こんにちは!イードアの採用担当です。
当社の新潟支社で次々と仕掛けられる新たなプロジェクト。
そのなかで多様な事業を担当する大西努さんにインタビューを行いました。
―現在担当されているお仕事について教えてください。
現在は主に3つの領域で動いています。
1つ目は、新潟県内のスタートアップと、県外のCXOやマネージャークラスなどの経営人材とのマッチングです。スタートアップの成長には、外部からの知見や経験が欠かせない。顧客の経営課題を掘り下げた上で、スタートアップの成長に必要な人材を提案しています。
2つ目は、大学の先生が持つ“技術シーズ”を事業化し、ディープテックスタートアップ創出へとつなげる取り組みです。研究者である先生はどちらかと言うと起業よりも研究者としてのキャリアを選択する場合が多かったり、研究が多忙で事業化が難しいことが多いんです。どうしたらその技術が社会実装されるのかという視点から、経営人材との最適なマッチングや、起業の伴走支援・調査を行っています。イードアがこれまでに行ってきた取り組みとその実績は評判となり、県外の大学からも相談が来るなど、大学発スタートアップの支援は広がりを見せています。
そして3つ目は、新潟の大手企業が主催するオープンイノベーションプログラムの運営支援です。地方や地方企業が持つアセットを活かした新しいビジネス創出を行うことで地域の活性化に貢献出来ていると感じます。今後も新潟支社としては地元企業や教育機関、金融機関、自治体等との連携を深めながら、新しい価値創出を仕掛けようとしています。
―地域に根差した仕事が多いですね。どのようにして案件が生まれているのでしょうか?
主に行政が行う「プロポーザル(提案依頼)」に対して、当社の強みを活かして提案することで採択後、プロジェクトとして実施することになります。このプロジェクトにおける品質にも拘っています。イードアが行った様々なプロジェクトの成果がイードアの評価となり、新しい案件獲得にも繋がっています。
―競合はどのような企業になりますか?また、イードアの強みはどこにあるのでしょうか?
例えば「若者の地元定着」や「UIターン」、「人材確保」という事業であれば大手人材系企業も競合です。ですが、我々は単なる人材のマッチングではなく「その企業の成長に何が必要か?」という経営視点から人材ニーズを紐解くところが強みです。戦略から考えるアプローチは人材系以外のDXや新規事業開発でも同様です。
手段が目的化しないよう、本質的な課題解決につながる提案を徹底しています。
また、地元のイノベーション施設「NINNO」(https://ninno-plaka.com/)に入居していることで形成されたコミュニティとの関係性や、経営者と日常的に関わる距離の近さが、行政や企業、地域からの信頼にもつながっています。
―イードアに入社する前は、マイナビでのご経験が長かったとうかがいました。
マイナビには約8年間在籍していました。最初は新卒採用領域の営業職で新潟支社に配属。企業の幹部人材となるような新卒採用を確保するためにあらゆる提案を行う仕事で、媒体提案、イベント企画、人材紹介、研修、適性テスト、タレントマネジメント、採用広報物の制作など、採用活動に関わるほぼすべてを網羅的に担当していました。
その後、本社に異動し、マイナビの新規事業第一号案件となる「アルムナイ活用支援サービス」の事業開発のマネージャーとして主にサービスの認知拡大とリード獲得のためのマーケティング施策、セールス、品質テスト、エンジニアと連携したサービス開発等営業とはまた違う思考が求められる仕事でした。
―新規事業開発は未経験でのチャレンジだったのですね。どんな苦労がありましたか?
大手とはいえサービスとしては初期フェーズのため、分業しきれておらず自分たちでなんでもやるところが大きな違いでした。予算も潤沢ではない中で、どんな施策があたるのか正解はなく、運用上の品質管理までやる必要があったので、非常に業務範囲が広く、人生においても最も多忙な時期だったと思います。
でもその経験が今のキャリアにも生きているのは間違いありません。
―イードアに入社してからの成長実感や、得られた経験はありますか?
一番は「三方良し」の価値観が身についたことです。イードアでは「この案件は社会や相手企業にとって本当に意味があるのか」という判断基準があり、そこに共感しています。「儲かるか」「次につながるか」だけではなく、地域やステークホルダーの未来にどんな貢献ができるかを考えるようになったのは、大きな変化だと感じています。
―一緒に働くメンバーはどんな人たちですか?
性格的には、明るすぎず静かすぎず、ちょうどいい距離感の人たちが多い印象です。自分の考えをしっかり持ちながら、相手の立場にも立てるような人が多いので、自分にとっては居心地のよさを感じています。
―仕事の進め方について教えてください。
プロジェクトごとにメインのPMは決まっていますが、完全な単独行動ではなく、1つのプロジェクトを2〜3名で担当する形が多いです。プロジェクトの成熟度にもよりますが、週1程度の定例ミーティングを軸に進行しています。
私が関わっているスタートアップ向けの外部経営人材マッチング事業では、社内メンバーに加えて、イノベーション支援系の外部パートナー企業と連携していて、新潟県の職員の方も同席していただいて事業説明に行くこともあります。
正直、プロジェクトマネジメントは難しいなと感じる場面も多いです。ほかの事業では地域の金融機関や企業10数社との調整も必要ですし、もっと大きな案件もありますがは金額がやステークホルダーが多くなるとその分工数はかかり、事業全体の設計力が問われます。
―新潟支社ならではの魅力や特徴はありますか?
行政・大学・スタートアップ・金融機関・地場企業など、多様なプレイヤーが地域に密接に存在しており、「新潟×イノベーション」のために日々コミュニケーションが取れていることです。それぞれの関係性が濃く、意志ある人たちが集まっているので、地域発で面白いことが生まれやすい。イードアがそのハブになれていることが、新潟支社の一番の価値だと思います。
―今後の展望についても、最後に聞かせてください。
新潟の地で独自性のある事業・プロジェクトを展開していきたいです。メディアにも取り上げられるような、“他にないこと”を地域で仕掛けていく。それが結果的に、新潟県、地域企業、教育機関、金融機関、そして人材にとってプラスになればいいなと思っています。
大西さんの話から、既存の仕組みにとらわれず、様々なステークホルダーを巻き込んで新しい価値を生み出していく。そんな姿勢が、イードア新潟の独自性と未来をつくっているのだと感じました。
前例のない取り組みばかりだからこそ、正解はない。必要なのは、知識やスキルよりも、“一緒に考えぬく力”と、“やってみよう”と動き出せる前向きさなのかもしれません。
イードア新潟支社では、地域の可能性を信じ、仲間と信頼関係を築きながら挑戦できる地方創生コンサルタントを募集しています!
ぜひご応募お待ちしております。