皆さん、こんにちは!
エッジテクノロジー株式会社 採用担当です。
先日、「コンテキストエンジニアリング入門」をテーマにした社内勉強会を開催しました!
東京大学を卒業後、民間企業の研究所を経て米IT大手でAI研究に従事後、現在は複数企業の技術顧問や自社サービス運用・DX推進を手掛ける江口天 氏を講師としてお招きし、登壇頂きました。
単なる「質問に答えるチャットツール」を超えて、自律的に業務を進める「頼れるチームメンバー(AIエージェント)」へとAI進化させるための設計思想や、営業とエンジニアの連携に役立つ実践フレームワークを学んだ本勉強会の様子を、コンパクトにお届けします!
■ AIを「相談相手」から「実務担当」へ変える「コンテキストエンジニアリング」とは?
従来のチャットAIは質問に答えるコンサルタント的役割でしたが、最新の「AIエージェント」は自ら判断しシステムを操作して仕事を完結させる「優秀な実務担当」です。
しかし、どれほど優秀なAIモデルでも単体では以下の3つの弱点があります。
- 社内データを知らない(社内資料や商談履歴がない)
- 直前のやり取りを忘れる(複数ステップの文脈を見失う)
- 手足がない(社内システムやツールを操作できない)
この弱点を補い、AIに「知識」「記憶」「手足」「手順」を与えて業務を実行できるようにする環境設計こそが「コンテキストエンジニアリング」です。
■ AIエージェントを動かす「4つの設計要素」
勉強会では、AIエージェントを構築する重要要素として以下の4つが挙げられました。
- 長期記憶(RAG): 社内マニュアルや資料を参照し、嘘のない回答を実現(会社の知識)
- 短期記憶: 案件ごとの文脈や経緯を適切に保持・切り替え(会話のメモ)
- 行動・ツール(MCP): AIと外部システムをつなぎ、受発注や通知等を実行(システム操作の手足)
- スキル(Skills): 業務手順やルールを守らせ、誤動作を防ぐ(ベテランの手順書)
■ 営業とエンジニアの架け橋となる「4つの質問」
クライアントの「業務をAI化したい」という要望を整理し、社内エンジニアへスムーズに引き継ぐための「4つの質問フレームワーク」も共有されました。
① 長期記憶: 参照させたい社内データは何か?
② 短期記憶: 単発の回答か、複数ステップの業務か?
③ MCP: どの業務システム(基幹系・Slack等)と連携するか?
④ Skills: 絶対に守るべき業務ルールや承認フローは何か?
この4視点で整理することで要件定義が明確になり、スピーディな提案やチーム組成が可能になります。
■ 発展形:ハーネス&ループエンジニアリング
さらに講義では、複数のAIを安全に運用するための最新概念も紹介されました。
- ハーネスエンジニアリング: AIの権限制限・常時監視・緊急停止機能を設計し、暴走を防ぐ「手綱・安全帯」の仕組み。
- ループエンジニアリング: AI自身に「実行→検証→修正」を繰り返させ、自律的にアウトプットの精度を上げさせる設計。
どちらも「AIモデルそのもの」ではなく、「AIを取り巻く環境やルールの設計」が鍵となります。
■ おわりに&採用メッセージ
講義後のQ&Aタイムでも、実際の案件を見据えた具体質問が飛び交い、大盛況のうちに終了しました!
【質問をする営業メンバー】
エッジテクノロジーでは、最先端のAIトレンドや設計思想を学び、営業・エンジニア・コンサルタントが一体となって課題解決に挑戦しています。AIエージェント時代を切り拓く環境で共に成長したい方、ぜひカジュアル面談でお話ししませんか?
ご応募を心よりお待ちしております!
【会社紹介資料】 https://bit.ly/4cU880E