こんにちは!
SNSマーケティング支援とクリエイタープロダクション事業を展開するSI株式会社です!
今回は、人事部で採用担当を務めながら、社内のインターン生の就活支援も兼任する野平実央さんをご紹介します。
2024年11月にSIへ入社。入社後は人事部へ昇進し、採用面接を中心に、これまで累計100人を超える学生と向き合ってきた。同時に、社内のインターン生のキャリア支援を行う「joblab担当」も兼任。「学生をSIに迎え入れる側」と「SIで働く学生の未来を支える側」、その両方を担う存在である。
「おもしろい人でありたい」。そう語る彼女の仕事観の原点と、これから目指す姿を聞きました。
「自分にしかできないこと」で、成果を出してみたかった
__ まずは、長期インターンを始めたきっかけを教えてください。
きっかけは、自分の限界に挑戦してみたいと思ったことです。
もともと、新しい知識を身につけたり、難易度の高いことに挑んで乗り越えたりすることに、強くやりがいを感じる性格でした。
大学に入ってから飲食店でアルバイトをするうちに、ふとした疑問が湧いてきたんです。「この仕事って、私以外の人間でもできるものだな」と。もちろんアルバイトに学びがないわけではないんですが、このまま同じ時間を過ごし続けて、本当に自分の成長につながるのか、自問するようになりました。
それで考えたのが、「自分にしか出せない価値」で成果を出してみたいということ。長期インターンという未知の環境に飛び込めば、それを試すことができるんじゃないかと思ったんです。
ちょうど大学3年生のころ。就活も並行して進めていたのですが、「残された学生生活の時間を、もっと自分の成長のために使いたい」と強く思うようになりました。その想いが、長期インターンへと自分を踏み出させてくれた気がします。
「学生に圧倒的な裁量がある場所」で働きたかった
__ 数ある会社の中で、SIへの入社を決めた理由は?
学生に与える裁量の大きさが、他の企業とは比べものにならないくらい大きかったことが決め手です。
長期インターンを探していた当時、SNSマーケティングは今後伸びていく市場だと感じていました。もともとエンタメ業界に関心があったので、その世界とも親和性が高そうだと思ったんです。実際に7社ほど受けてみたんですが、多くは「社員補助の雑務」や「インターン後はそのまま社員として入社してほしい」という形ばかり。
「これだったらアルバイトと変わらないじゃないか」と感じてしまって。本来、私が長期インターンを始めようと思った目的とは、まったく違うものでした。
そんな中、SIだけは違いました。
面接のときに、所属するクリエイターさんの話や、担当している案件を紹介していただけたんです。「こんなに面白そうな仕事を、学生のうちから任せてもらえるのか」と、純粋にワクワクしました。
何より印象的だったのが、面接を担当してくれた人事の方々の雰囲気でした。本当に楽しそうに働いていたんです。それまでの自分にとって「楽しそうに働く大人」のイメージがあまりなくて。「つまらない仕事はしたくない」と思いながら大学生活を送っていた自分にとって、その姿は衝撃でした。
面接の中では、私の人生に深く寄り添ってくれて「こういうところに自信を持ったらいいよ」と確信づけてくれる言葉もくれました。この人たちと一緒に働きたい__。そう思えたことが、最終的な決め手になりました。
始まりと、その先を、支える
__ 現在のお仕事について教えてください。
簡単に言うと、人事部での採用と就活支援の兼務です。
メインの業務としては、SIに新しく入る学生の採用面接を中心に担当しています。社内外を問わず、就活を見据えている学生のキャリア相談に乗ったり、求人を掲載する採用媒体の運用も担当しています。会社の運営的な側面にも一部関わらせてもらっています。
joblab担当としては、SIで働く社内のインターン生に対して、就活相談やキャリア支援を行っています。SIに入ってきてくれた学生たちが、いずれ自分の納得のいくキャリアを歩めるよう、サポートをするのが、私のもうひとつの仕事です。
一人ひとりの「意思決定の軸」を、見つけにいく
__ お仕事の中で、一番大変だった部分はなんですか?
学生一人ひとりにとっての「最適解」を、提示しきれない瞬間があることです。
多いときには月に100人ほどの学生と面談をします。話を聞いていると、その子の悩みや迷いに触れる機会が本当に多い。でも、自分の実力不足で悩みを解決しきれなかったり、長期インターンに踏み出したい子の背中を押しきれなかったりすることがあるんです。そういうとき、悔しいなと思います。
人事の仕事って、営業に近いところがあるんですよ。相手の心を動かすために、その人の本質に届く言葉を選ばなきゃいけない。それが刺さりきらないとき、自分の力不足を痛感します。
だからこそ意識しているのは、「何がその子の意思決定の軸なのか」を見極めること。同じように長期インターンを勧めるにしても、その子の性格や価値観によって、響く言葉はまったく違うんです。あくまで相手の最適解を提案できるように、一人ひとりの軸を探りにいく。それが、私のスタイルです。
もうひとつの難しさは、責任を持つ範囲が広いからこそ、メンバー全員に対して平等に、あらゆる側面で見守りきれないこと。自分が採用した子全員と、深く関わり続けたい気持ちはあっても、現実的にはどうしても限界があります。そこに、大きなジレンマを感じています。
「人生が変わった」と言ってくれる子がいる
__ お仕事のやりがいや楽しさは、どんなところに感じますか?
大きく二つあります。
一つは、自分が面接を担当した学生が、SIで成長していく姿を見ることです。「SIで働けて本当に楽しい」「採用してくれてありがとうございます」と言ってもらえる瞬間。中には「SIに入って、人生が変わりました」と言ってくれる子もいて、そういう言葉をもらえたとき、この仕事を選んでよかったと心から思えるんです。
自分が採用した子は、その後の人生にも責任を持つべき相手だと思っています。だからこそ、入社後も積極的に接点を取るようにしていて。気持ちとしては、「親の気分で見守っている」感覚に近いかもしれません(笑)頑張ってほしいなと思いながら、彼らの成長を遠くから、ときには近くから見届けています。
だからこそ、メンバーと向き合うときに「美点凝視」を、ずっと意識しています。
何かを伝えるときに、まず相手のいいところをしっかり伝える。その上で、必要なら指導もする。厳しい言葉って、本当にその子のためを思っていないと、普通はかけたいと思わないものじゃないですか。だからこそ、本気でその子の将来を思って、本音で話す。そうすると、相手も自然とこちらの想いを汲み取ってくれることが多いんですよね。
「嫌われてもいい」くらいの覚悟で、一人ひとりの人生に向き合うようにしています。
もう一つは、自分自身の成長です。多くの仕事に携わって、大きな裁量を持たせてもらっている。だから、常に新しいことに挑戦できているし、自分自身も成長できていると感じる場面が多いんです。自分のアイデアや意見を、仕組みや制度や業務に反映させてもらえる瞬間も、大きな喜びです。
「楽しそうに働く人」に、初めて出会った日
__ SIで働いてから最も印象に残っている仕事と、その理由を教えてください。
人事に昇格してすぐ、社長と人事責任者の柳川さん、そして同じタイミングで昇格した人事部の米澤くんと一緒に行った「人事合宿」です。
組織を今後どうしていきたいか。そのために、人事部としてどう動いていくか。みんなで本気で意見を出し合って、これからの方向性を一緒に決めていきました。
驚いたのは、人事部に就任したばかりの自分の意見を、社長や柳川さんがちゃんと採用してくれたことです。そして、お二人が、未来に対してワクワクしながら、熱量を持って働いていました。「楽しそうに働いている大人って、本当にいるんだな」と感じた瞬間でした。
それまでの自分にとって、大人が楽しそうに働いている姿って、なかなか身近にあるものじゃなかったんです。だからこそ、合宿でその光景を目の当たりにして、「楽しく働くことはできるんだ」と実感しました。「楽しく働く人を、もっと増やしていきたい」__。その想いが、この日をきっかけに自分の中に刻まれました。
もうひとつ、印象に残っているのが、自分の意見が形になった経験です。
ずっと社内に提案していたのが、Wantedlyの導入でした。Wantedlyは条件面ではなく、ビジョンやミッションへの共感で人を集める「共感型採用」のサービス。SIのビジョンに本気で共感してくれる人が集まる場を作りたいと、ずっと考えていたんです。
関東は競合が多いし、コストもかかる。それでも、最終的に何十万円という予算をかけて、私の提案にゴーサインを出してもらえました。自分の意見が通ったと言う実感が、何より嬉しかったです。
数字から仮説を立て、人と向き合う力
__ SIで働くことを通じて、どんな成長を感じましたか。
二つあるのですが、考察力と言語化力です。
物事を深く考える力が、大きく伸びたと感じています。
プレイヤー時代の業務では、「なぜこの投稿が伸びているのか」「なぜこの配信が伸びているのか」を分析・考察することが習慣でした。数字という事実から仮説を立てて、次の打ち手を考える。このサイクルを回し続けたことで、ビジネスとしてはもちろん、人としても重要な思考力が身についたと感じています。
人事になってからは、また違う角度から成長を感じています。
面接で出会う学生一人ひとりの将来像や価値観に向き合う中で、物事を本質的に捉える力がついてきました。表面的な言葉ではなく、その奥にある本人の軸を見つけにいく。それを繰り返すうちに、自分自身の価値観も自然と整理されていったんですよね。
人と本気で向き合うことが、自分自身を理解することにもつながっていると、実感しています。
「自分にしか出せない価値」を、磨ける場所
__ SIで担当業務をやってきたからこそ得られたスキルや経験はありますか?
「自分にしか出せない価値」を、形にする経験ができたことです。
実は大学1年生のころ、就活の研究講座にお金を払って通っていました。長期インターンを始める前から、就活については人より深く調べてきたと思います。SIに入ってからは、その知見を活かしながら、人事として学生の採用や面接にあたっています。
人事として入社した学生のその後に責任を持ちつつ、就活支援担当として就活相談に乗る。「人事の視点を持った状態で就活相談ができる」って、なかなか珍しいポジションだと思うんです。これは、人事と人材事業部の両方を兼ねている自分だからこそ届けられる価値だと感じています。
本気が、伝染する場所
__ あなたの感じる「SIの好きなところ」について教えてください。
ひとつは、本当に個性豊かな人たちが集まっていることです。
実際に、ここにいるメンバーはみんな、いい意味で「十人十色」。人それぞれ違うからこそ、他人の個性を否定するような人がいません。みんなが自分の個性や長所をそれぞれ伸ばして、楽しそうに働いている。その社風が、私はすごく好きなんです。
もうひとつは、学生たちが、将来を見据えて働いていることです。
ここに集まっているメンバーはみんな、「成長したい」「頑張りたい」という気持ちを持っています。同じような志を持つ仲間が周りにいると、自分自身の刺激にもなるし、「もっと頑張ろう」と思えるんです。本気で取り組む人の隣で働けることが、SIで得られる何よりの財産だと感じています。
おもしろい人で、ありたい
__ 今後の目標や、これから挑戦してみたいことを教えてください。
私の目標は、「おもしろい人」でありたいということです。
ただ「面白い」のではなく、知的なユーモアがあって、品や礼儀があって、社会的意義のあることに取り組んで、周りに価値提供できている人。そういう人を、自分は「おもしろい人」と呼んでいます。
その理想に近づくために必要なのは、自己満足で終わらずに、世の中に価値を提供し続けることだと思っています。ただの自己犠牲とは、違います。まずは自分自身が満たされて、成長して、その延長線上で社会に貢献していく。これが大事だと考えています。
そのために、今はビジネスの領域で圧倒的に成果を出して、自分自身の価値を高めていきたい。その上で、自分の影響力やスキルを活かして、より多くの人や社会にポジティブな価値を届けられる存在になりたいですね。
実は私、2歳から音楽をやっていて、高校までは音楽漬けの生活を送っていました。クラシックピアノでは全国大会で入賞したこともあります。進路を決めるとき、音大に進む選択もあったのですが、最終的には普通の大学を選びました。「好きなこと」と「ビジネス」を掛け合わせて、何か新しいことをやってみたいと思ったんです。
大学から始めたダンスも気づけば夢中になり、ずっと続けています。多いときには週5日、1日6時間踊っていた時期もあって、今でもイベントに出たり、バックダンサーとして活動させてもらっています。
好きなことも、SIでの仕事も、すべてが「自分にしか出せない価値」を磨くピースだと思っているんです。これらをすべて掛け合わせて、唯一無二の存在になっていきたい。それが、今の私の歩みたい道です。
「時間」という、最大の資産
__ 最後に、これから挑戦しようとしている学生にメッセージをお願いします。
限られた大学生活という貴重な時間の中で、その時間をどう使うかで、生み出せる価値は全然違ってきます。同じ時間でも、ただ遊びに使うのか、周りのために使うのか、自分の成長に使うのか。選ぶ道で、得られるものは大きく変わります。
長期インターンは、自分の成長のために時間をかけられる「学生の特権」そのものです。社会に出てから、これだけの裁量を持って学べる場所には、なかなか出会えません。
だからこそ、その時間を自分のために使ってほしい。一歩を踏み出してみてほしいなと思います。一緒に働けるのを、楽しみにしていますね。