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人生のコンパスを持つ(転職を考えている人へ...)

今日は、僕の経験上。そして人から聴いた話で、転職(or起業)してうまく行く人と、行かない人の違いについて書いていきたいと思う。

まず、僕が思う、うまく行く人の特徴は、どうしてもやりたいことがある。こっちの方が絶対にお客さんのためになるのに、、もっと満足してもらえるのに、、今のところではそれをやらせてもらえない(業務的にできない)から転職をする。起業して自分でやる。このようなタイプはうまくいく人が多いと感じる。

うちのお客さんには、起業して自らビジネスをしている人がたくさんいるが、、飛び抜けた成果を出している人はほとんどこのタイプのように感じる。どうしてもやりたいことがあって、それを諦められないから、自分でやる。という動機だ。

まあ考えてみたら当たり前かもしれないが、今の仕事が嫌すぎるから、、会社に行きたくないから、、人間関係がうまくいかないから、、そんな理由で会社を辞めて他に移ったところで、その人がめちゃくちゃうまくいくとは思えないだろう。


最近、駅でよく見かけるこの広告。「条件は、今よりいい会社。以上。」これを見るとムカついてくるし、絶対にこんなこと思っているヤツと一緒に働きたくない。笑 お前どんだけ自分の軸とかプライドないねんと思ってしまう。

最近、31歳になった大学の友人の転職の相談を受けたが、彼はまさにこの広告と同じようなことを言っていた。なんとなく今の会社は不満だし、もう年齢的にも最後だから、条件いいとこに行っておこうと思って。と… 何がしたいとか、自分がこれまでやってきたスキルで貢献できるものがあるとか、、そんな話は1つも出てこなかった。

今はかなりの売り手市場だったので、彼はこれでもなんとか転職が決まっていたが、、30後半、40代でこんな状況だったら、もはやそれは悲惨という他ない。多分、どこもそんな人材を欲しいという会社はないだろう。仮に転職できたとしても、結局、自分の軸がないから、また他の会社に目移りするかも知れない。そうなると堂々巡りだ。

おそらく、多くの会社にはこのくらいの年齢で、なんとなく自分の人生このままでいいのかな? このまま終わっていくのかな?… と得体の知れない不安や閉塞感を感じている人はたくさんいると思う。

ただ、僕自身も新卒で某大手企業に入ってしばらくしてから、今の環境から逃げたい気持ちが頭をよぎったことがある。でも、とある本に

”「目の前の仕事を全力で頑張れないヤツが、
他に移ったところで成果を出せるワケがない。」”


そう書いてあって、踏みとどまった。まずは今任されている目の前の仕事を一生懸命やってみよう。と思って、頑張ってみた。すると、最初は苦しいけど、結構楽しくなってくる。僕がやっていたのは営業だったけど、営業のスクールに通ったり、本を読んで、そのノウハウを使うと実際に成果が出る。これがとても楽しかった。

そして、4年くらいかけて、ひたすら自己分析をして自分と向き合ったり、人と会ったり、副業なんかも試してみて、、自分は人生をかけて、いったい何がしたいんだろう。何をするために生まれてきたんだろう?ということをひたすら考えてみた。ここで、自分の人生・仕事で成し遂げたいことの軸がバシッと決まり、それが実現できる会社と出会うキッカケになった。

毎日、仕事をしているとは感じないくらい楽しく働くことができているし、価値観の合う人たちだけと関わることができている。あの時たくさん考えたから、もう大きくブレることはないと言える。

人生のコンパスを持つ

最近、堀江貴文さんや、サイバーエージェントの藤田さん、秋元康さんが推薦していた起業家で、「SHOWROOM」の前田 裕二さんという方の「人生の勝算」 という本を読んだ。この本は、就活生・転職を考えている人にはぜひ読んで欲しい。そして、彼の半端じゃない仕事への基準の高さを感じ取って欲しい。

彼は8歳で両親を失い、小学生の頃から路上ライブで生計を立て、、新卒で外資のUBSに入社し日本、ニューヨーク支社でトップ営業マンに。その後DeNAに入社して、社内企業で「SHOWROOM」というストリートミュージシャンをしていた頃の原体験をもとにしたビジネスを立ち上げた経歴を持つ。自分と同い年だったので、彼の考え方や仕事への姿勢にはとても影響を受けた。

そして、そんな彼が今うまくいっているのも、ブレずに突き進むことができているのも、徹底的に自分と向き合い、自分の人生のコンパス(つまり軸)を明確にすることができたからだ。と言っていた。 半端ないなと思ったのは、彼が就活をしていた大学生の頃のエピソード・・

”「就活では自己分析という作業をします。自分はどんな性格か。今までどんな人生を送ってきたのか。人生で何を成し遂げたいのか。どういった仕事に就きたいのか。ひたすら自分の内面を見つめて、こう言ったことを考えます。


大方の就活生は自己分析の際に、ノート一冊分も書き出したら十分だと考えるでしょう。しかし、自分と人生のストーリーがノート一冊に収まるわけがない。そう思って、自分は自己分析ノートを三十冊以上書きました。積み上げたら30センチぐらいあったと思います。それでも、自分の人生を全て書き出すには、十分ではなかったと思います。」”


30冊以上ってなかなかスゴイよね。でも、彼はそれでは十分じゃなかったと言っている。社会人になっても、ことあるごとに内省を深め、今では最も好きだったストリートミュージシャンの原体験をもとにしたビジネスを立ち上げている。これは、今より条件がどうとかそういう話じゃなく、他人がどうこうでもなく、完全に自分の中から出てきた答え。決して人には真似できない、この人だけのコンパスなんじゃないかなと。

なので、これから就活をする人、転職を考えている人は、面接ノウハウとか、SPIの本とか、、そういうものを読むよりもまず自分と向き合ってみてはどうだろうか。

きっと、それが何よりも強い武器になり、そして自信になると思う。


萩原 敬大


PS.
単にノートに書き出すのももちろんいいし、自己分析やキャリアの洗い出しをするのには「ビジネスモデルYOU」という本は結構良かったかも。(あの神田昌典さんが、10年に一度出るか出ないかの良書とまで帯に書いていた…)

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