はなびAIが目指す「ロボットの脳」|代表が語る事業と今後のビジョン
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目次
プロフィール・現在の役割
事業への関わり
事業の意義とビジョン・ミッション
解決したい課題
掲げるミッション
事業・プロダクトの強みとこだわり
競合に対する優位性
事業・プロダクトへの愛着
開発・運営の組織文化
現場の雰囲気
チームごとの特徴
ビジョン・今後の展望
市場での未来像
応募者へのメッセージ
こんにちは。はなびAI株式会社 代表取締役の佐野です。
前回の記事では、当社が取り組んでいる2つのプロダクト「HatiLab」と「HajiBox」についてご紹介しました。
今回は、代表として、はなびAIがどのような考えで事業に取り組んでいるのか、そしてこれからどのような方向を目指しているのかについて、お話しできればと思います。
プロフィール・現在の役割
私は現在、はなびAI株式会社の代表取締役として、事業開発、プロダクトの方向性づくり、パートナー企業との連携、採用活動などに関わっています。
当社は、AI、HPC、エッジコンピューティング、ロボティクスといった領域を軸に、研究開発と現場でのAI活用をつなぐプロダクト開発に取り組んでいるスタートアップです。
まだ大きな組織ではありませんが、その分、技術、事業、採用、広報が近い距離で動いています。
日々の中では、プロダクトの方向性について議論したり、企業や研究機関の方とお話ししたり、展示会や業界イベントを通じて市場の課題を確認したりしています。
事業への関わり
はなびAIが取り組んでいるテーマは、簡単に言うと「AIを実際に使える形にするための基盤づくり」です。
AIモデルそのものの性能は、ここ数年で大きく進化しています。一方で、AIを研究やデモの段階で終わらせず、実際の現場で安定して使うためには、モデルだけでは足りません。
AIを学習するための計算環境、検証するためのシミュレーション、現場で動かすためのエッジ環境、運用し続けるための仕組みが必要になります。
私は、そうした技術と事業の間にある課題を整理しながら、はなびAIとしてどの領域に集中すべきかを考えています。
事業の意義とビジョン・ミッション
解決したい課題
今後、AIはチャットや画像生成のようなソフトウェア上の活用だけでなく、製造、物流、建設、インフラ点検、研究開発、ロボティクスなど、より現実の環境に近い場所で使われていくと考えています。ただ、現場でAIを使う場合には、いくつかの難しさがあります。
たとえば、すべてのデータをクラウドに送ることが難しいケースがあります。通信環境、リアルタイム性、セキュリティ、運用コストなどを考えると、現場に近い場所でAIを動かす必要が出てきます。また、AIを開発する段階でも、大規模な計算リソースやシミュレーション環境、学習・評価の仕組みが必要になります。私たちは、こうした「AIを実用する前後にある課題」に向き合っています。
掲げるミッション
はなびAIでは、自分たちの取り組みを「ロボットの脳」をつくることだと考えています。
ここでいう「ロボットの脳」とは、完成品としてのロボット本体をつくるという意味ではありません。AIモデル、計算基盤、エッジデバイス、シミュレーション環境、現場での実行環境などをつなぎ、ロボットや現場AIが継続的に学習し、改善し、使われていくための基盤をつくるという意味です。AIを実際の環境で活用するためには、認識、判断、実行、評価、改善の流れが必要です。その流れを支える基盤をつくることが、はなびAIが目指している方向です。
事業・プロダクトの強みとこだわり
競合に対する優位性
私たちが大切にしているのは、AIを「モデル単体」や「クラウドサービス単体」だけで考えないことです。
研究開発の段階では、HPCやAI向けの計算リソース、シミュレーション、学習環境が重要になります。一方で、実際の現場では、エッジ側での処理、リアルタイム性、安定運用、セキュリティといった観点が重要になります。
現在、当社では「HatiLab」と「HajiBox」という2つのプロダクトに取り組んでいます。
1. HatiLabは、HPCやAI向けの計算リソースを管理・活用するためのソフトウェアプラットフォームです。
2. HajiBoxは、現場でAIを動かすためのエッジAIコンピューティング基盤です。
この2つは別々のプロダクトに見えるかもしれません。しかし、私たちの中では、研究開発から現場での実行までをつなぐための取り組みとして位置づけています。
事業・プロダクトへの愛着
HatiLabもHajiBoxも、まだ完成されたプロダクトとして終わっているわけではありません。むしろ、実際の市場の声や技術検証を通じて、これからさらに形を整えていく段階です。展示会や商談でお話を伺う中で、現場ごとに異なる課題があることを強く感じます。
研究開発の現場では、計算リソースの管理やジョブの実行、ログや進捗の確認に課題があります。一方で、製造やインフラ、現場作業の領域では、クラウドだけに依存せず、現場側でAIを動かしたいというニーズがあります。そうした声を一つひとつ受け止めながら、プロダクトを現実に近づけていく過程に、スタートアップとしての面白さがあると感じています。
開発・運営の組織文化
現場の雰囲気
はなびAIは、まだ少人数の組織です。
そのため、一人ひとりが関わる範囲は広く、決まった役割だけをこなすというよりも、必要なことを考えながら動いていく場面が多いです。技術のことを事業側で理解する必要もありますし、事業側で見えてきた課題を技術側に共有することもあります。新しい領域に取り組んでいるため、すべてに明確な正解があるわけではありません。だからこそ、チームで相談しながら、仮説を立て、検証し、少しずつ前に進めていくことを大切にしています。
チームごとの特徴
技術側では、AI、HPC、エッジコンピューティング、ロボティクスに関わる開発や検証を進めています。
ビジネス側では、企業との商談、パートナー連携、展示会参加、採用活動、情報発信などを通じて、プロダクトをどのように市場に届けていくかを考えています。
当社のような領域では、技術だけでも、営業だけでも前に進みにくい場面があります。プロダクトを理解し、市場の課題を理解し、その間をつなぐことが必要です。そのため、部門を完全に分けて考えるのではなく、技術と事業が近い距離で話し合うことを大切にしています。
ビジョン・今後の展望
市場での未来像
今後、AIはより現実の環境に近い場所で使われていくと考えています。
ロボットの自律化、製造現場での検品、インフラ点検、研究開発の自動化、現場作業の支援など、AIが関わる領域はさらに広がっていくはずです。その中で必要になるのは、AIモデルそのものだけではありません。学習するための計算環境、検証するためのシミュレーション、現場で動かすためのエッジ環境、そして運用し続けるための仕組みが重要になります。はなびAIは、そうしたAI活用の基盤を支える会社として、HatiLabやHajiBoxを中心に事業を広げていきたいと考えています。
応募者へのメッセージ
エンボディドAI、ロボティクス、HPC、エッジAIの領域は、まだ正解が決まっている分野ではありません。
技術的にも、事業的にも、これから試行錯誤しながらつくっていく部分が多くあります。だからこそ、新しい領域に関心を持ち、自分の手でプロダクトや事業を形にしていきたい方にとっては、面白い環境だと思います。
まだ整っていないことも多い会社です。しかし、その分、今の段階から関わることで、会社やプロダクトの方向性づくりに近い距離で参加できる環境があります。AI、HPC、エッジコンピューティング、ロボティクス、システム開発、技術営業、事業開発などに関心をお持ちの方は、ぜひ一度カジュアルにお話しできれば嬉しいです。
今後もWantedlyを通じて、はなびAIの取り組みや事業の進捗について発信していきます。