ARPROコンサルティングでは、毎月の全体MTGで全社員が全員の前で5〜10分のプレゼンを行っています。
それぞれがテーマを持って発表するこの取り組みは社内で“〇〇大臣”と呼ばれています。
最初はコミュニケーションの延長だったこの取り組みが、今では組織の文化として根付いています。
今回は、その「大臣発表」がどう始まりなぜ続いているのか、
平間社長にお話を聞いてみました。
目次
■ なぜ「大臣発表」を始めたの?
■ 一番のねらいは何だったの?
■ 10トークから今の形にはどう変わっていったの?
■ 実際にやってみて、何が変わった?
■ 大臣賞が生んだ変化もある?
■ 続ける中で大変なことはある?
■ 今後はどうしていく?
■ なぜ「大臣発表」を始めたの?
採用担当:
そもそもなんですけど、大臣発表ってどういうきっかけで始まったんですか?
社長:
それがね、正直…なんで始めたか忘れてて(笑)
さっきちょっと思い出そうとしてたんだけど、あれなんでだっけなって。
ただ、その前に「10(テン)トーク」っていうのをやってたのは覚えてる。
まだ4人くらいしかいない時に、毎朝やってたね。
採用担当:
テントーク…、10分トーク、ですか?
社長:
そう。
1人がお題持ってきて、それについて10分間みんなで議論して1つの答えを出すみたいな。
採用担当:
面白そうですね。
どんなテーマが多かったんですか?
社長:
営業だったら営業の時に悩んだこと持ってきて「これどう思いますか?」って聞いたり。
あとは「プロフェッショナルマインドって何だと思いますか?」とか、結構バラバラで。
採用担当:
かなり自由ですね。
社長:
そうそう。
別に“すごく良い話をしなきゃいけない”とかじゃなくて“軽いテーマでもいいよ”っていう感じでやってた。
「片付けできますか?」みたいなお題もあって、 結局答え出ずに終わったりして(笑)
採用担当:
それはそれで面白いですね(笑)
社長:
でも、そういうのをやっていく中で、会社のこととかビジネスモデルとか、考えてることを少しずつ言語化していこう、みたいな流れになっていったね。
■ 一番のねらいは何だったの?
採用担当:
大臣発表の一番のねらいって、何だったんですか?
社長:
当時はそんなに深く考えてなかったと思うんだけど、振り返ると「普段考えないことを考える機会をつくる」っていうのが一番近いかな。
仕事してると、どうしても部署とか業務で分かれるじゃない。
営業は営業、サポートはサポート、マーケはマーケ、みたいに。
でも、組織を大きくしていこうと思った時に、そういう分断はあんまり作りたくなかった。自分が普段考えないことを、あえて考える機会を半強制的にでも作りたかったんだと思う。
■ 10トークから今の形にはどう変わっていったの?
採用担当:
10トークから今の大臣発表に変わっていった流れって、どんな感じだったんですか?
社長:
最初は丸テーブル囲んで4〜5人で朝礼も10トークもやってたんだけど、初めてオフィス移転してから一気に人数も増えてきて。
採用担当:
そこから変わっていったんですね。
社長:
そうだね。
10トークはそのまま続けてたんだけど、途中から全体ミーティングで自分がプレゼンする形になって。
採用担当:
社長が話す形になったんですね。
社長:
そう。
そこから、1人1つテーマ持ってやった方がいいと思って、大臣っていう形になった感じかな。
採用担当:
なるほど。
社長:
あと、AIの存在は大きいね。みんなにAIを使ってほしいっていうのもあって調べてまとめて発表するっていうのを、自然にやる形にしたかったんだよね。
だから、1人1つテーマを持ってもらって、インプットとアウトプットを回していくっていう形にした。
■ 実際にやってみて、何が変わった?
採用担当:
実際にやってみて、何か変化はありましたか?
社長:
一番感じるのは、会社のことを考える人が増えたことかな。
最初は自分1人で考えてた感覚だったんだけど、気づいたらみんなが会社のことを考えてる状態になってて。
例えば、ルール大臣とかPMVV大臣が会社の考えを自分の言葉で説明してるのを見ると、変わったなって思う。
採用担当:
確かに、発表を聞いてると分かりやすいなって思うことが多いです。
社長:
うん。
あとね、その変化って言葉にも結構出てきてるなと思ってて。
会社のことをどう捉えてるかとか、どう理解してるかっていうのが言葉に出るようになってきてるなっていうのは感じる。
前は自分が発信してるだけだったけど、今はそれをそれぞれが自分の言葉で話してるのを見ると、変わってきてるなって思うね。
■ 大臣賞が生んだ変化もある?
採用担当:
最近は「この賞狙ってます」って宣言する人もいたり、賞を狙いにいく人も増えてますよね。
社長:
そうそう(笑)
言った方が票も入りやすいからね。それも一つのやり方だなと思う。
採用担当:
いわさんも3月に初めて賞を取ったって聞きました。
社長:
そうだね。
最初の半年くらいはあんまり取りに行く感じじゃなかったんだけど、途中で「自分取ってないな」って気づいたんだと思う。
そこから工夫し始めて、少しずつ試して、今回やっとハマった感じ。
そういう変化を見るのは面白いよね。
■ 続ける中で大変なことはある?
採用担当:
人数も増えてきましたが、続ける難しさはありますか?
社長:
一番は時間かな。
1人10分だから、人数が増えるとどうしても長くなる。
採用担当:
確かに、全員分聞くとなると結構な時間になりますよね。
社長:
そうだね。
全員の発表をしっかり聞こうとすると、運営としての難しさは出てきてる。
採用担当:
発表する側の大変さもありそうですね。
社長:
あると思うね。
ネタがなくなってきたっていう声は結構聞こえてきてる。
同じフォーマットでやってると飽きられるから、みんな少しずつ変化をつけてると思う。
採用担当:
確かに、見せ方も変わってきてますよね。
社長:
そう。
発表の内容のネタだけじゃなくて発表の仕方のネタも結構なくなってきてるんじゃないかなっていう感じで。
採用担当:
なるほど。
社長:
でも、毎回そうやって準備して発表してもらうと、その人の最近の様子も結構見えてくるんだよね。
出来具合だったり、話し方だったり、言葉の使い方を聞いてても、今どんな状態なのかってなんとなく出る。
■ 今後はどうしていく?
採用担当:
今後、この取り組みはどうなっていきそうですか?
社長:
形は少し変わっていくと思う。
人数的にも、1人1テーマは限界が見えてきてるから、2〜3人で1つのテーマにするかもしれないし。
グループで議論して発表する形とか、ディベートみたいなのも面白そうだよね。
大臣発表だけじゃなくてこういう場の使い方自体も、少し変えていきたいなと思ってるよ。
いかがでしたか?
大臣発表は、最初から明確な制度として始まったものではなく、コミュニケーションの延長から少しずつ形を変えながら続いてきた取り組みでした。
今では、学びを共有する場にもなっています。
そんな“〇〇大臣”たちのストーリーを次回から紹介していきます。
お楽しみに!