ガチャマシンを扱う会社で営業をしています、と言うと、たいてい「マシンを売る仕事?」と聞かれます。
違います。私たちが売っているのは、機械ではありません。
「この場所で、この人たちに、どう動いてもらうか」という設計そのものです。
抽象的に聞こえると思うので、この夏、私たちが実際に立っていた現場を並べてみます。全部、2ヶ月のあいだに起きたことです。
■ 6月:東京ビッグサイト、展示会の"回遊"をつくる
RX Japan主催「ライフスタイルWeek」の特別企画『推し活パーク』に、ガチャマシンを8台。
課題は「来場者が同じエリアしか回らない」ことでした。
そこで、カプセルの中身を景品ではなく「各企業ブースのノベルティ引換券」にしました。回して、開けて、次に行く場所が決まる。3日間で800回転、協賛企業は25社。協賛の募集では、予定枠を上回るお申し込みをいただきました。
ここでの営業の仕事は、「マシンを置きませんか」ではありません。
主催者の課題を聞き、協賛の座組みを設計し、25社ぶんの引換券をどうカプセルに収めるかまで考える。ほとんど企画職です。
■ 7月:秋田・千秋蓮祭り、スタンプラリーと組み合わせる
秋田市の「千秋蓮祭り2026 LOTUS FESTIVAL」(7月18日、千秋公園周辺)では、まったく違う使い方をしました。
来場者がスマートフォンで会場内の対象スポットを巡り、デジタルスタンプを2つ集めるとガチャが回せる。景品は祭りの公式グッズ。
ここでのガチャは、回遊の"ゴール"です。同じ月には、第30回を迎えた人形のまち岩槻朝顔市にもマシンを提供しました。
■ 8月:秋田竿燈まつり、ガチャが"売り場"になる
8月3日〜6日の「秋田竿燈まつり」では、公益財団法人秋田観光コンベンション協会さまに計8台をご提供。竿燈をモチーフにした「竿燈提灯キーホルダー」(1個500円)の販売に活用いただきました。
ここではガチャは、集客装置でも回遊装置でもなく、物販の売り場です。
「買う」を「回す」に変えるだけで、体験の質が変わる。売っているものは同じなのに、お客さまの表情が