— 3ヶ月で1万フォロワー。ごっこ倶楽部が選んだ“伝え方”の設計
0. 導入|採用アカウントの“想定外”な成果
2月、採用目的で立ち上げたアカウントがある。
目的はシンプル。
“自社のカルチャーに共鳴してくれる仲間を、自然に集められる場をつくる”こと。
そこから約2ヶ月。
気づけば、フォロワーは1万人を超えていた。
※YouTubeも同じ動画だけで5,000人超え
それだけじゃない。
- 求人ページの流入数は10倍超
- 採用決定もすでに複数発生
- 新人がアウトプットを磨ける場になり、教育効果も発生
- 社外のクリエイターやビジネスサイドにも接点が広がる
つまりこのアカウントは今、
採用×教育×発信×事業グロースのハブになりはじめている。
なぜこんな展開になったのか?
答えはひとつ。「“採用アカウント”をやめたから」だ。
1. 成果と数値──何が起きたのか?
立ち上げ〜3ヶ月弱で、具体的に以下の変化があった。
- アカウントのフォロワー数:約10,000(0→1万)
- 自社の採用ページ訪問数:以前比で10倍超
- 採用決定:数件すでに実績あり
- SNS経由でのDM応募・コラボ打診:増加中
- 新人クリエイターによる作品投稿:約20本以上
- 「作品を通じて社風が伝わる」という認識が浸透
特筆すべきは、これらがすべて
有料広告・バズ狙い・エモいコピー連打などをせずに起きている点だ。
やったことは、「作品を出した」だけ。
それでもこれだけの成果が出た。
だからこそ、このnoteではその“裏の設計”を開示しておきたい。
※一番最後に、Before Afterの数値グラフを貼ってます。
2. 「採用アカウント」の型を疑った理由
SNS運用において、採用アカウントの失敗パターンは多い。
情報が内向き、熱量が採用担当に閉じてしまう、数値に引っ張られ表現が崩れる──
そういった“ありがちな構造”を避けるため、最初にこう決めた。
「このアカウントは“劇場”だ」
採用のために“何を伝えるか”を考えるのではなく、
日々のクリエイティブが、勝手にカルチャーを伝えてくれる構造にする。
結果的にこれが大正解だった。
投稿を観た人が「この会社、何か面白い」「作品から熱が伝わる」と感じたとき、そのときにはもう、“会社説明”はいらなくなっていた。
3. なぜ伸びたのか?設計と運用の実際
ポイントは、運用ではなく“設計”にあった。
SNSの運用術やバズテクではなく、
アカウントの存在意義・コンセプト・チーム設計の時点でほぼ結果は決まっていた。
●「作品が名刺」構造にする
アカウントで語るべきことは「企業理念」でも「文化の紹介」でもなかった。
発信するのは作品中心。
その作品が「誰が、どんな熱量で、どんな文化で作っているか」を勝手に代弁してくれる。
つまり、“語らずに伝える設計”が組み込まれていた。
投稿された作品の一例(311万再生、8.6万いいね、初監督:舞花)
https://www.tiktok.com/@gokko.inc/video/7473304803305639175
「コンテンツが語る」とはこういうこと
● 新人にアウトプットの場を与える=育成とカルチャー共有が同時に起きる
投稿作品はすべて "新人や若手クリエイター" の手によるもの。
「出す場」があることで、学ぶ→出す→フィードバックを受ける、という学習サイクルが自走し始めた。
同時に、外に出る緊張感が制作の基準値を引き上げ、
社内でも“見られている”意識が自然と根付いた。
4. 副産物:採用以外の成果が止まらない
このアカウントは、気づけば採用機能を超え始めていた。
- 教育:投稿を通じて若手が成長する。
- 評価:作品を見た人から「一緒に作りたい」と声がかかる。
- カルチャー形成:「うちって、こういう会社だよね」という共通言語化。
- 事業的な信用補完:案件の相談・取材依頼もアカウント経由で増加。
元々は“人を集める目的”だったはずが、
“組織を育てるプラットフォーム”に進化しつつある。
5. 結論:コンテンツがすべてを解決する
この3ヶ月で、ひとつ確信したことがある。
「アカウントのせいで伸びない」は幻想だった。
アカウントが弱いから見られないんじゃない。
作品が刺さってないだけだ。
逆に、作品が良ければ、何の文脈がなくても届く。
つまり、再生数は “フォロワー数”ではなく“内容”に比例する時代が、すでに来ている。
6. これからの企業アカウントに必要な視点
フォロワーを増やす、認知を取る。
それも大事だけど、今本当に価値があるのは、
**「現場の熱と組織の思想が、言葉抜きで伝わる場」**をつくること。
そしてその場を、「コンテンツ」で埋められるかどうか。
これからの採用広報・社内育成・カルチャー浸透において、
その差は想像以上に大きいはずだ。
アカウント力ではなく、コンテンツ力へ。
そこに向き合えるかどうかが、企業としての解像度を決める時代に入った。
7. 最後に
採用の成果を置いておきます。
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