1
/
5

デジタルコンテンツとスポーツの相性

皆さんこんにちは!
株式会社dsc(以下:dsc)取締役の山内一樹です。
「デジタルコンテンツとスポーツの相性」をテーマに、昨今のインターネットの普及や他エンターテイメントとの違いも交えながら、これからのデジタルコンテンツの可能性についてお伝えします。
ぜひ最後までお付き合いください。


【目次】

  1. デジタルコンテンツがもたらすスポーツへの影響
  2. 新たなファンエンゲージメントを生み出す
  3. これからも時代とともに進化し続ける

1. デジタルコンテンツがもたらすスポーツへの影響

今や、当たり前のように電車の中や外出先などで手軽に動画を見ることができる環境になっていますが、数年前は同じことができていたでしょうか?
私たちdscがYouTubeのコンテンツを作り始めた2009-2010年頃は、ちょうどスマートフォンが普及し始めた頃で、現在のようにモバイル通信は4Gや5Gなどではなく、ポケットWi-fiを持っている人はおらず、街中でもWi-fiに接続できる場所はありませんでした。
加えて、SNSもそこまで普及しておらず、ブログや当時のTwitter(現X)などのテキストがメインのSNSが好まれていました。

現在のように、インスタグラムでどんな人でも写真を投稿したり、リールやTikTokなどのバズる動画なども存在しなかったのです。

スポーツ観戦も同じで、試合を生配信することは当時の技術でもできたとしても、それをライブで視聴するには自宅でパソコンを開いて、自宅にあるWi-fiに接続して視聴する程度しかできなかったのです。
しかし今、手軽に動画が見れたり、スポーツ観戦も現地に足を運ばなくともできるようになってきました。

デジタルコンテンツの進化は、スポーツの観戦方法やスポーツや選手に触れる体験を根本的に変え、インタラクティブな体験が可能になりました。
今は興味がない、スポーツ観戦をしたことがない人も、何気なくSNSを見ている中で、スポーツや選手の様子を一目見れて気軽に触れることができることは、スポーツを一人でも多くの方に楽しんでいただきたいという想いを持った私たちにとって、デジタル環境の発展はとてもありがたいものでした。


2. 新たなファンエンゲージメントを生み出す

手軽にスポーツに触れられるようになった今、デジタルコンテンツからのファン化やエンゲージメントアップが求められてきます。ただ試合の様子を発信するだけでなく、ファンの方が求めていたり話題になりそうな内容を切り取り編集してお届けします。

JリーグやBリーグとの取り組みがスタートした頃、私たちdscが持っていた想いと共通した部分がありました。それは「若い世代に届けたい、若い世代のファンを増やしたい」です。
理由はそれぞれ違いましたが、その狙いがデジタルコンテンツともマッチする部分でもありました。

「SNSのことは若い人に聞く」とよく耳にする言葉かと思いますが、その通りSNSは主に10-20代の方がメインユーザーです。
そのユーザーの皆さんに届け、力を借りることで、コンテンツのシェアやコメントが増加しファン同士の交流が促進され、ファンコミュニティの形成もできていきます。
さらに最近では、リーグだけではなく、各スポーツチームや選手個人が自らのSNSアカウントを持ち発信することが多くなってきました。そうすることで、ファンとの距離が縮まり、強い応援の結びつきが生まれています。

そうして双方向に発信する、受け取るということが手軽にできるSNSですが、「リアルタイム性」も大きなポイントの一つです。
例えば、試合当日に会場に足を運べずオンラインで試合観戦をしているときに、SNSに「今のプレーカッコよかった」「得点が入った!」など、注目しているポイントや感情を投稿し、SNS上にいる人とリアルタイムで共有することができます。
ドラマや映画、音楽など、もちろんリアルで見たり聞いたりすることもありますが、スポーツの試合はそれらに比べリアルタイムで見ることにとても価値があると考えています。スポーツは、リアルタイムに多くの人が一緒に観戦することで、喜びや悔しさなど様々な感情を共有できる特別なエンターテイメントです。そのような特性を持つスポーツと、リアルタイムでの情報共有に強みを持つソーシャルメディアは、非常に相性が良いと考えています。
「応援」は、スタジアムで声を張り上げて応援するのも応援だと思いますし、オンライン上で観戦しSNS上で一緒に盛り上がるのも、発信するのも立派な応援だと思うんです。


3. これからも時代とともに進化し続ける

今後もデジタルコンテンツはスポーツ界において情報の発信にとどまらず、ファンエンゲージメントやコミュニティの活性化、トレンドを生み出すなど、重要な役割を担うことでしょう。技術の進歩により、よりリアルで没入感のある視聴体験が提供されるとともに、AIやARなどの新たなテクノロジーが活用されることで、より臨場感のある視聴体験が実現されると予想されます。
これまで感じたスピード感と同様、もしくはそれ以上のスピードや進化を感じるかもしれません。
現在、SNS運用をする際、画像や映像制作、投稿文の作成、数値分析、企画力...どれも欠けてはいけないスキルだと思います。
もちろんクリエイターごとに強みはありますが、みんなそれらのスキルを全て身に付けてきた、柔軟に対応できるメンバーが今も活躍し続けてくれています。
柔軟に思考し行動できる対応力がスポーツをデジタルコンテンツで届けるには大切です。
プロスポーツだけでなく、アマチュアやジュニア世代もデジタルコンテンツを活用していけると良いなと思っています。

情報を発信するだけではなく、画像を生成する、ドキュメンタリーを簡単に作れることも一つあるかもしれないし、可能性はたくさん秘めています。

世界的なコンテンツ過多の現代において、スポーツ観戦やスポーツ実施に時間を費やしてもらうことのハードルは高まっています。スポーツ界のグローバルトレンドとしてSNSを含めたデジタルコンテンツを強化する流れがあり、日本スポーツ界においてもコロナ禍を契機に投資が再拡大してきました。

スポーツとエンターテイメントの距離はどんどんと近付いていき、スポーツ観戦はもはや単純に競技のみを見る場から、競技観戦を軸にした多様な体験を得られる場へと進化を遂げています。未来のスポーツ界をつくるのは選手やクラブなどだけでなく、プロデューサーの存在に掛かっており、弊社はスポーツコンテンツのプロデュースを通じてスポーツ界へ貢献してまいります。
デジタルコンテンツとスポーツの可能性は無限大です。私たちdscは、スポーツとデジタルの架け橋となり、スポーツの魅力をより多くの人に届けるため、時代とともに進化し続けるデジタルコンテンツの力を最大限に活用してまいります。

株式会社dscでは一緒に働く仲間を募集しています
同じタグの記事
今週のランキング