uniam代表・杉本 亜衣 × VC・小田 紘生(ANOBAKA)
こんにちは。uniam代表の杉本です。
今回は、当社に出資いただいているベンチャーキャピタルANOBAKAの小田紘生さんとの対談をお届けします。
uniamは、“ねこの健康寿命を延ばす”というビジョンのもと、食事を起点に医療や研究開発へと挑戦を広げるスタートアップです。
「嗜好性」と「機能性」という相反するテーマを両立させながら、科学の力で“ねこと生きる”をもっと豊かにすることを目指しています。
創業期から見守り、投資という形で伴走してくださっているANOBAKAの小田さんは、どんな視点でuniamに可能性を感じたのか。
そして、挑戦を続ける今のuniamをどう見ているのか。率直な言葉で語っていただきました。
目次
uniam代表・杉本 亜衣 × VC・小田 紘生(ANOBAKA)
ロマンとソロバン──ねこ市場に挑む決断の理由
「美しさ」は、信頼の一部だと思う
「今は見守る」「そろそろ動こう」──伴走する投資家の距離感
“腕に覚えのある人”が最も成長できる環境
「愚直にやり抜く」ことが、運とタイミングを呼び込む
ねこの未来を、共に創る仲間へ
ロマンとソロバン──ねこ市場に挑む決断の理由
杉本:まず、最初に会ったときのこと、覚えていますか?
小田:覚えていますよ。僕がANOBAKAに入って間もない頃で、初めてGP二人に「この会社に投資したい」と提案して通過したのがuniamでした。
投資理由を一言で言えば、“ロマンとソロバンの両立”ですね。
市場的には、人口減少の中でもねこ関連支出は伸び続けている一方、ねこは好き嫌いが激しい分、商品開発の難易度も高い。支配的なスタートアップがまだ出ていないマーケットでした。
そこに本気で挑む杉本さんの熱量、細かく引かれたKPI、そして「良いものをつくり続ける」という姿勢に惹かれたんです。
杉本:事業を始めたばかりの頃は、なかなか結果が出ず、試行錯誤の連続でした。
それでも“良いものをつくり続ければ必ず報われる”という信念だけはぶらさなかったですね。
食いつきのデータを取り、配合を見直し、コミュニケーションを整えていく――。
そうした小さな積み重ねが、やがて「このブランドなら安心」と思ってもらえる信頼につながると感じていました。
小田:その姿勢がまさにuniamらしさだと思います。
ねこの食事は嗜好性と健康の両立が難しい領域。だからこそ、時間をかけて信頼を積み上げるタイプの事業なんです。
「美しさ」は、信頼の一部だと思う
杉本:弊社はずっと「美しいものをつくる」ことにこだわってきました。
それは意匠の話ではなく、誠実さや愛情が伝わる“設計”としての美しさなんです。
ねこの食卓も、パッケージも、科学的根拠も――そのすべてに整合性を持たせることが、最終的に“信頼されるプロダクト”につながると信じています。
小田:まさにそこがuniamの強みだと思います。
研究や開発と同じレベルで、クリエイティブに投資してきた会社は本当に少ない。
デザインや言葉を「飾り」ではなく“思想の一部”として扱っているから、uniamの発信にはブレがないんですよね。
ファンや採用候補者、研究者まで巻き込める理由は、そうした“美学”の一貫性にあると思います。
「今は見守る」「そろそろ動こう」──伴走する投資家の距離感
杉本:私がすごく印象に残っているのが、愛猫が重い病気で命の危機に瀕していたとき、小田さんが“何も言わずに待ってくれた”こと。
そして、落ち着いた頃に「そろそろピッチに出ませんか?」と声をかけてくれた。あのタイミングが絶妙でした。
小田:ありがとうございます。
基本的に僕は、起業家の自走力を信じて過干渉しないようにしています。
ただ、「ここは一緒に走ろう」というポイントでは全力で伴走する。資金調達の初動でアタックリストを一緒に作って、対面で支援したのもその一つです。
寄り添いと促し、そのバランスを意識しています。
“腕に覚えのある人”が最も成長できる環境
杉本:uniamはシリーズAまで社員ゼロで走ってきました。
今ようやく採用・組織体制を整えている段階なんですが、小田さんから見てどんな人がuniamに向いていると思いますか?
小田:実力主義の中で新しい経験を楽しめる人ですね。
D2Cブームの虚像を抜けて、商品開発・組織・ブランド・研究開発を“総合格闘技”のように磨いていきたい人。
20代後半〜30代後半の「腕に覚えがある」人が、最も力を発揮できると思います。
杉本:まさに今、ねこの寿命を科学する研究開発機関を新たに設置しようとしていて。 腸内環境や、老化のメカニズムを解析して研究結果をフードへ応用していく。より科学的根拠に基づいた製品開発を進めていく予定です。
研究者チームにも大学理事など第一線の専門家が加わっていて、「uniamだから一緒にやりたい」と言ってもらえるのは嬉しいですね。
小田:まさにそれがuniamの魅力ですね。
D2Cでもなく、研究開発一本でもない。
ねこの健康寿命を延ばすという一貫したビジョンのもとに、あらゆる領域を横断している。
そんな環境で力を試したい人にとって、uniamは最高のフィールドだと思います。
「愚直にやり抜く」ことが、運とタイミングを呼び込む
杉本:最近では、アニコムグループとの共同開発が始まりました。
ペット保険という観点からねこの健康データを扱うアニコムグループと組むことで、より臨床的な裏付けを持つ研究が進められそうです。
こうした連携は、uniamにとっても次の大きなステップです。
小田:それは偶然じゃなくて、積み上げてきた結果ですよ。
商品開発もクリエイティブも、ステークホルダーへのコミュニケーションも、一切手を抜かずに続けてきた。
その“誠実さの積み重ね”が運を引き寄せたんだと思います。
ねこの未来を、共に創る仲間へ
杉本:uniamはまだ完成していません。
けれど、その分「自分の手で未来をつくる」余白がたくさんあります。
ねこの健康を科学とクリエイティブで支えたい、本物志向のチームで実力を試したい──。
そんな想いを持つ方に、ぜひ仲間になってほしいです。
小田:uniamは、“ねこと生きる”というテーマで社会構造に挑んでいる稀有なスタートアップです。「難しいからこそ、やる価値がある」──その言葉を体現するチームに、僕たちもこれからも伴走し続けます。