みなさんこんにちは! VOLTMIND広報担当の大矢です。
株式会社VOLTMINDは、「最先端技術で、人生の体験価値を根底から向上させる。」をミッションに掲げ、AI駆動開発×大規模システム開発を得意とするAI駆動スタートアップです。
自社でAIエージェントや新規事業のプロダクト開発も進めており、「AI成長エンジン」で未来を実装するAIカンパニーとして急成長しております。
今後、上場を見据えて事業・組織を拡大していく中で、AI市場で戦っていきたい方、AIを武器にしていきたい方、AIで社会を変革したい方を募集しています。
今回は、6月19日に開催した社内ハッカソンで1位を獲得したお二人に対談インタビューをしてきました。社内ハッカソンは、2人1組のチームを組み、たった6時間でプロダクトを作り上げて競い合うイベントです。8チームが参加し、経営陣や事業部長らが審査員を務めました。
1位を獲得したのが、大阪オフィスのエンジニアである前川鷹哉と、同じく大阪オフィスで営業・採用を担う吉武克のペアです。
同じ開発プロジェクトで共に働いた経験を持つ2人が、営業現場のリアルな課題をそのままプロダクトに落とし込んだ6時間とは。2人が感じたVOLTMINDらしさとあわせて、対談形式でご紹介します。
【このような方におすすめです】
・AIを使った社内課題の解決に興味がある方
・エンジニアと非エンジニアが連携して働く環境を求めている方
・スピード感のある開発・事業づくりに関わりたい方
・自分の仕事の課題からプロダクトを生み出す経験がしたい方
特に上記に当てはまる方は、ぜひ読み進めていただけますと幸いです!
それではよろしくお願いいたします。
前川鷹哉 / エンジニア / 大阪オフィス
SI事業部・R&D事業部兼務。Minecraftのプラグイン開発をきっかけに技術の面白さに目覚め、大学4年間プログラミングを学んだ。製造業向けシステム開発会社でのインターンを経てVOLTMINDへ入社。入社1年未満ながら社外ハッカソンへの技術支援や複数のプロジェクトに携わっている。
吉武克 / 営業・採用 / 大阪オフィス
営業・採用・エンジニア向けイベント企画を担当している。施工管理・インサイドセールス・法人営業と異なる業界・職種を経てVOLTMINDへ入社。まだ社員が4名ほどだった頃に入社した初期メンバーの一人で、入社約1年で営業・採用・イベント企画を横断的に担い、組織拡大の最前線に立っている。
【「社長の知見があったら」——課題は現場のリアルから生まれた】
——まず、今回のプロダクトはどのようなきっかけで生まれたのでしょうか?
吉武:イベントや商談の場では、名刺交換の一瞬が重要なんです。その場で自社に何ができるかを伝えられないと、ただ名刺を渡して終わってしまう。商談中に「社長の知見があったら」「取締役の知識量があったら」と感じる瞬間が、日々あります。営業の現場では、担当者ごとに知識量や提案力にばらつきがありました。その場にいる担当者が持っているカードの範囲での提案にとどまってしまう——その差が機会損失につながっていると感じていました。全員が同じ知識レベルを備えていなくても、同じ武器を持って戦える環境を作りたかった。それが今回のプロダクトの出発点です。
——前川さんは、エンジニアの立場でこのテーマを選んだ理由は?
前川:エンジニア向けのツールより、営業や管理部の課題を解決する方が、会社のニーズに応えられるのではないかと考えました。自分ができる範囲のことを考えるより、会社の中で本当に困っているところに目を向けて注力した方がいいと思い、このテーマで進めることにしました。
【6時間のうち2時間を「考えること」に使った理由】
——アイデアはどうやって決めましたか?
吉武:6時間あるうちの最初の2時間は、実装には一切手をつけず、アイデアを出し合う時間に充てました。良いプロダクトを作るには、まず「何を解決すべきか」を考え抜くことが大切だと思っています。だからこそ、最初に徹底的に議論する時間を取りました。2人で思いつく限りのアイデアを出し合い、ハッカソンのテーマや制約条件と照らし合わせながら整理していきました。その中で最後まで残ったのが、営業現場のリアルな課題を起点にした今回のプロダクトです。
——他にも候補はありましたか?
前川:はい、他にもいくつかアイデアは出ていましたが、最終的には吉武さんが営業の現場で実際に感じていた課題が、一番リアルで具体的でした。解決したいことが明確だったからこそ、プロダクトの方向性もぶれずに進められたと思います。その点が審査でも評価されたと感じています。
【プロダクトの仕組み——商談の「裏側」に、もう一人の知見を】
——どのようなプロダクトを作ったかを教えてください。
前川:オンライン商談中にリアルタイムで動作する、Chrome拡張(ブラウザに機能を追加する仕組み)型のAI提案支援ツールです。商談相手の音声がリアルタイムで文字起こしされ、そのテキストをAIが解析します。VOLTMINDの事業知識や提案内容を集約したマスタードキュメントと照合し、「この流れならこういう提案ができる」という候補が画面に自動表示されます。担当者はそれを見ながら商談を進められる仕組みです。
吉武:例えばAIアシスタントが隣で常に稼働していて、今の会話に対して「こういう提案ができますよ」と教えてくれるイメージです。自分では気づけなかった提案の可能性を、AIが能動的に出してくれる。
——どのような技術構成になっているのでしょうか?
前川:音声のリアルタイム文字起こしにAmazon Transcribe(音声を自動で文字に変換するAWSのサービス)を活用し、AI推論にはAmazon Bedrock(さまざまなAIモデルを使えるAWSの基盤)を組み合わせ、全てAWS(Amazonが提供するクラウド基盤)内で完結する構成にしました。会議中に別のアプリを立ち上げる手間は、使う人なら誰でも感じたことがあると思います。そのちょっとした面倒をなくしたくて、Chrome拡張として実装しました。Google Meetを使いながら同じ画面の中で完結できる形にしたかった。そこはこだわりました。
【役割分担と、ラスト1時間の集中力】
——それぞれの担当範囲について教えてください。
吉武:アイデア出しと時間設計は自分が担当して、実装はほぼすべて前川さんです。正直、今回の優勝は8割くらい前川さんのおかげだと思っています。実は途中で商談対応が入って席を外す時間もあったのですが、その間も前川さんが実装を進めてくれていました。本当に、前川さんなしでは今回の結果はなかったと思っています。
前川:吉武さんがアイデアの整理や時間設計を担当してくれていたので、自分は実装に集中できました。役割はほぼ完全に分かれていたので、それぞれが自分のやるべきことに集中できたと思います。
——一番大変だったことについて教えてください。
前川:ヒアリングした内容をシステムに落とす翻訳作業が一番大変でした。吉武さんのやりたいことをコードに変換する作業は、ある意味”翻訳”のような作業でしたね。しかも、リアルタイム音声入力とAI回答生成を同時に動かす実装は技術的にもかなり難易度が高くて、正直大変でした。
吉武:ラスト1時間の追い込みで前川さんが一気に仕上げてくれました。あの時間があったからこそ、ここまでの完成度に仕上がったと思います。
——プロダクトの完成ラインはどのように決めましたか?
前川:制限時間の2時間ほど前に、2人で話し合って決めました。全ての機能を入れることは難しくても、プロダクトの価値が伝わる最低限の状態にする、というラインを見極めながら。完璧を目指しすぎず、動くものを届けることを優先しました。
【「当たり前に優勝する」——2人が共有していた言葉】
——どのような点が評価されて、1位につながったと思いますか?
吉武:本当に困っていることを、素直に具体的な言葉にできたことだと思います。困りごとは、具体的になればなるほど、解決策も具体的になります。今回のアイデアは、自分が営業の現場で日々感じていた課題そのものだったので、「何を解決したいのか」が最初から明確な状態で臨めていました。そのリアリティーが審査員に伝わったのではないかと思っています。
前川: 営業支援のプロダクトではありますが、実は営業だけではなく、エンジニアの提案力向上にも活用できると思っています。職種を問わず使える汎用性があったことと、それを6時間という限られた時間の中で形にできたことが評価につながったのではないでしょうか。
——序盤は周囲からダークホースのように見られていたそうですね。
吉武:そうなんです。最初の段階では「あの2人、大丈夫?」という空気もありました。でも、そこで焦って方向性を変えることはありませんでした。最初に決めた戦略を最後まで信じてやり切れたことが、自分にとっては一番の成功体験になりました。
前川:最初から「当たり前に優勝したい」と吉武さんに伝えていました。ただ参加するのではなく、最初から勝つことを目標にしたかったんです。それがイメージ通りに進められたのは、本当によかったです。
【遊び心と本気が共存する——VOLTMINDらしいハッカソンの空気】
——今回のハッカソンを振り返って、社内の雰囲気はどのような感じでしたか?
吉武:みんなの顔がいつもより少し明るく、すごく楽しそうでしたね。ハッカソンって、ただ開発する場ではなくて、「こんな未来をつくりたい」というアイデアを形にできる場なんです。普段の実務とも、飲み会で夢を語るような場とも違う。そのちょうど中間にあるような感覚で、遊び心を持ちながら本気で未来を考えられる時間だったと思います。
前川:エンジニアにとっては、独特の緊張感がありました。普段の案件ではある程度余裕を持って開発を進めますが、本当に切迫した状態でやることは、そう多くありません。だから社内ハッカソンは最初から最後まで緊張していて、特に発表の時間は、全チームの成果が一気に披露されるので、会場全体の熱量が最高潮になる瞬間でした。今回は2回目の開催ということもあり、「前回よりも良いものをつくろう」という雰囲気が自然と生まれていて、最初からみんなの熱量が高かったように感じます。
さらに、ハッカソン期間中は東京・大阪をつなぐ匿名チャットも用意され、誰が投稿しているか分からない状態でリアルタイムにコメントが飛び交っていました。拠点を越えてお互いを応援したり、盛り上げたりする空気もあり、VOLTMINDらしい一体感を感じられる時間でした。
【ハッカソンが変えた、それぞれの仕事の向き合い方】
——今回のハッカソンを通じて、自分の仕事のやり方で気づいたことはありますか?
吉武:「自分が困っていることは、きっと他の誰かも困っている」という考え方がより強くなったことです。営業現場で感じる違和感や困りごとは、自分だけの悩みではなく、お客さまや他の営業担当者にも通じる課題かもしれない。
だからこそ、自分の困りごとを正直に言語化することが、提案の起点になる。それをハッカソンを通じて体で覚えた実感があります。ハッカソン以降は、企業への提案でも「今、何に困っているのか」を以前より深く考えるようになりました。
前川:最初から完璧を目指しすぎなくていいんだと気づきましたね。全部決めてから作るより、まずは価値が伝わるものを形にして、そこから改善していく方が、ハッカソンにも今の実務にも合っていると実感しました。アイデアは、工程ごとに出てくるものです。そのサイクルを回し続ける意識が大切だと思いました。
【未来の仲間へ】
役割もバックグラウンドも異なる2人が共通していたのは、「本当に解決したい課題から考える」という姿勢でした。営業のリアルな課題とエンジニアの実装力が掛け合わさった6時間が、1位という結果につながりました。
VOLTMINDでは、こうしたハッカソンをはじめ、職種や部署の枠を越えてアイデアを形にする挑戦の機会があります。「AIで社会を変えたい」「自分の課題意識をプロダクトにつなげたい」「技術だけでなく、事業づくりにも関わりたい」
そんな想いを持つ方と、ぜひ一緒に未来をつくっていけたら嬉しいです。
まずはお気軽に、お話ししましょう。