「自分の力は、外の世界でどこまで通用するんだろう」──そんな期待と不安を抱えて新しい環境へ飛び出す決断は、人生を大きく動かすきっかけになることがあります。
建設業界特化の顧問事業を展開し、企業の販路開拓や採用支援を一気通貫で担うネクスゲート株式会社。独自の商習慣が残るこの業界において、強力な知見を武器に、企業の未来を左右する上流の課題解決に挑み続けています。
今回は、セールスとして現場を牽引する岩瀬さんにインタビューを行いました。異業種で培ったスキルや経験の壁、そして同学年の代表宮崎さんとの出会いで受けた刺激。不完全な自分をさらけ出すことで築けた顧客との信頼関係、そして彼がリーダーとして見据える「これからの組織」について詳しく伺います。
岩瀬 磨央 / セールス
1996年生まれ、千葉県出身。駒澤大学卒業後、アパレルブランドでの接客・店舗運営経験、個人事業主として通信販売や採用業務を経て、人材系企業へ入社。求人広告営業で社内トップクラスの実績を残し、リーダーとしてマネジメントを経験する。その後、高校向け求人票のデジタル化支援を行うIT企業での企画営業を経て、2025年7月にネクスゲート株式会社へ転職。現在は建設業界に特化した顧問事業のセールスとプロジェクト推進を担っている。
コロナ禍での挫折から個人事業主へ。組織の看板に頼らず自らの力で稼ぐ厳しさを知ったキャリア初期
ーー学生時代から最初のキャリアに至るまでの経緯を教えてください。
小学校から大学まで、サッカー中心の生活を送っていました。大学時代は地元の社会人チームでプレーし、20歳近く年上の大人たちに囲まれて揉まれる日々を過ごしていました。当時は生意気な大学生として叱られることもありましたが、その経験が学生気分を払い、社会人としての礼儀やチームで動く意義を学ぶ機会になったと感じています。
木村拓哉さんに憧れていた影響でファッションが好きだったこともあり、大学卒業後はセレクトショップにアルバイトとして入社することにしました。ところが、タイミング悪く入社時期がコロナ禍と重なってしまい、思うように働けない日々が続いてしまったんです。
ーー不測の事態をどう乗り越えたのでしょうか。
入社してわずか3日後に緊急事態宣言が発令され、店舗は休業。最初の2ヶ月間は自宅で知識を蓄えるしかない毎日でした。店舗が再開してからは接客や在庫管理を任されるようになったのですが、制限の多い中での業務は想像以上に大変で、当時はもどかしい日々が続いていたのを覚えています。ただその不安が、別の道を探す原動力になりました。
以前から「いつか自分の力で稼いでみたい」と漠然と抱いていた憧れを、この機に形にしようと考えたんです。正社員登用が見送られた挫折は、皮肉にもその思いを実行に移す絶好の機会だと思えたことで、個人事業主として独り立ちする決意となり、家電量販店での通信回線販売や派遣会社の面接代行・アテンド業務を担うことになりました。
ーーその経験は、現在にどう活きていますか?
ビジネスパーソンとしての責任感や、仕事に向き合う覚悟の根幹が形成されました。自ら考え、動き、価値を提供しなければ報酬は得られないという原体験があるからこそ、どんなに困難な状況でも主体的に取り組む姿勢を持ち続けられています。
点の解決では救えない経営の内情。現場の苦境に触れ、より根源的な課題解決を志すまで
ーーその後に入社された人材系の会社では、どのような業務を経験されましたか。
ナイトレジャー業界や飲食業界、人材派遣業界の求人広告の営業を担当していました。
テレアポのみならず飛び込み訪問を行うこともありましたが、広告枠を売るだけでは終わりませんでした。エリアのキーパーソンや他店の時給相場をリサーチするなど、お客様視点で「市場・競合・自社」を整理する3C分析を行い、顧客が勝つための戦略を「お土産話」として商談に組み込んでいったんです。
顧客を主語にしたこの提案は、経営者の信頼を勝ち取り、担当を外れた後も忘年会に招かれるほど関係を築くことができましたね。
ーーその後、マネジメント業務を担われますが、意識されていたことを教えてください。
チームリーダーを任された際、数字で問い詰めるような関わり方は絶対に避けようと決めていました。目標の達成は重要ですが、それ以上にメンバーがいかに楽しく、前向きに仕事に向き合えるかを考えて接していましたね。
小さな成功体験を積んでもらうためにも、結果だけでなくプロセスを認めることを欠かさない。指示役ではなく、伴走者としての在り方を追求していました。
ーーそこから転職を決断し、ネクスゲートへ入社された経緯は何だったのでしょうか。
独自の慣習があるニッチな領域で実績を積むうちに、「自分の今の営業力は、他の商材や業界でも通用するのか」という疑問が湧いてきました。
現状のままでは成長が止まってしまうという危機感もあり、高校向けのWEBサービスを展開する会社に転職し、営業を行っていました。以前の求人広告とは異なり、年間数百万円という大きな投資を提案する中で、企業の売上や人件費の比率から「利益がこれだけだから、採用に回せるのはこの金額が限界だ」という切実な内情を伺う機会が多くなりました。現場のリアルを知れば知るほど、部分的な支援ではなく、経営のあり方そのものを支える上流の課題解決に携わりたいと思うようになっていったんです。
未経験の建設業界。知ったかぶりを捨て、自分が素直になることで見えた経営者の本音
ーーネクスゲートとの出会いや、入社の決め手について教えてください。
転職の軸は、「将来の起業を見据え、経営者の至近距離で学べる環境」でした。そんな中でエージェントを通して出会ったのが代表の宮崎です。
彼が語るビジョンや視座の高さには、まさに私が理想としていた姿が重なり、この人のもとで学びたいと強く感じました。しかし、本当の驚きはその直後に訪れます。年齢を伺うと、私と同い年。
その事実に大きな刺激を受けるとともに、自分の未熟さをあらためて自覚しました。ただ、それ以上に「この環境ならもっと成長できる」という期待感が高まり、入社を決意しました。
ーー現在の業務内容について教えてください。
建設業界に特化した顧問事業で、商談から成約、その後の実行支援まで一気通貫で担っています。
お客様の要望は、販路開拓支援や採用支援、事業承継などさまざま。提携する顧問は、大手ゼネコンの元役員や建設会社の人事責任者など、百戦練磨の専門家ばかり。そんな多種多様なバックグラウンドを持つ方々と連携し、クライアントの課題に合わせて、最適な知見を繋ぎ合わせています。
ーー建設業界に関しては未経験になりますが、入社当時の苦労はありましたか?
入社当初はとにかく早く貢献したいという一心で、持っている知識をフル活用しながら商談に臨んでいました。しかし現場を知り尽くした経営者には、私の理解は上辺だけに映っていたようです。「わかっていない」とご指摘をいただくこともあり、力不足を痛感する日々でした。
そこで、見栄を張るのをやめ、知らないことは素直に教わるスタイルへ変えていきました。猛勉強するのは当然として、自分に足りない「現場の生きた知恵」を埋めるため、わからないことを一つひとつ質問する。自分の不完全さを認めて懐に入るようになってから、顧客との距離は劇的に縮まったと感じています。
ーー関係性が深まる中で、特に印象に残っているエピソードはありますか。
ある家族経営のお客様から、意見対立といった切実な悩みを打ち明けられたことがあります。それまで楽しげに話していた社長が口を閉じ、「実は、兄とうまくいっていなくて…」と切り出されました。家族経営だからこそ、互いを想う気持ちが空回りして、心がすり減ってしまっているようでした。
その孤独な顔を見た瞬間、資料をなぞるような小手先の営業トークが、いかに無意味なものかを思い知らされました。企業のためにという「コトに向き合う」重要性を感じ、当事者意識が強く芽生えた瞬間でした。
入社直後から全工程を任される裁量の大きさ。意欲を加速させる権限委譲と、個人の意志に伴走する文化
ーー社内カルチャーについても教えてください。
まずは代表の宮崎のマネジメントについてですが、何か問題が起きた際も「なぜそれが起きたか」「次からどうすべきか」を言語化して的確なフィードバックをくれます。私自身としても、感情論に逃げず、納得感を持って改善に取り組むことができていますね。
また「権限委譲」が活発に行われている点も特徴的です。入社間もない段階から採用面接を任せていただいたり、営業の全工程を自分一人で完結させてもらえたりと、意欲さえあればどんどん挑戦させてもらえる環境です。自己成長のスピードが劇的に加速している実感がありますね。
ーー宮崎さんは業務に対してストイックな印象がありますが、メンバーへの向き合い方について感じた側面や魅力はありますか?
メンバーのプライベートや将来の目標に対しても真剣に応援してくれます。
どのようなキャリアを描きたいかという個人の意思を尊重してくれる懐の深さには日々助けられています。業務に対するストイックさと、人への温かな愛情。そのギャップが心地よい、魅力的な環境です。
組織の当たり前を体現し、未来を牽引する次世代のCXOへ。過去を否定されても再構築できる仲間を
ーー組織において、岩瀬さんはどのような存在でありたいとお考えですか。
組織のルールや価値観を最も理解し、実行する存在でありたいです。弊社には「誠実・感謝・プロ意識」という行動指針がありますが、これらを単なるスローガンにするつもりはありません。
社内で最も高い精度で実行し続け、背中でメンバーを引っ張るリーダーになりたいですね。
ーー最後に、どのような方がネクスゲートにフィットするとお考えですか。
これまでの成功体験に固執せず、学び直せるタフさが必要です。自分を常にアップデートし続けられる柔軟性が欠かせません。
そして、お金のためだけではなく、何のために仕事をしているか、事業を通して何を実現したいかという目的意識や上昇志向を持ち、圧倒的な熱量でコミットできる方と共に、これからのネクスゲートを創り上げていきたいですね。