅力を最大限に引き出せるよう、ホームステージャーたちは日々勉強しています。

インテリアセンスだけでなく、不動産のトレンドやマーケティングについて学べるホームステージングのお仕事に興味を持っていただいた方は、是非お話ししましょう！