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バスケットボールはひとつのエンターテインメント

こんにちは!dsc採用担当です。

先日東京で行われていた「TOKYO STREETBALL CLASSIC」にて大学選抜の選手選考やコンテンツ制作を手がけた前川さんにイベント時の取り組みについて伺いました。ぜひ最後までお楽しみください!


【目次】

  1. TOKYO STREETBALL CLASSICとは
  2. ストリートバスケの面白さ
  3. スターを生み出したい


1. TOKYO STREETBALL CLASSICとは

ーー TOKYO STREETBALL CLASSICについて教えてください

TOKYO STREETBALL CLASSIC[*1](以下:TSC)は、ストリートボーラーが集まる大会です。

よくイメージされるバスケットボールは、Bリーグや学校の体育など体育館でやるものだと思いますが、バスケットボール界には「ストリートバスケ」という文化があります。
特にアメリカだと、街中にバスケットゴールがありボール1つあれば誰でも参加して遊ぶようにバスケットボールをします。カテゴリーの区分もないし、子どもから大人が一緒のチームになって試合やったりと、プレースタイルも自由に、朝から晩まで楽しんでいる人たちがいるんです。それがストリートボーラーです。

日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、ストリートボーラーの皆さんは少なくありません。そんなストリートボーラー選抜と大学選抜の戦いをはじめとした、さまざまなカテゴリの選手が出場するイベントがTSCです。

ストリートボーラー選抜の選手はプロになれなかったり、全国大会に出場はかなわかったけど、今もバスケットボールを楽しんでいるという方が多くいらっしゃいます。
一方で、大学選抜の選手は、高校時代に全国大会に出場していたり、大学卒業後はプロになるような、いわゆるエリートが揃っていて、いわば「雑草魂なストリートボーラー選抜」と「エリート揃いの大学選抜」の戦いという対比が見られるのもストリートバスケの面白さだと思っています。

カテゴリー関係なく、自由に一緒になってバスケットボールを楽しみ、そして遊び心あるプレーもあることがストリートバスケの魅力で、日本でもそんな魅力を広めたいストリートバスケのブランドを展開するアウトナンバーの皆さんと、コラボをしてイベントを開催しています。2017年から始まったイベントで、もう今年8回目でした。

[*1]TOKYO STREETBALL CLASSIC 2024年大会のサイトはこちら

ーー 大学選抜の選手を前川さんが選考されたんですよね...!

そうなんです。普段CSPark[*2]という大学バスケのメディアを運営しており、インタビューや試合の撮影などを通して大学バスケの選手をよく知っているので、私が選抜チームに入ってほしい選手に声をかけました。
ストリートバスケは先ほどお話したように遊び心のあるプレーなども魅力の一つなので、人を魅了するプレーをしてくれそうと感じていたり、選手自身が魅力がある人を選抜しました。
大学バスケの選手たちを多くの方に知ってほしいという目的がTSC開催への想いの一つにあるので、選手にとって普段とは全く違う慣れない場だと思いますが、ぜひ多くの人を魅了してほしいと期待を込めています。

ーー TSC開催の目的として、大学バスケの選手たちを知ってほしいという思いがあるのですね

大学バスケだけじゃなく、大学スポーツ全体がマイナーだと思っています。そんな中、もっと多くの人に見てもらいたいと思った時に、大学同士の対決でどこが勝ったとか、どこが強いとかって、正直あまり注目されないポイントなのです。
でも、例えば「”エリート 対 雑草”だったらどっちが勝つんだ?」という切り口になると、バスケットボールをやっていたり観戦したことがある方は少し興味が湧くのではないかと思い、イベントを開催しコンテンツを届けています。

ーー 実際に会場にいらっしゃったりSNSをチェックしているファンの方は、どんな方が多いんですか?

スイートバスケや大学バスケファンの方はもちろん、純粋にバスケットボールファンでいろんなカテゴリーの試合を見る方もいらっしゃいます。TSCの特徴でいうと年齢層は若く10代、20代がボリューム層で、そこが他のバスケットボールの試合とは違うところですね。

TSCは、イベントを盛り上げるMCやDJがいて、照明が暗めで音楽もガンガンかけて、おしゃれな演出をしています。そんな場を体験したい楽しみたいという方も多いと思うので、年齢層が若めなのかなと思います。そんな会場や雰囲気作りもTSCの一つの見どころですね。

[*2]CSPark:株式会社dscが運営する大学バスケメディア(コンテンツの視聴はこちらから


2. ストリートバスケの面白さ

ーー TSCを終えて印象に残ったことは何でしたか?

2つあって、1つ目は、当日3000人以上の観客にお越しいただいたことです。
過去最多の観客数で、年々注目度があがってきていると感じています。

2つ目は、女子中学生選手の動画がSNSで合計100万再生を越えました!
女子の試合は学生対ストリートで実施し、学生チームには中学生から大学生まで幅広い年齢層の選手が集まりました。そのなかでも中学3年生の選手が、とても上手くてSNSでバズったんです。日本で1番上手いと言われてる中学生なのですが、やはり中学生で一番と言いつつ、体格差がある大人相手に対して、良いプレーを多く魅せ、会場を盛り上げてくれました。
さらに、普段中学の試合ではなかなかしないような、シュートを決めた後のパフォーマンスも含め、彼女がのびのび楽しんでプレーをしている姿がとてもストリートバスケらしいなと感じましたね。

🎥100万再生された女子中学生選手のプレーの様子はこちら

ーー きっとバスケットボールは1つのエンターテイメントですよね。

そうですね。僕は、バスケットボールはエンターテイメントだと思ってます。TSCはまさにエンターテイメントですね。

その女子中学生の選手のように人を魅了できるイベントにしていきたいと常々思っており、近年の男子の試合はシリアスな雰囲気が出てきているので、もっと派手なプレーがあったり、遊び心あるエンターテイメントを選手と一緒に作っていきたいです。

さらに、欲をいえばそれを大学選抜の選手に期待したいですね。
参加した選手がここでしかできないプレーをして人を魅了し、さらにそれがSNSのコンテンツとなり、さまざま人に届いて、選手・大学バスケのファンが増える という流れを作りたいんです。


3. スターを生み出したい

ーー 「大学バスケのファンを作る」がひとつ大きなテーマなのですね

そうですね、大学バスケ全体のファンを作りたいです。
そのためにも、スター選手を生み出したいと考えています。スポーツ観戦をするファンはそのスポーツ自体が好きという方も多いと思いますが、同じくらい「この選手を見たい、応援したい」と思う方が多いと考えています。なので「見に行きたい、応援したいと思われる選手」を生み出したいです。

一人でも「見に行きたい・応援したい選手」ができると、大学バスケにも注目していただけるだろうし、その選手がBリーグの選手になったら、Bリーグも楽しんでいただけるかもしれません。
その一つのキッカケがTSCになれば嬉しいと思っています。

ーー 大学バスケだけじゃなく、Bリーグも含めバスケ全体を盛り上げたいという気持ちが伝わってきました

バスケットボールは、まだまだマイナーだと思うんです。
私たちメディアもそうですし、選手もクラブも大学も今に満足せず、「みんなで盛り上げていかないといけない」と、常に危機感を持っています。マイナーだからこその、コンテンツの生み出し方、届け方があると思うので、普通のことだけをやるのではなく、コンテンツ作りを常に工夫しながら取り組んでいます。

バスケットボールを、日本の中でメジャーなスポーツにしたいですね。
その盛り上げとして、CSParkなどのメディアの役割はやはり影響力があると思っていて、メディアがファンの方に面白さや盛り上がりを届けることもそうですが、その盛り上げを選手とも一緒に作っていきたいですし、メディアを選手に届けたい気持ちもあります。

メディアを通して選手のファン作りの一役を担ったり、もっと面白いキャラを発掘してSNSを通して魅力を届けたり、選手がバスケットボールが盛り上がっているポジティブな影響を受け、さらに競技に力を注ぎ上手くなるなど、ただ情報を伝えるだけではなく、影響力のあるメディアとして、各方面の力になっていきたいと思っています。

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