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インターネットが好きすぎて中学で単身渡豪。一度諦めたエンジニアになるという夢を実現し、今のecboに入社した経緯と裏話。

ecbo入社インタビュー Vol.2:リードエンジニア 金子哲也

この7月からecboに入社したサーバーサイドエンジニア、金子にインタビューをしました!
インタビュアーはecboのコミュニティ・マネージャー、辻が担当します。

プロフィール:

1986年生まれ。中学から10年間オーストラリアで過ごした後帰国。エンジニアとしてSIerやスタートアップなど数社を経験し、2018年7月よりecbo株式会社に入社。

:ecboで何をご担当されているか含め、簡単な自己紹介をお願いします!

金子:エンジニア兼バリスタです。サーバーサイドエンジニアというポジションで、主にecboのウェブサイトであったり、今後出るアプリ用のAPIエンドポイントを開発しています。

:ecboを知り、入社したきっかけは何だったのでしょうか?

金子:もともとスタートアップが好きなので、TechCrunchの記事を読んだり、昨年のIVS Launchpadで優勝していたのを見て、存在は知っていました。ただ、受けようと思ったのはecboのHR担当からWantedly経由でスカウトをいただいたことがきっかけです。

:こちらからのアプローチという形だったんですね。転職したいタイミングだったのですか?

金子:そうですね。そろそろ転職をしたいなと考えていて、いくつか会社を受けている最中でした。なのでちょうどタイミングが合ったというのは大きいですね。

:そうなんですね。他にも受けていた企業があった中で、ecboを選んだのはなぜですか?

金子:まだ小さい会社なので、責任も大きい分、自分たちでどうとでもできる領域の幅が広くて、自分たちで改善できる部分・良くできる部分がたくさん残されている。そういったところにやりがいを感じました。

:社会人になってからずっとエンジニアのお仕事をされているんですよね。そういった勉強を大学でもされていたんですか?

金子:はい、やっていたのですが中退をしまして実は商学部に移っています。

:そんな背景があったんですね!それはなぜ…とか聞いても大丈夫ですか?

金子:はい!笑 もともとずっとエンジニアになりたくて、そっちの方向に進むつもりだったのですが、大学の授業についていけなくなって自分には向いていないのではないかと思い、商学部に移ったんです。その頃はずっとオーストラリアに住んでいて。

:いつからオーストラリアに住んでいらしたんだっけ。

金子:中学ですね。中学、高校、大学とオーストラリアにいました。大学に入るまで物理や数学、情報システム学など、理数系の勉強だけをずっとしてきました。ただ、いざ大学に入ってより専門的に学ぼうとなった時に、ちょっと自分に合わなかったなと思い商学部に移りました。

でも日本に帰ってくると、コンピュータサイエンスの学位がなくても、エンジニアになれる、というキャリアパスが用意されていたので、もう一度チャレンジしてみようかなと思ってエンジニアとしてのキャリアをスタートしました。

なので就職してからもう一度やり直して、そこからずっとエンジニアです。

:実際に仕事にしてからはどうですか?

金子:はじめは辛かったですね。新卒で入った会社の研修は泣きながらやっていました。でも、結果的にエンジニアの道を選んでよかったと思っています。

:そうなんですね。でも学校での勉強よりも実践的な方が断然面白いですよね。中学でオーストラリアに行ったというのは、自分で行こうと思って行ったんですよね。

金子:そうです。ずっとコンピュータが好き、インターネットが好きでした。
でも自分が通っていた中学校は1週間に1時間しかコンピュータを触れる時間がなくて、しかもみんなで一緒にタイピングの練習をしましょう、みたいな授業なんですよね。ちょっと…これに付き合うのは嫌だなと思い。笑

:もうその頃にはタイピングなんてとっくにマスターしていたと。笑

金子:はい、もう自分でホームページを作っていたりしたので…

:すごい。小学校の時とかからですか?

金子:そうです。なので、1時間しか触れないのは嫌でした。オーストラリアであれば早めの時期から専門的に学べる。授業は選択式で、学年が上がるごとにどんどん科目数が減っていくんですよ。なので、苦手なものは切っていって、自分はどんどん理数系の科目だけに絞っていきました。

:でも日本の教育ではダメだと思って自ら海外に出て行くのを中学で決断したのはすごいですね。アメリカとかではなくオーストラリアを選んだ理由は何かあるんですか?

金子:母親が反対したのが大きいです。アメリカだと銃社会だから怖い。イギリスだと遠いしご飯の評判も良くない。オーストラリアであれば距離もちょうどよく、時差もほぼなく、当時は為替のレートも良かったおかげで物価もその当時はすごく安かったんですよ。なので親としては送り出しやすい国で、納得してもらえました。

:なるほど。そして日本に帰ってきてからは新卒で企業に入られたんですよね。ecboは何社目ですか?

金子:4社目です。ほぼ2年ごとに変わっています。笑

:それはでもやっぱり、その時々でやりたいこととか目標・目的が変わっていったからですか?

金子:そうですね。1社目は受託開発といって大手の会社から「こういうものをつくって欲しい」という依頼を受けてつくる会社でした。そこで学ぶことも沢山あったんですが、お客さんがつくりたいと決めたものを言われた通りにつくる、という仕事だったので、自分たちがエンドユーザと向き合って、本当に必要とされているものを考えながらつくるということができなかった。
そして自社でサービスを運営しているベンチャーに移りたいなと思うようになりました。

2社目ではそういったところを思い通りにやれるところに入社して、どういうものをつくるか、どうやってつくるかなどを自分で考えながらできる仕事はとても充実していたのですが、30を手前に次のキャリアパスを考えた時に、エンジニア以外のスキル、例えばビジネスメールとか、クライアントのところへ行って話すとか、そういったことをやってこなかったことに対して急に不安になって。笑
そこで、外でお客さんと話したり、社会人として対外的コミュニケーションスキルを磨ける環境を探していた時に前職に出会いました。

そこではB2B2Cと言うサービスの性質上、クライアント先に出て行くチャンスがあったので、色々と学ばせてもらいました。そして、そろそろサービス開発に軸を戻したいなと思ってきた頃に転職を考え始め、今に至ります。

:次の仕事はスタートアップやベンチャー企業の中で見ていたんですか?

金子:はい、その中でしか見ていませんでした。

:ecboは今までいた3社の中では規模は一番小さいですか?

金子:いや、2社目が一番小さかったです、2人目の社員だったので。なので小さな組織で働くという経験はありました。

:ecboで働き始めて、どうですか?

金子:自由度が高くワクワクします。コインロッカーが今の時代のニーズと合っていないという課題は自分の経験からも感じていて、今後さらに成長する領域だと思います。なので、3年後、5年後大きくなった時にどういうサービスになっていたいか。そこから逆算して、どういう組織になっていればいいか、というのをエンジニアのポジションから考えるのは楽しいです。

今回からはエンジニアの採用にもがっつり携わっているので、こういう人たちが入ってきてくれると理想の未来により近づけるな、というのを考えたりします。それは楽しくもあり、挑戦しなきゃいけない部分でもあるので、試行錯誤はしてる感じです。

:そうですね、この規模だと自ら組織作りに関しても考えなければならないことが多いですよね。
今採用にも力を入れていますが、どんな方と一緒に働きたいですか?

金子:やっぱりecboのサービスに共感してくれる、同じ課題感を持っている人。
私自身も旅が好きで、よく国内外問わず旅行しますが、やっぱりスーツケースが邪魔になる時があって、どうしてもバックパックを選んでしまうことが多いです。そっちの方が預けやすかったり、最悪背負っていればどうにかできるので。

:今いるメンバーは本当に共感値が非常に高いですし、情熱を持ってサービスを創っていますよね。

金子:ですね。それが本当に課題だと感じていて、それを解決することに価値があると思っている人は、やっぱり仕事をしていても情熱を持てると思うので。

:今後金子さんはecboをどういう会社にしていきたい、ecbo cloakをどんなサービスにしていきたい、など何かありますか?

金子:自分は海外にいて、同じ課題を感じたので、これは早く海外に持っていきたいですね。日本でいろいろ試行錯誤を繰り返して、そのノウハウを海外に展開するっていうやり方は正しいと思うんですけど、でも早く海外に持っていきたいなと思ってます。
それで海外拠点へ働きに行けるようになったらいいですよね。仕事で海外に行ってみたいです。笑

:いいですね。笑 私も台湾出張めちゃくちゃ楽しかったです。笑

金子:うわーいいな。笑 
このプロダクトであれば海外のマーケットを狙えると思っているので、そこで世界展開する際の一員になれればいいなと思っています。

:でもそういえば、オーストラリアに中学から大学までいらっしゃいましたが、そのままオーストラリアで就職するっていうのはやっぱりハードルが高かったんですか?

金子:高かったですね。コンピューターサイエンスの学位を習得し、そのままエンジニアとしての就職先を見つけるのであれば、永住権を獲得できる可能性が高かったんですけど。

:でしたらこうして日本にいながら、海外に出て行くような企業で働いて、海外で働くっていう夢も実現できたらベストですね。
それ以外に金子さん自身の夢ってありますか?

金子:今後プロダクトマネージャー寄りに寄っていきたいです。エンジニアのバックグラウンドを持っているので、技術でどんなことが可能なのか見極めつつ、プロダクトの方向性を決める役割をやっていければいいなと思っています。

それはエンドユーザーと店舗側の課題を熟知した上でできる仕事だと思うので、もう少し先にはなると思いますが。ゆくゆくは、より未来の方向性を考える仕事を代表にはやってもらい、目の前のプロダクトの方向性はこっちで考える、というような役割分担ができたらいいのかなと思います。そしてそのプロダクトの方向性を考える、というところを自分がやっていきたいなという風に思っています。

:なるほど。あとはうちにバリスタがいてくれているので最近かなり助かっています。笑
美味しいコーヒーをいつもありがとうございます。笑

金子:いえいえ。笑 次にまたオフィス移転をしたら、もっといい機材を入れてくれるとのことなので、楽しみにしていてください。笑

:お、期待してます!笑 コーヒーはもう完全に趣味ですか?笑

金子:(そっちも仕事にしたいなああ!笑)今個人でいろいろと動いているので、そっちがいずれ本業になったりしたら…いいなあ…とか…笑。

もちろんecbo cloakも人生をかけてもいいなと思うプロダクトなのでecboに入ったのですが、コーヒーはコーヒーでずっと好きで、大学時代にバイトしていたレストランでエスプレッソマシーンを使ってコーヒーを淹れたりしていたので…そっちがうまくいくんだったら…(あ、ここカットでお願いします。笑)

:人生何があるかわからないですからね!笑

金子:ですね!!笑


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世界中で使われるウェブサービスを開発したいエンジニア Wanted!
私たちは、主に次のような事業を運営しています。 ■荷物預かりサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」(https://cloak.ecbo.io/) 2017年1月にローンチ。スマホ予約でかんたんに荷物を預けることができるサービス。駅構内・郵便局・カフェなど、近くのお店・施設を検索し、確実に荷物を預けられます。 現在、日本全国47都道府県・1,000店舗以上に導入されています。 ■宅配物受け取りサービス「ecbo pickup(エクボピックアップ)」 2019年9月に発表。「エクボクローク」が導入されているお店・施設で、EC購入商品をかんたんに受け取ることできるサービス。Amazon社と提携し、現在Amazon購入商品を導入店舗で受け取ることができます。
ecbo Inc.
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わたしたちは、「荷物を預けたい人」と「店舗の空きスペース」をつなぐ荷物預かりプラットフォーム「ecbo cloak(エクボクローク)」( https://cloak.ecbo.io/ )を運営しています。 現在、東京・京都・大阪・福岡・沖縄・北海道といった主要な都市で、カフェ、美容院、コワーキングスペース、神社、最近ではJR東京駅、郵便局、TSUTAYA、百貨店の福岡三越などといった様々な業態で、荷物預かりのインフラとしてご利用いただいています。 ■2018年2月6日にシリーズAで資金調達を実施しました。 http://jp.techcrunch.com/2018/02/06/ecbo-fundraising/ 今後はテクノロジーを活用して『ボタン一つで荷物を保管し、運ぶ』ことができる革新的なプラットフォームをめざしていきます。
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