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【社員インタビュー】自分の弱点を見つけた瞬間、僕はまた一歩「理想」に近づける

Datumix株式会社はDXソリューションを提供する米国「Datumix Inc.」の子会社で、2018年8月に設立された日本法人です。強化学習とデジタルツイン開発を得意とするAIベンチャー企業として、物流効率化サービスなどを提供しています。

今回はそんなDatumixで働くメンバーに「ジョインのきっかけ」や「目標にしていること」を聞いてみました。お話を伺ったのは19歳で渡米。現在はアメリカに住みながらDatumixでインターンとして働き、ゆくゆくは独立を考えている、柴田悠稀さんです。


インターン・柴田 悠稀

高校卒業後に海外へ。

独り立ちを目指すも現実的に難しいことが分かり、尊敬できる人たちの多いDatumixにて、エンジニア、プロジェクトマネージャーとしての経験を積んでいる。

最終的には海外で通用するプロダクトをつくるのが夢。

19歳でアメリカに行ったワケ「探求心に満ちた世界へ」

――柴田さんは今、おいくつですか?

今年の秋で24歳になります。

――19歳のときに、アメリカに行かれたんですよね。それまではどんな生活を?

高校まで野球をやっていました。野球ばかりでまったく勉強してなくて。大学進学を前に「このままじゃまずい」と受験勉強を始めたんですが、それまでほとんど勉強してなかったので上手くいかず1年浪人。医学系の道に進むつもりでしたが、さらに何年も勉強することが「立ち止まってる感じ」がして嫌だったんですね。別の方法はないかと考え、出てきたのが「渡米」です。

――いきなりの「渡米」……!アメリカで、何かやりたいことがあったんですか?

電気自動車のメーカーに「テスラ」というアメリカの企業があります。共同創設者にイーロン・マスクという人がいますが、彼のように米国で活躍する人の記事を多く読んで「こんなに探究心のある人がたくさんいるんだ!」と思い、同じ世界に飛び込んでみたくなったんです。それで日本を飛び立ちました。

――飛びますね……。アメリカでは語学学校に通いながら、インターンを考えていたとか。希望の会社でインターンはできましたか?

それが難しくて……。考えが甘かったですね。インターン先として興味のあった会社があり、そこで働いている人に話を聞いてみたら、思っていたのと違って。何かと制約が多く、働き方が自由じゃなかった。

僕は当時ロケット技術に興味があり、インターンするなら関連企業と決めていたので「さあ、どうしようか」となりました。そんなとき、通っていた語学学校の友人から「草野球を始めるから、一緒にやろう」と誘われて。その草野球で「Datumix Inc.」の創業者に出会ったんです。

アメリカでの「運命的な出会い」

――創業者……?

「Datumix Inc.」は米国の会社で、子会社として2018年に日本法人ができました。創業者は男性ですが、彼に出会ったのは日本法人ができたばかりのころ。「何をしている会社ですか?」と聞くと倉庫自動化のシステムをつくっていること、特許をとった技術があることを教えてもらいました。

――なるほど。じゃあ「Datumix」の事業内容に興味を持ってジョインする流れに?

いや、実はそうでもなくて(笑)。僕には「何かをつくりたい」という気持ちがないんですね。具体的につくりたいものがない。じゃあ、何に興味があるのか?というと目標とする人がいて、その人に近づくために自分はどう変化していけるのか?ということ。変化に興味があるんですね。

――変化に興味、おもしろいですね。では、柴田さんが今目標としているのは創業者の方?

そうですね。

――柴田さんがそこまで惚れ込むなんて。どんな人なんですか?

ひと言でいうと「変わり者」ですね。普通に生活して、出会えるタイプの人ではない。物事を追及しすぎた、そのまた先の考え方を持つ人です。かっこいいなと思いました。その生き方が、自分がやりたかった生き方だと思ったんです。

「経営者になりたい」目標に向かい、学べる環境

――出会いを機に、Datumixのメンバーになった柴田さんは、今どんなことをされていますか?

Datumixでは仮想空間に現実と同じ世界をつくり、主に物流業界の効率化を考えるサービスを提供しています。仮想空間上で現実世界と同等なシミュレーションができれば、より効率的な仕組みを考えることができますよね。そのためには仮想空間上でも現実世界と同じように機械が動かないと、正確に検証できません。僕は仮想空間上でも現実と同じような動きが再現できるよう、シミュレーションの母体をつくっています。

――なんだか難しそうですね。作業に必要なスキルですが、柴田さんは最初から持っていたんでしょうか?

いやそれが、スキルが足りない状態でした(笑)。オーバースペック的なところがあったんです。アメリカで通っていた学校でプログラミング自体は学んでいましたが、それじゃあ追いつかなくて。

――ははぁ……、無茶ぶりされたんですね(笑)

はい。仕事のやり取りは代表の奥村さんとしていますが、無理難題をいわれることも(笑)。でもこれが成長に繋がっています。「できるだろう」という前提で声をかけてもらい、自分はそれに答える。インターンといえど、やっているのは仕事なので「できて当たり前」な世界です。Datumixには秀でた能力を持つ人がたくさんいて、そういう人とふれあっていると「自分は今これしかできない。だから応えていく」と考えるのが自然でした。

――意識が高い……。

できて当たり前なことを要求されて自分ができても、それに対して喜びはあまりないかもしれません。むしろ「まだまだ上がいる!」という感覚。理想が高いんだと思います。

――まぶしい……。柴田さんは「あの人のようになる!」という目標以外に、何か目指しているものはありますか?

ゆくゆくは「経営者になりたい」と思っています。Datumixでは現場で経営の勉強ができることも魅力でした。

――エンジニアとしての技術的なスキルアップだけじゃなく、経営についても学べる?

Datumixは、それぞれの目標を応援してくれます。僕の話でいえばマーケティングや経営についても質問させてもらっています。現場レベルの話を別視点で複数の人に聞いて、自分の中にインプットして。座学ではなく現場で起きていることがベースになります。

――実践的ですね。

そうですね。先日はプロジェクトマネージャー(PM)を任せてもらい、顧客とのやり取りも含め、プロジェクトの計画から運営管理、スタッフのマネジメントなどプロジェクトの全工程に関わらせてもらいました。

――そうなんですね!インターンで、そこまで包括的な仕事を経験するって、なかなかないかなと思うんですが。

確かに大学を卒業して1年目で任されるレベルの仕事じゃないかもしれません。ただ「やってみたい」と自分からアプローチしたら、確実に返事が返ってくる会社です。だから僕もやりたいことはどんどん口に出して、任せてもらっています。

「自分の弱点」を見つけたときが楽しい!

――お仕事していて、楽しいときはありますか?

経営者レベルの話を自分の中にインプットして、それをアウトプットできる機会を待ちながら準備するときが楽しいですね。その一方で「伝えることの難しさ」も痛感しています。現場に出ると年齢の違う人ばかりで、どんな学び方をしてきたかも分からない。話しながら相手に合わせて言語のレベルを変え、自分の思いを言語化するのが難しい。話すことは得意だと思っていたけれど、現場に出てそうではないことが分かりました。

――伝えるのって、ほんと難しいですよね。

そうですね。それから、自分の弱みが分かったとき。言語化力もそうですが「ここも、ここも、ここもできない!」と気付き、これからやるべきことが分かったときはうれしいですね。

――うれしい……?弱みって、できれば見たくないような気もしますが。

弱みを克服すれば、尊敬する人のレベルに近づきます。つまり弱みを知ることが、理想の人に近づくことなんです。

――弱みを弱みのままにしないこと、は柴田さんの中で当たり前のことなんですね。

弱みを標準レベルまでではなく「強みまで引き上げること」が楽しいですね。そこまで引き上げるのは簡単ではないけれど、Datumixでは任せてもらえることの選択肢が多い。弱みを強みに変えられる方法があります。そう思うとワクワクするし、楽しいです。

――では最後に、今後の目標について聞かせてください。

まずはひとつのプロジェクトを、0から100まで自分ひとりでできるようになりたいです。

今は多くの方に助けてもらっている状態ですが、すべてのプロセスを把握したうえで「ほかに良い方法はないですか?」と相談できるようになりたくて。

全工程を自分の中で腑に落ちた状態にするには、時間がかかると思います。でも時間を言い訳にしたくない。環境に慣れ始めると、そこに心地よさを感じてしまい、僕の中の成長スピードが落ちるんです。

だからできるだけ目標達成までの期間を短く設定して、今ある自分のリソースを全部使って、吸収していきたいですね。

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