1
/
5

最近のゲームスタイル(ジャンル)の偏向について

こんにちは!E-kan株式会社エンジニアの吉田です!
本日は弊社エンジニア、尾上の記事を紹介させていただきます。

おはこんばんにちは。E-kan エンジニアの尾上です。

皆さん、ゲームしてますか? PS5の通常販売が開始されたり、大型タイトルの発売や発表が相次いでいて、ゲーム業界は今年も賑やかですね。
さてそんな中、新発売されたタイトル群(の中でも動画等でよく取り上げられているもの)を見ていて思うことがあります。
「なんか、同じようなの、多くね?」と…。

例を挙げましょう。
まずは「Wo Long - FALLEN DYNASTY」。
3/3にコーエーテクモゲームスから発売されたタイトルです。


Wo Long: Fallen Dynasty
ウォーロン フォールン ダイナスティ 2023年3月3日発売。三国乱世を戦い抜くひとりの義勇兵の物語。舞台は後漢末期の「三国志」、名もなき義勇兵が、中国武術を駆使した流麗な剣戟アクションで、妖魔はびこる乱世に立ち向かう。対応機種:PlayStation®5 / PlayStation®4 / Xbox series X|S / Xbox One / Xbox Game Pass / Steam® / Windows®
https://teamninja-studio.com/wolong/jp/


本作は、西暦184年の中国、後漢末期…つまりは三国志の時代を舞台とする、斬撃アクションゲームです。もちろん、よく練られたオリジナルシステムや三国志という背景を活かした世界観等、光る要素はいろいろとあるものの、そのアクションとしての雰囲気は、あえて雑に言うならば「三国志版ダークソウル」(ダークソウルが分からない方はグーグル先生に聞いてください)。難易度としては高めで、数発食らえば倒れてしまう敵の強い攻撃をパリィ(攻撃を食らう瞬間にガードすることで攻撃を弾き隙を作り出す動作)で捌きながら対応するアクションが主体のゲームです。

次に「WILD HEARTS」。
2/16に海外の雄エレクトロニック・アーツから発売されたタイトルです。
開発は「真・三国無双」で有名なω-Forceが担当しています。


WILD HEARTS™ | EA Originals
メール設定を変更するか、privacyadmin.ea.comよりお問い合わせいただくか、またはElectronic Arts Inc., ATTN: Email Opt-Out, 209 Redwood Shores Pkwy, Redwood City, CA, 94065, USAまで郵便で連絡することで、いつでも購読を解除できます。 今すぐ登録して、EA Originalsの最新ニュース、アップデート、開発秘話コンテンツ、限定オファーなど(EAニュース、製品、イベント、プロモーションを含む)をメー
https://www.ea.com/ja-jp/games/wild-hearts/wild-hearts


本作は中世の日本を舞台に、自然の力を手に入れた巨大な「獣」から人々の命や生活を守るべく狩人「獣狩」として獣を狩猟する、ハンティングアクションゲームです。このハンティングアクションというジャンルには長らく「モンスターハンター」が圧倒的王者として君臨しており、本作はそんな王者に真っ向から勝負を挑むタイトルであるということで話題になりました。

瞬時に足場や防壁を作り出す「からくり」を活かした戦闘システムや、ありそうでなかった日本を舞台にした世界観等、独自の要素を引っ提げて、確かに差別化を図ろうと創意工夫したことは見て取れます。しかし本作は、これまたあえて雑に言うならば「和風モンハン」に違いなく、ゲームに詳しくない方には前段の「Wo Long」とも同じようなものに見えてしまうのではないでしょうか。

最後に「ホグワーツ レガシー」。
アヴァランチ・ソフトウェアという海外メーカーが、ワーナー・ブラザース傘下のレーベルのもとで開発、2/10に発売されたタイトルです。


ホーム
舞台は1800年代のホグワーツ。この物語の主人公は、魔法界を引き裂きかねない古代の秘密を解く鍵を握っています。仲間を作り、邪悪な闇の魔法使いと戦い、魔法界の運命を左右しながら、ホグワーツでの生活を堪能しましょう。
https://www.hogwartslegacy.com/ja-jp



本作は、かの有名な「ハリーポッター」の世界を題材にしたオープンワールドアクションゲーム。ハリーが活躍した頃より100年前後が過去の世界を舞台に、ホグワーツ魔法魔術学校に編入することになった主人公が、キャンパスライフを楽しむ一方、何やらきな臭い事件に巻き込まれて…といったストーリーが展開されます。
ハリーポッターの世界観で遊べるゲームということで、期待や不安を煽った本作ですが、蓋を開けてみればその世界観の再現度は素晴らしく、発売後、非常に高い評価を得ました。そういう意味では強いオリジナリティを主張している本作ですが、とはいえゲームジャンルとしては、近年当然になりつつあるオープンワールドの探索を主体としたアクションゲームであることには変わりありません。

一応誤解がないようにお伝えしておくと、ご紹介した三作は、いずれもよくできた名タイトルであると思っています。いずれも次世代機専用または推奨タイトルということで私は触っていませんが、動画配信等を見て、とても魅力的に感じています。
しかし近年、あらゆるゲームが「オープンワールド(または疑似オープンワールド)のシューティングやアクション」に類するスタイルを採用しているな、と思うわけです(これが言いたいがために前置きが異様に長くなってしまった…)。

もっとも、その理由は明らかで「このスタイルがプレイヤーに対して、最も効果的にゲームのプレイ体験を強く伝えることができる」からに他ならないんですね。実際、私も大いにこのスタイルの様々なタイトルを、とっかえひっかえ楽しんでおります。しかし頭の隅で「どれも同じ感じだな…」と感じるのもまた事実で。
このスタイルを越えた新しいスタイルは、どのような姿なのでしょうね?
VRになるのか、はたまた…。楽しみに待ちたいと思います。

というどこにも行きつかないオチで今回は以上です。
また次の記事でお会いしましょう!

E-kan株式会社では一緒に働く仲間を募集しています
同じタグの記事
今週のランキング